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行動しながらじゃないと改善できない話

”とりあえずやってみる”は、最強の魔法だった。

世間のことを何も知らない、無知蒙昧な僕にとって、とりあえずやってみることが唯一の現状打開策だった。

何者でもなかった僕は、がむしゃらに動く中でそれなりに認知を獲得していった。

以前はがむしゃらに動いてたのに、

いつから賢そうに振る舞うようになったのか。

知識が増えたら、足取りが重くなった。


叩かれることを知った

良かれと思って投稿した漫画が、ある界隈では共感され、ある界隈では叩かれた。

発するということは、反発されることなのだと知った。

おかげで僕はすっかり賢くなってしまった。

「これをやったらこう言われる」

「あれをやったらああ言われる」


なんて優秀な人材なのだろう。
動かい限り、頭の中では常に100点を取れるのだ。

頭の中で100点を取りつづけても、現実での点数は下がっていく一方だ。




久しぶりに動こうとしている。
発信をして、認知を獲得しようとしている。

よくやく、発表できる作品ができたのだ。

その宣伝に、また発信をしようとしている。


足取りはまだ重い。

どう発信すれば、多くの人に届くのか。

考えれば考えるほどわからなくなる。

発信しなければ、せっかく描いた作品は届かない。



……。


このタイミングで初心に帰るのも悪くないのかもしれない。

あの頃のぼくは、怖いもの知らずだった。

無知蒙昧だったぼくは、がむしゃらに動きながら自分の活動を改善していった。

得たもの多さは、賢い僕の比ではない。

賢い次期の活動なんて、停滞していたも同然だ。


今の僕を作ってくれたのは、無知蒙昧だった、無敵だったころのぼくだ。

僕は元々、賢く生きれるタイプの人間じゃない。学力テストは、下から数えた方が早かった。

僕はおそらく、動きながらしか生きていけない。




もう一度唱えてみよう。

無敵だったあの頃の、最強の魔法。



とりあえずやってみる。


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