共通テストの基礎知識2025年1月試験
もうすぐ出願の締切ですね。
2024年10/7(月曜日)ですよ。お忘れなくです。
試験は2025年1/18、1/19です。追試験/再試験は1/25、1/26です。
7教科あるので、一日では終わらないんです。
1/18
英語-リーディング80分、100点
英語リスニング60分、100点
その他の外国語(仏独中韓)80分、100点
国語-⼤問が1つ増えて5つ、時間は10分延長で90分です。200点満点
大問1(現代文45点)大問2(現代文45点)大問3(現代文20点)
大問4(古⽂45点)、第5問(漢⽂45点)
古文や漢文は受けなくていい受験生もいますね。
地理歴史公民-総合という名称の科目は25点で、探求は75点です。
「地理総合,地理探究」
「歴史総合,⽇本史探究」
「歴史総合,世界史探究」
「地理総合,歴史総合,公共(うち二科目を選ぶ。各々50点)」
「公共,倫理」 公共が25点です。
「公共,政治経済」 公共が25点です。
この六科目/6パターンから、最大で二科目を選ぶ。一科目なら60分で、二科目を解く人は130分です。
情報Ⅰ-60分、100点
数学と理科は大して変わっていません。
そもそも誰が受けるのか、自分には必要なのかもわからない人もいると思います。いつ何をすれば受けられるのかもわかりにくいと思います。
2年前に書いた記事を改定して、書きますね。
誰が受けるの?
国立大学、公立大学(府立、県立、道立、都立、市立など)を受験する人のほとんどは、共通テストを受けると思います。
例えば、東京大学を受験する場合は、地元の会場で共通テストを受けて、ある程度の得点を超えていると、東京にある東京大学のキャンパスで第二次試験を受けられます。
私立大学にも、共通テスト利用入試枠というものがあります。
共通テストを受けると、その得点で合否を判断します。
「英語200点、世界史探求と歴史総合で90点、国語は190点ですか。うちの大学の基準をクリアしているので、入学してください」というものです。
大学によっては、
「共通テストで国語と世界史を受験してください。英語は、わが校が作成した問題に解答してもらいます」というところもあります。
メリットとデメリット
国公立(国立と公立)の場合には、特にありません。
私立の場合には、共通テスト利用入試を受けると、
①受験費用が安くなる。
例えば、各大学のキャンパスで受験する一般入試の枠で、3万5000円(大学ごとに違います)を払って、7大学を受験すると、24万5000円です。
共通テスト利用入試は、会場も使わないし、監督官もいらないし、作問もしなくていいので、安くしている大学が多いです。
例えば、2万円(大学ごとに違います)で7大学を受験すると、14万円です。
②交通費があんまりかからない。宿泊費がかからない。
京都から東京に行って受験すると、新幹線代、ホテル代がかかります。
共通テスト利用入試なら、地元の会場で共通テストを受験するだけなので、その費用がかかりません。
③一日で7つの大学を受験できる。
3つでも7つでもいいんですけど、文系なら共通テストの第一日目1/18に英国世界史の試験があります。一日で必要な科目に解答できます。
ストレスもかかりにくいと思います。
例えば、桃花大学が2/20、枇杷大学が2/21、龍果物大学と林檎大学が2/25という試験日程だとします。
2連続というのはかなり疲れます。
それに2/25はどちらも受験したい大学です。困りますね。
こういう時、1/18に共通テストを受験して、枇杷大学、龍果物大学には共通テスト利用入試で出願します。そうすると2/20に桃花大学、四日休んで2/25に林檎大学を受験することができます。
④自己採点でだいたい合否がわかる。
龍果物大学の共通テスト利用入試の合格最低点は、昨年は396点/500点だったとします。1/18の時点で、自己採点したら、430点だった。たぶん合格でしょう。共通テスト前に出願する大学と、後から出願する大学があるんですけど、これから出願するなら「出願したら、もう合格」とわかります。
仮に第一志望が2月の桃花大学だとすると、もう大学生という身分を手に入れた安心感の中で受験することができます。安心してたるんではいけないんですけど、ストレスから体調が悪くなったり、焦ることは少なくなると思います。
⑤倍率が高い。合格最低点が高い。
桃花大学の史学科は、一般入試の場合、90人合格するとします。
去年の合格最低点を取った人の偏差値が60だったとします。
共通テスト利用入試は、枠が少ないので、10人だったりします。
合格するためには、偏差値66が必要です。
⑥かなり高い得点が必要になるので、かなり余裕のある滑り止めに利用する人が多い。
自分の偏差値が60で、第一志望の大学の偏差値が62のとき、共通テスト利用入試だと、偏差値68が必要だったりするので、さらに合格する可能性が低くなります。
どの科目を受けるのか
大学が指定する科目を受けましょう。
受験する予定の国立大学や、2月に出願する私立大学の共通テスト利用入試の説明を見ましょう。そこに指定科目が書いてあります。パスナビさんでもいいかもしれません。地理歴史公民では、公共や政治経済などでは受験できない大学も一部あるので、注意しましょうね。どの大学を受験するかを決めていない人は、世界史探求、日本史探求の学習をしておくと選択肢が多くなると思います。
日程
●受験案内の取り寄せ(個人/高卒の人)
①郵送で申し込み(通常発送)
もう受け付けています。9月下旬が期限でした。
届くのは9月1日以降でした。
②郵送で申し込み(1、2日で届く発送)
9月1日-9月29日に受け付けていました。
1、2日後に届きます。
③共通テストを実施する大学の窓口/受付で受け取る方法
予約は要りません。電話をしてどこで配布しているのか、残部があるかどうかを訊きましょうね。
9月1日-10月7日に受け付けます。
その場で受け取れます。
④高等学校に通っている人
たぶん、学校でくれます。
受験案内に入っている願書に記入をしたり、お金を準備したりします。
ただ、出願には紙の受験案内が必要です。
外国籍の人、外国の学校を卒業した人などは、受験資格があるかどうかを問い合わせましょうね。
問い合わせの期限があったはずで、出願よりも前だったような。
必要な人は確認してください。
持病があって配慮が必要な人も、出願前に問い合わせをしてください。
●9/25-10/7 出願
払い込みは9/1-10/7
1、2科目なら12000円、3科目よりも多いと18000円。
高卒生の卒業証明書は一年前に発効されたものでも利用可能だそうです。
ちなみに個別の大学に出願する時に必要な高校の内申書\通知表は、大学によって有効期限が異なります。「三か月以内に発効されたもの」というのが一般的ですね。だから、共通テスト用に卒業証明書を9月に取得するので、ついでに通知表も取得しても、1月には有効期限を過ぎてしまうかもしれません。たいていの人は、1月に通知書を取得します。
●10 月下旬までに確認はがきが届きます。志願票記入事項の登録内容についての確認です。受験科目が間違っているなどの時には、訂正できます。
●12月中旬までには受験票、写真票、成績請求票などが届きます。
学校を通して出願した人には、学校で配られます。
受験科目が間違っているなどの時には、訂正できます。
●大学入試センターから受け取った成績請求票は、大学入学共通テスト利用入試で受験する大学に出願するとき、出願書類に貼り付けます。
大学は、それを利用して、大学入試センターに、受験生の得点を訊きます。
●2025年本番
1/18英語、国語、地理歴史公民
1/19数学、理科
試験会場はだいたい住んでいる市町村が指定されます。
ときおり、とんでもなく遠いというひともいます。
早めに出願すると近くになると言う話も聞きます。
高等学校経由で出願した人は、だいたい同じ試験会場になります。
大学や大手予備校などが会場になることが多いです。
会場の外には出られない可能性が高いので、お弁当を持っていきましょう。
病気、けがなどの場合には追試もあります。
1 /25、1/26です。
基礎知識は、このくらいだと思います。
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押した後で、過去問の解説はこちらにあります。
サポートして下さると長く続けられると思います。これからも学んでいく費用に使うので、サポートを御願いしますね。