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年金って本当に貰えるの??

皆さんこんにちは。
この記事を読んで下さっている皆さんは、「年金」について考えたことがありますか?

私もふと、「将来年金っていくらぐらい貰えるんだろう?」と疑問に思いました。私はまだ24歳で年金受給者では無いのですが、先日投稿した記事の「2040年の未来予測 〜2040〜」にて年金のお話があったので、今日はそれについて投稿していこうと思います。

では早速いきましょう。

1.今の高齢者と同額の年金が貰えるのは70歳から!?

いきなりとんでもないブッ飛んだ目次ですよね。
70歳なんて下手したらこの世にいないかもしれいなじゃん!って(笑)

著者の成毛眞氏は、「年金が貰えなくなると言うことはまずあり得ない」と語ります。年金が貰えなくなる=日本の滅亡を意味するとの事です。
ただし貰える額は少なくなる、若しくは長く働かないと今の高齢者と同じ金額は貰えないと語ります。

その理由として、日本では5年に1度年金制度の検証をしています。
ここで「所得代替率」と言うものが計算されます。所得代替率とは、貰える年金が現役世代の男性の平均月収の何%になるかを示した数値です。
※所得代替率は、働く業種や期間、既婚者か独身者かなどで変わります。

この統計では、平均賃金で働いたサラリーマンの夫が40年働き、妻が専業主婦を40年間務めた夫婦をモデルとして計算しています。
2019年には、所得代替率は61.7%となり上記モデルを当てはめて計算すると、夫婦で約22万円の受給が可能とされています。
他にも様々なシミュレーションがされていますが、2040年には所得代替率は54.3%、2052年には36〜38%まで落ち込むと予想しています。

しかしこれはあくまで現役世代の実質賃金が増えることを前提としたシミュレーションです。実際に直近5年間で実質賃金が上がったのは2016年のみです。

そのため、今の高齢者と同等の金額の年金を受給するためには、長く働き続けて受給期間を遅らせる方法を著者は提案しています。

65歳から受給できる年金ですが、受給期間を一ヶ月早めるごとに受給額は基準額から0.5%減らされます。
つまり60歳から受給するとなると、0.5×60ヶ月(5年)=30%になり65歳から受給する人に比べて70%の受給しかされません。

逆に受給期間を70歳と遅くすると、一ヶ月遅くする毎に0.7%多く受給されます。つまり、0.7×60ヶ月(5年)=42%になり65歳から受給する人に比べて142%の受給が可能となります。
60歳から受給するか、70歳から受給するかで受給金額が倍近く変わるのです。

果たして70歳まで働けるのかが不安ですね(汗)
会社の倒産、リストラ、病気などによって長期間働くのも厳しいと私は思います。

2.そもそも年金の仕組とは

年金の仕組みについて既に知っておられる方は読み飛ばして頂いて構いません。(^ω^)/

そもそも年金の仕組みとはどのようになっているのか?
年金とは社会保障のひとつで、その他にもたくさんあります。(以下参照)

・医療保険 ・介護保険 ・雇用保険 ・災害補償保険
・児童手当 ・公的扶助 ・社会福祉 ・公衆衛生 等

つまり国民からお金を集めて、国が集めたお金を上記のような様々な使い道を決定し、お金を払うことで国民に最低限の生活水準を保障するのです。
もっと分かりやすく説明すると、働いている多数の人からお金を集めて、特別な理由で働けない、もしくは働いていない生活困難者に支給すると言うことです。

そして何より、これらの社会保障が危機的状況に面している理由の一つが想定外の「高齢者の長生き」なのです。
それはそのはずです。本来なら働いている現役世代からたくさんのお金を集めて、少数の高齢者に支給する。これが1960年台のスタイルなのです。
当時は、高齢者の比率はたったの6%でした。それが現在ではなんと5倍の30%まで上昇しているのです。

もちろん高齢者の人口はこれからも増え続けます。
そして高齢者の増加に伴い、社会保障として給付する金額も増え続けているのです。
1970年には3.5兆円だったのに対し、現在では120兆円規模まで膨れ上がってきているのです。
何度も言いますが、もちろんこれを負担するのは働ける現役世代なのです。
ワラエナイ ワラエナイ・・・(泣)

「このままじゃ終わるわけない〜♪ 頑張れ日本 凄いぞ日本♪ 立ち上がれ今だ日本〜♪ 美しく高く飛べ〜 誇り取り戻す為に〜♪ 戦え日本 日本のサラリーマン〜♪」

どころじゃないんです。。。(笑)

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クイズ!ヘキサゴンと言う番組の「陽は、また昇る」です。懐かしいですね。(汗)

3.年金は賦課方式である

賦課方式とは、前章でも少し触れましたが非常にシンプルな運用方法です。
現役世代から徴収した保険料を、高齢者の年金に充てるといった方法です。
この方式は日本のみならず、主要国の公的年金制度は賦課方式となっています。

この方式の結果、昔のように保険料を支払う側(現役世代)が多く、受給する側(高齢者)が少なかった時代に比べて、現在は保険料を支払う側が少なく、尚且つ受給する側が長生きして増加すると言う逆転現象が起こっているのです。
社会保障費もどんどん増えていきます。そして消費税もどんどん増えていきます。
今の現役世代(特に若者)たちは、生きていくのに精一杯の給料で苦しんでいるのが現場とも言えます。

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4.最後に

だいたい年金については、理解して頂けたと思います。
私の個人的な意見ですが、本当に今の若者(私も24歳)は非常に生活難に陥っていると思います。
最近では、「若者の車離れ」「若者の旅行離れ」「最近の若者は結婚しない」「子どもを作らない」なんて言ってくる高齢者の方もいますが、全て間違いです。
「欲しくても買えない」「行きたくても行けない」「やりたくてもできない」「子ども作りたくても養えない」。これが真理ではないかと考えています。

これからの日本はどんどん負の連鎖に陥ることは間違いないと私自身も考えています。これからの未来を見据えて、自分に何ができるのかを考えて行動していかないと、いざと言うときに辛い人生が待っているかもしれませんね。(;ω;)



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