10年ぶりのタイバニが地獄だった
うたプリがなかったら死んでいた
はじめに
このまとめを開いて読んでくれてありがとうございます。タイバニ2視聴後の、バニー推しの戯言をまとめています。(ガンガンネタバレを含みますのでご注意ください)主にタイバニ2ラストの件についてだけとはなります。
バニーの人生について考え尽くし、メンタルがさながら地獄でした。人の成長とは、人生とは、こういうことなのかもしれないと、たくさん考えさせられました。ただただ、下記の感想に尽きます。
………タイバニ2、めちゃくちゃ良い作品、めちゃくちゃ良い脚本だな!!!
こういった長文の感想は書いたことがないので、読みにくかったら申し訳ありません。でも今の状態で感想、ひいては自分の感情を纏めておかなければならないと強く思いました。
題名をみてこのまとめを開いてくれたあなたも、きっと同じメンタル状態なのだろうと推察します。
(ただの興味本位でも全く構いません。でも死なば諸共じゃー!).
タイバニ2は、ネタバレを踏まずに見たかったし、自分の感想を大事にしたかったので、Netflixで配信開始してTwitterで誰かの感想や叫びを見ないようにしてきました。
基本私はネタバレされても大丈夫ですし、他人の視点は気付きが大きいので積極的に感想を見るタイプです。しかしことタイバニ2に関しては、違いました。
タイバニなら何がきても受け止められる自信がありましたし、感情を注いでいたバニーへの気持ちは、自分の中で一旦完成させたかったのです。
そしてまさにこれから沢山の人の感想を積極的に読みに行きます。だからきっとこの感想は、何かしらの形で昇華させ、変わったり、また別の気持ちになったりするのでしょう。
それでも、この気持ちを書き留めておくこと、これはバニーへの10年分の告白となると思っています。
あ〜〜〜できることならせめて、友人と
「まってぃあ?」「はすむかいの………」「まっていあ!!!」ってやってゲラゲラ笑い、
虎徹推ししびぃおじさんに、「ファンミいっとけよ………」「ファンミいかなくて良かったな!!!!!」って手のひら返ししてたあの頃に戻りたい。
私とタイバニと推し(タイバニ2の視聴が終わるまで)
私は10年間片時もタイバニを忘れなかった熱心なシュタインビルト市民ではありません。タイバニ無印放送当時高校生でお金もなく、コンテンツにお金をたくさん落とせたファンでもありません。
ただ、折に触れてタイバニにあった時はお金を出すことを惜しみませんでしたし、沢山の人にタイバニがいいアニメだと布教していました。
何よりバニーが好きだった。本当に大好きだった。そして、今でも大好きです。
日本の子供が当たり前のようにドラえもんを好きなように、私の人生には当たり前のようにタイバニがありました。
タイバニ無印に出会ったのは、私が高校一年生の時です。
私はその頃にはアニメオタクであり、さまざまな推しコンテンツがありました。しかしながら戦闘系のアニメや、外国風絵柄のアニメはあまり好みではなく、タイバニも見るつもりはありませんでした。でもなぜか、1話が配信されたタイミングでその話を再生したのです。
分からない。今となっても思い出せない。戦闘系のアニメか、と分かりなぜその再生を止めなかったのか。
そうして出会ったのが、バニーでした。
バニーは、私のタイプど真ん中のキャラクターでした。
金髪、メガネ、頭が良い、顔もいい。勘違いされる性格だけど実は思いやり深い。自分の努力に自信があって、決意はブレない。
そして、なんとなく報われなさそう笑
それが私の推しとなるキャラクターの特徴でしたし、もれずにバニーも私の推しとなりました。今のところ、私が人生で感情を注いだキャラクターランキング第三位です。
リアタイで、最終回まで、毎日ドキドキしながら、彼の成長を見届けました。
当時のことを思い出すと文字数がいくらあっても足りないので割愛しますが、2クールめでツンツンしてたバニーが途端にデレデレし始めたので、「ツンバニを返せ!!!」ってずっと言っていたことだけ残しておきます笑
そうして終わったタイバニ無印。
ウロボロスは謎のままだし、虎徹さんは大変そうだけど、一区切りついていたし、素敵な作品だった、良い話だったって思って終わりました。タイバニは、最高のアニメとして一旦幕を閉じました。
そうして長い年月が経ち、映画なども経て、タイバニ2が配信開始されることが発表されました。タイバニ無印の時は歳上だったバニーが、同い年でまた出会えるのです。
大人になった私はそれはそれはワクワクしました。
そして、タイバニは終わりました。
本当に、終わってしまったのです。
高校生当時、タイバニが好きだった友人に久しぶりに声をかけ、自分の家へ招き、鑑賞会を行いました。
それはそれで自分達の時の流れを感じ、エモーショナルな感情に浸っていましたが、それも一瞬。
鑑賞会が終わった後の夜ご飯は、大切な恩師を失った生徒たちの葬式の帰り際のような暗さでした。
タイバニとは推しの幸せだった。
何にこんなにメンタルを地獄にされたのか。視聴済みの皆さんは明言しなくてもわかるとは思いますが、
アニメ最後の、ミュージアムのシーン。下に記載された年月。これがよくなかった。
あぁ、タイバニは終わったんだ。
最初の感想はこれが全てでした。
きっとあのシーンがなかったら、
虎徹さんはヒーローとしての在り方をさらに模索しながら、もしかしたら非ネクストでも職業ヒーローとして、ひいてはバニーのバディとして活躍してくのかも、と私たちは夢を見れました。
あの日までがバディだったんだよ。あの日でバディは終わったんだよ。
あのシーンがあったことでこれが明言され、夢をみることすら、できなくなったのです。
ヒーローという職業に固執しなくても、ヒーローとしてやっていける。
劇中に虎徹さんの未来の答えがありました。
でも、職業ヒーローとしてタイガーとバニーは出会い、絆を深め、困難を乗り越え、成長して、バディとなった。バニーにとっては、虎徹さんとバディでいられることが幸せだったのです。
虎徹さんとバディヒーローでいられる最後かもしれない時は、涙を流していた。強い意志で彼の思いを語っていた。
正義とかヒーローとか、そういう視点は一旦置いておいて、私の推しの願いは、違うことなく、「虎徹さんとバディでいつづけること」だった。
つまりミュージアムの年月の記載は、推しの幸せはもうあの日で終わったんだよと言われたも同然でした。
ヒーローじゃなくなっても俺たちバディだよな?と問われ、当たり前だとバニーは言い切っていました。(意訳)
でもやっぱりあの時点でバニーは、虎徹さんも自分も、ヒーローで居られなくなるなんて思いもよらなかっただろうし、覚悟もなかったと思うのです。
だって虎徹さんは能力が減退してもヒーローであることをやめなかった。そしてバニーはそれを追っかけて、バディでいることを選んだ。バディが他人の力で解消されても、またバディであることを望まれた。
だから、どんな方法になっても、ヒーローとしてバディでいられる道を選び続ける、そういう覚悟で当たり前だと言ったんだと思います。
でも、そもそもヒーローでいることができなくなった。それを、どう受け止めるかは、私たちにはわからない。だって「メイビー」なのだから。
きっとバニーと虎徹さんは選んだ道で強く生きていく。また幸せを見つけていく。アニメ全話で成長を見届けたら自ずとそう思えてくる、そう思させてくれる脚本でした。ありがとう西田。でも許さないよ西田。
あの日一旦、推しの幸せは終わったんだな。タイバニ3とか、映画とかスピンオフとか、ウロボロスの謎解明とか、バニーinタイガースーツ物語がきっと制作されるかもしれない。でもタイバニは終わったんだな。
私はそう絶望せざるをえなかったのです。
推しの答えは「メイビー」だった。
「Are you happy?」
全オタクが推しに聞きたい言葉No.1
推しが、健やかに、幸せに、生きていてほしい、それが全オタクの願い。
(それ以外の推し方があることも理解していますがオタク特有の主語でか感情です許して)
私の推しが出した答えは
「maybe」でした。
迷ったあげくのYESという表現でもなく、
答えないという表現でもなく
「maybe」
多分脚本としては100点なんでしょう。
なんて人間らしい。なんて人生を生き抜く人々の強さを描いてるんだろう。
でもバニー推しとして、バニーの人生や幸せに感情を注いだオタクとしては、とても辛かった。
「あの道を歩む自分は幸せだと思いたい。でも、辛い。」
推しがそう言っているように思えたから。否、言っていた。
この道に進んでいくしかないことを、頭のいい推しは理解している。
それでもまだきっと、覚悟はできてない。
虎徹さんが能力を失ってから、虎徹さんと二人きりになるまで、彼はずっと泣きたいのを堪えていた。敵を倒す最後の最後まで虎徹さんを支え、HEROTVで見せる顔は、いつもファンにみせてくれる凛々しい顔でした。この時も堪えているんだなと思うと、自然と私の目にも涙が浮かびました。
そしてあんなに泣きじゃくる推しを、私は見たくなかった。
(泣けるまで成長したという点ではとても嬉しいし、顔の好きな推しがメガネを外して泣いてるというシチュエーションは大好きですので、絵としては胸がギュンギュンしました)
推しを信じてる。
推しがこれから先、強く生きていくことを。
でも、どうか今だけは泣かせてほしい。
そういえば鑑賞会で「ハッピーくん人形やばい〜〜〜流行り物で全員が持ってるものなんて、これでなにか悪いことが始まるやつじゃん」って友人が考察してた時、ラストを知ってる私の感情は誰も計り知れないでしょう…
別の意味での地獄へのキーパーツになるって誰が予想できました???
推し以外の未来があった
ほんっとにバニー以外の他のキャラクターそれぞれ沢山語るべきことが多すぎるし、アツイシーン多かったし、成長してたし、それに言及しないなんて、とも思いますが、逆にまとめきるなんて無理なので、強い意志で具体的に書くのはバニーのこと、そしてあのシーンについてのみということにしています。
ただ、本当に今回、それぞれのキャラクターが今どう強くあるのか、そして今後このバディはどう成長していくのかがとても分かりやすく描かれていたと思います。それぞれ、そこには未来がありました。
推しも未来を語ってた、とはいえ、タイバニを奪われてどうなるか私には未来として描けなかったので、他のバディの未来を強く意識せざるを得なかったですね…
一方で推しだけにとらわれすぎて、鑑賞会をした友人に「虎徹さん、一番辛すぎない?」といわれてハッとしました。本当にそう。
ただ、虎徹さんの救いとしては、完全にヒーローという職業でいれなくなってからあの答えを見つけるのではなく、
あの答えを見つけてから、ヒーローでいられなくなったという時系列が唯一の救いだと思っています。
さいごに
多分、解釈違いとか、あれ?ってなるところが多いかもしれません。辛すぎて見返せていないので。できれば、推しへの感情を拗らせたやばいオタクがいるなぁくらいにスルーしていただければと思います。
でもバニーの思いとか決意とかの考察は知りたいので、なにかあればコメントしてください。
多分私が今の年齢でこのタイバニを始めて享受したら、多分推しはライアンになるんだろうなぁ。
そして私がバニーのこと以上に泣いたのが、ルナティックの話でしたので、これはこれでまたまとめようと思います。
ルナティックというキャラクターは、多分ああなると思ってた。それでもしんどかったね……。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
本当にこんな感情のまま書き散らした文を少しでも読んでくれただけで感謝なのに、ここまできてくれて…………
全員を救うことは無理なのかもしれない。でもたしかにそこに推しの幸せはあったんだと、それを希望に、明日からも生きていこうと思います。ぜひ共に人生を頑張りましょう。
ちなみに最初の、うたプリがなかったら死んでたとは、最初一人で視聴した時に、あまりに辛すぎて、うたプリの映画、スターリッシュツアーズに行きまくって集中することで、タイバニ2の辛さを一回忘れられました。プリンスたちのキラキラは傷を癒してくれた。まだ見ていない方は一度映画館へ足をお運びください。港北ニュータウンなら絶対まだ上映してるはず(信頼)
https://www.youtube.com/watch?v=87dHrL5HkVY