今すぐはどうにもならないけど、今やれることをコツコツと

もどかしいのは、今すぐはなんともならないとき。

頭の中にはやりたいことがラピュタのように煌々と浮かんでいるのに、今すぐに実現することは絶対に不可能。

一年前のぼくはそんな感じだったと思う。

漫画を描いていた。

完成にはまだまだ程遠い状態。

頭の中をいますぐ描き出すことができれば、きっと多くの方の心に届くと信じていながら、100ページもある原稿はまだ3分の1しか終わっていなかった。

自分の中には既にあるのに、今すぐ実現できないもどかしさ。

今すぐできないことって、こんなにもどかしいことだっただろうか。



多分、SNSに慣れすぎたせいだ。

周りが輝きすぎなのだ。全く。




結局はコツコツやるほかない。

今できなくても、今できることをコツコツ。

そうすれば1年後か、5年後か、10年後かわからないけど、確実にラピュタに近づく。



先日ようやく100ページの物語を描き終えた。

制作期間は9ヶ月、ようやくである。。

いくら途方もない作業のように思えても、やれば終わるものだ。

ラピュタは本当にあったのだ。

次は次回作の制作。

また別のラピュタに向かって進むのである。




空に抱いた幻想は、足もとを見れば現実に変わる。

焦らず腐らず、一つ一つを確実に。

今日できることは今日のうちに。

歩く。歩く。進む。進む。

ときには休み、ときには走る。

また歩き。また進む。

それが、もどかしさから自分を救う唯一の方法なのである。