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#2 【オランダ留学記】グループワークと自己肯定感

留学が始まってあっという間に3か月が経ちました。その間、noteの更新を怠ってしまったのは不徳の致すところです…

言わずもがな、この3か月は新しい経験の連続でした。寮のフロアメイトと行ったパブで飲んだハイネケンが下戸な僕でもおいしく感じられたり。その後に入ったカラオケバーで頭が狂いそうになったり。はたまた、日本より鶏肉が割高だったり。お気に入りのシリアルを見つけたり。新しいものを見つけてはそれに順応する、という行為そのものに慣れてきたように思います。

フローニンゲンは雨の日が多く、初めてフロアメイトと飲んだ日も雨でした。

もちろんつらい経験もあるわけで。大学の授業で出されたグループ課題に取り組む際、4人グループのうちオランダ人2人が僕の目の前でオランダ語を話して課題を進めているのに気づいたのです。僕を含め留学生は学部生と同じ授業をとるので、グループになると少数派になります。授業は英語で行われていたため、グループメンバー全員が英語で話していましたが、おそらく僕が上手く意見を言語化できなかったり、他の人の意見を理解できていない、ということに気づいたのでしょう。当然彼らは僕ともう一人のメンバー(台湾人)がオランダ語を理解できないということを理解しているわけで、決して仲間外れにしてやろうという意図が全てではなく、課題を円滑に進めるためのアクションだったのでしょうが、疎外感と、それ以上に自分のリスニングやスピーキングの力の無さを感じて、次第に自信もなくなってしまいました。

わざわざオランダまで来て何をしているのだろうか。自信が無くなると、なんだか自己肯定感も下がって、周りの目も必要以上に気になり始めました。

ただ僕が恵まれていたのは、愚痴を話す捌け口があったことです。ヨーロッパで留学中の友人にフォローしてもらったのは精神的にとても助かったです。同じような悩みを共感できる友人の存在は大きいなと身をもって感じました。

他の人と比べるのは馬鹿らしい。ただ、自分が納得して留学生活を送れているのか、ただそれだけに責任をもって生きようと心掛けるだけで、なんだかスッと心が落ち着いて、一日一日の行動に熱を持つことができるようになりました。フローニンゲンは今日もfoggyですが、短い日照時間の中で明るく留学生活を楽しんでいます。


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