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第83話 怪談『こっくりさんの秘密』(バス・お題 『笑える怪談』)

私が小学校の時には七不思議やこっくりさんとかは全盛期でしたね。

放課後、集まって、こっくりさんをやる、これが楽しくて仕方がない時期がありました。
小学校六年の時だったかと思います。

日課のようにやってるある日のことです。
その日は男子4人 女子3人で放課後、こっくりさんをやることにしました。

その日はいつもと雰囲気が違い、こっくりさんを進めていると、急に、こっくりさんが
怒り出しました。
普通に質問してただけなんですが、、、、

どんな風にそうなったかは、記憶が朧げなところもあるんですが、だんだん、こっくりさん もヒートアップしてきました。

激おこ状態です。

ついに怒りは頂点に達したみたいです。

ここで、遂に、こっくりさんは最終手段にでました。

ここにいる全員は「死ぬ」と。

女子の何人かは泣き出していました。

私は割と、その時は冷静で 
「まあ、なんとかなるかな」 と考えておりました。


とここで、こっくりさんから救済の案がでてきました。 

スーッと文字がうごき

「き」「す」 と。

ある女子が「ここにいる男子と女子でキスをするということですか?」

すると、こっくりさんが

「YES」

私「( ゚Д゚)」

訳が分かりませんでした。 怒っているこっくりさんが、キスをすれば助けてやると、そんなことがあるのかと。

こっくりさんがただ、キスをみたいだけではないのか? いや、そもそも、こっくりさんは怒っているのか? 色々な疑問が浮かびました。

そんな考えとは裏腹に、話は進んでいきます。

 なんと、こっくりさんがキスをする相手を選び出しました。 

しかも割り切れない7人なので、1人余ります。
何だこれはと思ってる内にも時間は過ぎていき 
Aくんと Cさん
BくんとDさん
そして私とEさん

と言う感じになりました。

死ぬのが怖いのか、キスするのが嫌なのか、女子は大泣き状態 

「さっさとやって帰ろう!」 


とその中の男子の1人が言うと、それぞれが教室の隅の方に移動してキスをする事に。

それが終わり、こっくりさんに
「これでもう大丈夫ですか?」
 と尋ねると
「YES」 

ああ、終わったんだと私はどっと疲れましたが、他の子も放心状態になってました。 

とても長い1日でしたね。

そして後日、キスをしてないFくんが

「あれ、動かしてたのオレなんだよねー」
 とヘラヘラと笑いながら私に言ってきたのを
鮮明に覚えてます。


動画はこちら。


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