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どうして鳥は空を飛べるの?

鳥のように空を飛べたらいいな、って思ったことある?
空を飛ぶものって、他には何があるかな。
鳥。虫。飛行機。
ほかにも何かあるかな。
枯れ葉。風船。わたげ。
これらに共通するものを探してみよう。

①羽があること
鳥や飛べる虫、飛行機には羽があるね。
羽があるとどうして空を飛べるんだろう。
鳥の羽の動かし方をよく見てみると、大きく分けて2つの動かし方をしているよ。
1つめは、パタパタ上下に動かす飛び方。
これはパタパタすることで空気の流れを生み出して風を作っているんだ。風を作って、風の力で身体を持ち上げることと身体を前に進めることを同時にやっているんだよ。
2つめは、羽を広げるだけで上下に動かさない飛び方。
これは空高く上ったあとによくやっている飛び方。すでにある風の流れに乗って浮いているんだ。
鳥の翼は広げると人間の眉毛みたいに「へ」の字になっている。
その「へ」の字が身体を浮かせるのに役立っているんだ。
風が「へ」の字の翼の上と下を通ると、上を通る風の方が大変で、下を通る風の方が楽ちん。そうすると、上を通る風は少し弱くなって、翼が上に浮きやすくなる。そういう仕組みで風の流れをうまく使って身体が上に持ち上がっているんだよ。
「へ」の字の仕組みに加えて、太陽の熱で空気が上にのぼる上昇気流をうまく使って、その上に乗って飛ぶ鳥もいるよ。鳥は風の仕組みに詳しいんだ。

②軽いこと
枯れ葉、風船、わたげ。
これらには羽はないけど、軽いっていう共通点がある。軽いから風に乗ってふわふわ飛んでいくんだよね。
実は鳥や虫も飛ぶためには身体が軽いことが必要なんだ。
街中にいるカラスたち、生まれたての人間の赤ちゃんよりも大きく見えるけど、人間の赤ちゃんが3kg前後なのに対して、カラスは0.6kg、5分の1くらいの重さしかないんだよ。骨も中が空洞になっていて、軽くできている身体なんだ。
空を飛べる鳥は最大でも20kgくらいまでの重さなんだって。

羽と体の軽さをうまく使って風に乗って浮くことで、鳥は空を飛んでいるんだね。