Kaho Katy M

カナダで社会福祉を勉強する大学院生。日々考えていること、語りたいことをアウトプットする…

Kaho Katy M

カナダで社会福祉を勉強する大学院生。日々考えていること、語りたいことをアウトプットするツールとしてnoteを始めました。友人との共同マガジン「雨のちふたり」を月一ペースで配信中。Happy to meet you!

マガジン

  • 雨のちふたり

    • 26本

    かほとちはるによる、アンソロジーマガジンです。 更新は月に一度。同じテーマでそれぞれに考えたことを綴ります。

最近の記事

「一度は行きたいあの場所」ワインレッドに包まれながら、幸せのベルを鳴らしたい

 昔から、ドレスに強いあこがれがある。というより、子どもの頃はむしろお姫様にあこがれていたのかもしれない。自分に似合うドレスを着ている人は魅力的だといつも思う。  私もいつか、大切な日にとびっきりのドレスを着たい。そんな幼い頃からの夢は昨年めでたく実現した。  大学の卒業式。日本では羽織袴で出席する人が多いように、カナダではドレスを着て式に参加する人が多い。もちろん和服も素敵だ。京都で十二単を着た時にはだいぶテンションが上がった。でも、ドレスを着て参加する卒業式というのは

    • 「犬について」伝えたい、大好きをずっと

       6歳から18歳まで犬を飼っていた。コナンという名前のミニチュアダックスフンド。人なつっこくて穏やかな性格、ちょっといたずら好きで、でもとっても優しい、フランスパンみたいな形の宝物。  私の過度な動物恐怖症の克服、それがコナンを迎える決め手の一つになった、というのはずいぶん後になって知った話。確かに当時の私は動物を極度に恐れていた。母曰く、きっかけは2歳の時、保育園の遠足で動物園に行き、のんきにシマウマを見ていたら、突然そのうちの一頭が私たち目がけて全力疾走してきた。それは

      • 「春夏秋冬の冬」マイナス38度の世界で見つけた宝物

         2020年10月、私はそれまで4年半住んでいたバンクーバーを離れ、現在暮らしているクイネルという街に移り住んだ。  全く予想していない出来事だった。 一通のメール  バンクーバー市内のLangara Collegeという二年制短期大学でカナダの社会福祉を勉強し、卒業した私は今度は四年制大学の三年次に編入したくて、University of Northern British Columbia (UNBC) という学校のバンクーバーキャンパスにエントリーしていた。  U

        • 「二十歳のあなたへ」 From 佳歩 to 千春

          二十歳のちーちゃんへ  こんにちは、この手紙を書いている現在は2022年、私たちは27歳になっています。  二十歳のちーちゃんに伝えたいことがあって、今回筆を執りました。  二十歳のちーちゃんは、苦しんでいると思う。いっぱい傷つけられて、ひどいことを言われて、そんな中でただ絶え続けなければいけない環境に疲弊しているかもしれない。  でもね、ここから人生は結構変わる、もうすぐ暗闇に優しい光が届く。  にわかには信じられないかもしれないけど、27歳のちーちゃんは、自分の

        「一度は行きたいあの場所」ワインレッドに包まれながら、幸せのベルを鳴らしたい

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        • 雨のちふたり
          26本

        記事

          「春夏秋冬の秋」ほろ苦くて、でも愛しい

          秋というのは、暑くもなく寒くもなく、集中して何かに取り組むのに適している季節だというのは確かにそうだと思う。だから、読書の秋とかスポーツの秋とか芸術の秋というフレーズが定着したのだろう。  私にも、全力で打ち込んだ秋というのがある。  中学3年生の11月下旬、ピアノのコンクールに出た。受験生ということもあり、「ちゃんと9月と11月の模試で、高校の内部推薦に必要な点数を取るならコンクール出ていいよ」という契約を大人と結んだので、一日中結構忙しくしていた。  朝は苦手だった

          「春夏秋冬の秋」ほろ苦くて、でも愛しい

          「かけがえのないもの」休まる+整うという感覚

           カナダで暮らし始めて6年半、確実に向上したのは「セルフケアの意識」だと思う。  留学を始めた当初、私は結構ボロボロだった。「二十歳のクライシス」と呼んでいるのだが、ホルモンバランスの乱れ、体質の変化、トラウマ級のダメージがのしかかった心の不調等々に日々翻弄されていた。  例えば、月経不順、月経過多、PMS(月経前症候群)が深刻で、月の半分以上の日常生活に悪影響が出ていた。生理前の頭痛、肩こり、脳貧血、むくみ、倦怠感、過食、吐き気、痛みを伴う肌荒れ、発熱、そして生理痛と慢

          「かけがえのないもの」休まる+整うという感覚

          「春夏秋冬の夏」麦茶とラーメンとピニャータと私

           今年の夏は1ヶ月ほど日本に一時帰国した。「日本の夏はカナダと違って暑いでしょう」「せっかくカナダの夏が一番良い季節なのにもったいない」と言われることもあるが、私は日本で過ごす夏休みが好きだ。その中でも、毎回帰国すると東京周辺に住んでいる友人たちの家に泊めてもらいながら1週間ほど「会いたい人たちに会う旅」をするのだが、今回もその期間面白いことが目白押しだった。 グラスに夢中になりすぎて中身の麦茶の存在忘れちゃった事件  まず最初に、私は「夏と言えば麦茶」と言うぐらい麦茶を

          「春夏秋冬の夏」麦茶とラーメンとピニャータと私

          「私のプレーリスト」頑張るあなたに届けたい応援ソング12選

           昔から音楽を聴くのが好きだった。どんなジャンルが好きかと言われるとそれは結構多岐にわたっていて、ロックもバラードも好きだし、恋愛ソングもファイトソングも多少過激な歌も聴くし、私がいつもお世話になっているYouTube Musicのライブラリーには、J-POPもテイラー・スウィフトもディズニーのサントラもガッツリクラシックも保存されている。でも、これは自分でも意外だったのだけど、お気に入りの曲だけを集めたプレーリストというのはこれまであまり作ったことがなかった。だから「今回の

          「私のプレーリスト」頑張るあなたに届けたい応援ソング12選

          「雨の日に思うこと」ハメハメハ島民に憧れた私のRainy Day

           子供の頃の話。保育園の時だったか、小学校の時だったか、『南の島のハメハメハ大王』という歌を覚えた。そしてその歌の3番の歌詞に、当時の私はえらく衝撃を受けた。  世の中にはこんな素晴らしい国があるのかと思った。だから私は家に返って母に懇願した。「南の島に住みたい」と。  それぐらい、当時の私は雨の日が嫌いだった。昼間でも薄暗くて、アスファルトから変な匂いがして、雨音が耳障りで、雨水を跳ね返しながら走る車はうるさくて、頭が痛くて、そして体も心もいつもより重たくドンヨリしてい

          「雨の日に思うこと」ハメハメハ島民に憧れた私のRainy Day

          「快適な日常の送り方」体と心を緩めて生きる

          日々の生活をできるだけ快適に送ることはとても大切だ。いろいろなことが起こる人生、正直余裕のないときもたくさんあるけれど、せっかくの一度きりのMy Life、できる限り心身を縛らずに生きていきたいと思っている。今回は、私の日常を快適にしてくれているアイテムをカテゴリー別に紹介したい。 体を冷えから守るバスソルト  昔から冷え性気味な私。それでも10代の頃は真冬でも足を出すようなファッションをあえて好んでいたが、それこそ冬はマイナス32度まで下がるカナダの地にいる今、そんなこ

          「快適な日常の送り方」体と心を緩めて生きる

          「かっこいいを探る」しっくりくる自分色のかっこよさとは

           「かっこいい」という言葉はとても幅広い、そして奥深いとも思う。かっこいい異性、かっこいい先輩、かっこいいアーティスト、かっこいいヒーロー…。誰をどうかっこいいと思うかは一人一人違う、それがいい。  かっこいい人を見た時にどう感じるかも人それぞれだろう。例えば私は名探偵コナンが好きだ。最近だと、世の中的には安室さんや赤井さんがかっこいいと言われている。確かに二人ともイケメンだし超人並みに強い。だけど私は、例えば「ぼくの恋人はこの国差」とドヤ顔で言われても、「落ちろ」と言って敵

          「かっこいいを探る」しっくりくる自分色のかっこよさとは

          「春夏秋冬の春」苦手な季節を乗り切るためのストーリーテリング

           春という季節はなかなかに刺激が多い。  まずは体が感じる刺激。三寒四温とは良くいったもので、本当にこの時期は急に、ビックリするほど寒くなったり暖かくなったりする。かと思えば、雨や嵐が突然やって来たりもする。花粉も飛ぶ。季節の変化に敏感な人や、偏頭痛持ちの人や、花粉症の人や、アレルギーのある人にはしんどい時期かもしれない。  そして春は芽吹きの季節でもある。急に緑の匂いが濃くなってきたり、鳥の鳴き声が増えてきたり、ふと吹く風に暖かさが帯びてきたりすると、春の訪れを五感が察知す

          「春夏秋冬の春」苦手な季節を乗り切るためのストーリーテリング

          「ワンクッション置く生き方」 感謝の呪縛を掘り下げてみる

           カナダに来て6年が経った。現地の大学で社会福祉を勉強してよかったことの一つは「感謝の呪縛」から自分を解き放つことができたこと。  これだけ書くと、まるで感謝することを辞めた無礼な人という印象を与えるかもしれない。誤解のないようにいっておくと、私は日々いろいろな人に感謝している。だけどそれは「したいからする」のであって「しなければいけない」という考え方から解放されたということ。恩を売ってくる人と意識的に距離を取るようになったら、すごく生きるのが楽になったという話。  大学3年

          「ワンクッション置く生き方」 感謝の呪縛を掘り下げてみる

          [ 親愛なる片割れについて ] From 佳歩 to 千春

           千春。出会って15年目になる私の親愛なる片割れ。声が綺麗で、快活で面白くて、すごく優しくて暖かくて、その分繊細でもあり、努力家で自分の価値観を冷静に観察したり柔軟にアップデートしたりできる、そんな素敵な人。私たちが一緒に過ごした中学3年間、そこが『雨のちふたり』の原点。彼女をちーちゃんと呼ぶ私の人生は、気づけば彼女に出会う以前の年数の方が短くなった。日向のベンチに座り、たわいもない話をいつまでもしていたあの頃がふと懐かしくなったりもする。  ほとんど1日中一緒にいた中学生の

          [ 親愛なる片割れについて ] From 佳歩 to 千春

          私のお気に入り紹介: コナンアニメ/映画を語る

           3週間の春休み。日本にいる兄がU-NEXTのファミリーアカウントをシェアしてくれて名探偵コナン三昧。それはそれは幸せだったので、とても語りきれないけれど、今回は私の春休みを彩ったコナンアニメ/映画にフォーカス! 私がおすすめする見方 コナンはストーリー展開がゆっくりなので、お気に入りのキャラクターが出ている会をピックアップして見るのがおすすめ。もちろん最初からじっくり全部見るのも醍醐味!でも時間がない時や内容をお浚いしたい時は「コナン アニメ ○○登場話」とネットで検索す

          私のお気に入り紹介: コナンアニメ/映画を語る

          noteデビュー!まずはネタ帳を作ってみる

           昔から、読んだり書いたりすることが好き。続かないことの方が圧倒的に多いけど、時々日記やブログを無性に始めたくなる。今回はそのフェーズに乗っかって、noteデビューをしてみよう!私はどんなことを書きたいんだろうと考えたら、意外とネタが浮かんできた。だから今日は、これからnoteでやりたいことをリストアップして、私のネタ帳を作ろう! やりたいことその1. 日記: My Diary・カナダでの学生生活 ・インスピレーションを受けた授業 ・田舎暮らしの実態 ・カナダならではの日常

          noteデビュー!まずはネタ帳を作ってみる