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母校の学校行事のお手伝いをした話


7/11~14の3泊4日間、母校である埼玉県立浦和高等学校の臨海学校という学校行事の指導員としてお手伝いをしてきた。
今回は、その体験を通して感じたことを記録しておこうと思う。
本当は昨日サクッと投稿しようと思っていたが、想像以上に疲労困憊だったため1日休んでの今日の投稿となった。

臨海学校とは

端的に言うと、高校1年生が静岡県の弓ヶ浜という海で、4日間たくさん泳いでたくさん遊ぶ学校行事だ。
弓ヶ浜とはこんなところ。

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臨海学校の趣旨だが、以下の2つが大きな目的らしい。

(臨海学校のしおりから引用)
・自己管理能力、タイムマネジメント能力、規律、公共心を養う
・海という自然を体験する


臨海学校の前提を簡単に説明する。
臨海学校の前に、学生たちは体育の授業でプールで何度も水泳の練習をし、500m平泳ぎのタイム測定を行っている。そのタイムに応じて、上級・中級・初級に振り分けられ、各級からまた1班10-15名程度の班に分けられる。この班ごとに、4日間海で活動する。
事前に各班で隊列(2列)を組んで、顔を出したままの平泳ぎで泳ぐ練習をしており、その隊列を組んだ状態で海の遠泳を実施する。
また、各班には2名ずつ、指導員として引率の泳げる人が付く。この指導員は、泳ぐ時の先導や活動時の指示などを行う。私はこの指導員として参加してきた。ちなみにこの指導員は、基本的に先生か浦和高校の卒業生で、卒業生のほとんどが水泳部出身だが、中には水泳部以外の出身の方もいる。

具体的な臨海学校のスケジュールについて簡単に紹介する。

1日目
  午後:避難訓練
2日目
  午前:海中散策
  午後:遠泳練習
3日目
  午前:2班合同練習
  午後:4班合同練習
4日目
  午前:各級で全ての班合同で遠泳(上級は2km程度)

こんな感じだ。
午前、午後ともに大体2時間程度海で活動する。

ちなみに

コロナウイルスの影響もあり、昨年は臨海学校は実施できなかったらしい。
そこで、今年なんとか今の2年生にも経験させてあげようと、先生たちが奮闘し、7/11~14午前まで2年生、7/14午後~17に1年生、という先生たちにとってはめちゃくちゃ過酷な日程で行われた。
私は前半の2年生の日程に参加したが、それだけでもとんでもなく疲れた。

また、1日目の避難訓練とは、万が一地震が起きた場合の海から高台へ逃げる訓練だ。2011年の東日本大震災以来、地震と津波対策は毎年行なっているらしい。

コロナウイルスの感染対策も万全だった。
指導員は事前にPCR検査を受けており、海に入る際には指導員は基本的にマスクを付けながら指導することになっていた。
学生たちは、旅館の大浴場を時間差で使うなどして、できる限り密を避けながらの実施だった。

例年行っている学校行事とは言え、今年は世間的な面も含めてイレギュラーなことが多すぎて、とにかく準備と運営している先生たちの尽力は計り知れない。ただただ尊敬だった。

臨海学校を通して感じたこと

前置きが長くなった。
4日間通して、とにかくシンプルに感動した。

1.自然の中で目一杯身体を動かして遊ぶ体験は貴重

当たり前なのだが、海には魚がいて、岸壁にはたくさんの虫たちがいた。自分も自然の一部だと感じた。
普段椅子に座って作業することが多いが、海で泳いだり、波に乗ったり、砂浜でドッジボールをしたりと、日常では味わえない爽快感があった。

2.一歩一歩着実に進む体験は素敵

4日間かけて、毎日少しずつ難易度を上げて新しいこと挑戦していく。
最初は短い時間しか泳げなかったが、4日かけて、最終的には1時間近くかけて遠泳をし終えた学生たちの成長を見てとにかく素敵だった。
焦って色々やってしまったり、圧倒されて何をする気にもなれないこともあるが、日々少しずつレベルを上げて挑戦していく、という成長する上で超基本的な過程を改めて垣間見ることができた。

3.級などの泳力のレベル関係なく、他者の挑戦と健闘を讃えることは素敵

最終日の遠泳では、各班の遠泳の開始時と終了時は、砂浜で他の2つの級の学生たちがエールを送り合う。この姿にマジで感動した。
世の中では様々なことが複雑になり、個人主義的な流れになってきているような気もするが、何かに向けて挑戦する(した)他者へ、敬意を表す姿はとにかく素敵だった。

感じたことをまとめると大体こんなところだ。
自分が高校1年生だった時とは大分違った感想になったが、とても良い体験をさせていただいた。
ありがとうございました。

余談

臨海学校で利用した日焼け止めは、海洋生物に悪影響のある成分を含まないBiore UV Kids Pure Milkを購入して利用した。
海洋生物に悪影響のある成分としては以下のようなものがあるらしい。

紫外線吸収剤
 オキシベンゾン(Okybenzone(BP3))
 オクチノキサート(Octyl methoxycinnamate(EHMC))
 オクトクリレン(Octocrylene(OC))
 エンザカメン(4-methyl-benzylidene camphor)

防腐剤
 トリクロサン(Triclosan)
 メチルパラベン(Methyl paraben)
 エチルパラベン(Ethyl paraben)
 ブチルパラベン(Butyl paraben)
 ベンジルパラベン(Benzyl palaben)
 フェノキシエタノール(Phenoxyethanol)


また、ビーチクリーンの時間があったのだが、そこでは無機物(プラスチック)を拾うことに専念した。
貝殻なのかプラスチックなのかの区別が意外と難しかった。ビニールはすかさず拾った。
またゴミ拾いをしよう。

おしまい。

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