2021年→2022年 ふりかえりと抱負
あけましておめでとうございます! 年明けにふりかえるタイプの人間なので昨年の個人的なふりかえりと抱負を書き記そうと思います。
↓ちなみに昨年のふりかえりはこちら
Designship Doの立ち上げ
デザインスクールを事業としての立ち上げ。興味と半ば勢いで首を突っ込み始めたが、あれよあれよという間に肩までしっかり浸かっていました。
ほぼカリキュラムがないところから様々な方とディスカッションを重ね、講師のお声がけをしていきました
もともと、学ぶことやインプットは好きなので、個人的にスクールに通っていた経験も相当活きた。また、実際に働く中で今現場で戦い本当に武器を求めているデザイナーの学びになる場というのは少ないという課題感を抱いていました。
その課題をぶつけながら作り上げいくのは今までにない体験で面白く、有識者の方々とMTGするたびに新しい知見や視点を得ることができてMTGでお話しできること自体が自分の学びにも繋がっていて楽しかった。
ともに運営しているスワンさんと全体監修の吉橋先生とはこの1年ほぼ毎週、デザイン業界の課題についてディスカッションしていた。好きでやってはいるのだが、話し合うことで課題に対する解像度があがっていったのも自分にとってかなり財産になりました。
しかし、楽しいばかりではなく、もちろん生みの苦しみもたくさんあったわけで、 運営メンバーと励まし合いながらなんとか開講までたどり着けました。
開講直前は本当に不安で不安でご飯も喉を通らず、眠れない日々を過ごしてましたが、実際に受講する生徒のキラキラした表情を見ると、やってよかったと心の底から思いました。
そんな大切に大切に創ってきたDesignship Do は第二期も募集し始めましたので是非覗いてみてください。
Designship 2021のオンライン開催
Doがあるのであまりお手伝いできないなーと言いながら、10月の土日はほとんどDesignshipに費やしていました。
ノベルティは2021年もがっつり気合を入れてつくり、開ける前からワクワクするようなものになったかと思います。
(写真は毎年すてきノベルティ写真をあげてくれるはっしーのツイート引用してます)
そして、スタッフ特権ではありますが、当日の会場を見ると、それぞれの持ち場のこだわりとリアルならではの熱気が漂っていてテンションあがりっぱなしでした。
来年こそはこだわりの詰まった会場を参加者の方にもお届けできたら、と個人的な密かな願いを残しておきます。
また、モデレータをさせていただく機会も多く、去年やりたいことに書いていた「イベントも登壇だけではなくトークセッションを回せるようになる」とういうのも無事にアクションが起こせた
港区の新規採用者向けにデザイン研修
Designship2021の開催直後の実施で余韻に浸る暇もなく、研修準備&実施。
Doではカリキュラムを考える側だったが、今回は更に講師まで担ったので、積み重なった知見からひとつステップアップできたかな、という感覚でした。
実際に区役所の研修担当の方など、役所で働く方々とコミュニケーションを取ることで、行政機関の置かれている環境や状況の解像度があがったのも良かった。
正直、想像以上のイシューがたくさん転がっていました。
DXと声高に叫ばれる昨今において、職員の方々は前向きにアクションを起こそうとしている。
デザイナーは課題提起をぶつけるだけではいけない。現場のイシューを見つめ解決へ導く取り組みをしていくことが、デザイナーに課せられた使命なのではないか。
小さなアクションでもいい。投げ込まれた小石の波紋が大きな波となるかもしれない。
というわけで、引き続き2022年もこのような活動は続けていくので、課題を持つ地方公共団体の方々や一緒になにかやりたいデザイナーの方がいらっしゃいましたら、「gov@design-ship.jp」までご連絡ください。
もしくは、わたしのSNSアカウントに直接お声がけいただいても構いません。
コンスタントに複業を1年間続ける
本業がフルリモートなこともあり、複業しやすくなったので試しにコンスタントに仕事を受けてみようと思ってやってみましたが、案外できました。
たくさん受けられるほど余裕はないので、数を絞ってエンタメ系の企業とネットスーパーの企業を長めにやりました。
エンタメ系の企業は半年くらいで業務が落ち着いたので終了。ネットスーパーの企業は今も続けています。
地方在住者へリサーチをしたり、業務委託の身でありながら実際にスーパーの店舗へ見学に行かせてもらって、現場のイシューをバチバチに浴びました。画面の外でどんなことが起きているのか…そこから観察していく体験は刺激的で面白い。
複業で関わったときに最初の入り込みが苦手なところがあったのだが、コンスタントに続けたことで慣れてきた部分はある。
本業では得られない経験や刺激をもらえるので今後も続けていきたい。2022年はやりたいことを絞ったうえで、自分の身になるような方向へいけるように持っていきたいと思っています。
本業の働き方
決まった仕様のUIデザインをすることは少なくなって、もっと手前の戦略からディスカッションをしながらデザインに落とし込んでいくことがかなり増えた。
特に意識的に身につけようとは思っていなかったが、ビジネス側のひとと話すことも多いので、ビジネス感覚はアップデートされました。競合を調べるときにまずは決算資料を読むようになったり、数字に対する抵抗感はほぼなくなった。
「感覚を身につける」という意味では、ビジネスモデル図鑑はパラパラ見てるだけでも役に立ったかな。
数字だけ見てても理解しづらいので図解で見るとすんなり入るのは職業柄なのかもしれない。
この本よかったです↓
UXリサーチのスキルもあげようと意識的にコミュニティや勉強会に顔を出したりもした。
複業でもインタビューをするなど、平均すると月1以上はインタビューできたのは自信に繋がった。今までインタビューに苦手意識があったんですが、やりまくると慣れてきて意外と自分できるじゃんって抵抗感がなりました。
あとは1000万ダウンロード達成したり。(すごい)
大きめの機能をリリースしたり、しました。(ほんとに大変だった)
Meetyを始めた
採用ではなく、世の中のデザイナーが何を考えどういう課題を抱いるのか、非デザイナーからデザイナーはどう写っているのか、というのを単純に知りたくて始めました。
学生からスタートアップの一人デザイナー、経営者の方などなど…普段過ごしてるうえでは出会えないような方々とお話できて面白い。
サービスの特性上、偏りはあるかもしれないが、世の中の課題キャッチアップにはもってこいである。
Designshipなどの個人的な活動に少なからず役に立っている。
視野が偏らないかという課題感のチューニングのためにこれからも細々と続けようと思います。
興味ある方いましたらこちらから↓
忙しかったりすると反応が遅くなってしまうこともあるのですが、ほとんど返信はします。
結婚&引っ越し
1月に結婚して、11月に引っ越ししました。
私が苗字を変えたくない、という意向から別姓での結婚になりました。イレギュラーな選択をしたので、法律も調べたり周囲に相談したり…その説は色んな方に支えてもらったので感謝しかありません。
情報を集めたり説明するのがまあまあ大変だったので、同じような選択をする人たちのためにも、もう少し気持ちが落ち着いたら詳しくnoteにでも残そうかとは思っています。
結婚前から5年ほどは同棲していたので、結婚したから引っ越しした、というわけではなく。単純に二人ともリモートワークなので、1LDKだとミーティングするのもキツイ、という状況だったため引っ越ししました。
オフィスへの通勤頻度が減ることも考えて、郊外へ引っ越し。
部屋も広いし、人も少なく静かだし、空も広くて空気も美味しい。夜道は星も見えちゃう。田舎育ちの自分としてはQOL爆上がりしたので、この引っ越しの満足度はかなり高かったです。
観葉植物を育てたり、便利な家電を買ったり、インテリアに凝り始めたりして、部屋を整えるのが楽しい。
あとは個人的なトピックだと、サウナに行きまくったり、パートナーの影響でヒップホップを聞くようになったり、相変わらずあつ森で時間が溶けていったり、北海道でワーケーションして美味しいもの食べまくったり、京都でひとり旅して寺院や日本庭園の魅力に気づいたりしました。
美術館のふりかえりnoteも書きました
2022に向けて
2021年はかなりアウトプットを出しまくった年でした。正直、疲弊してしまう部分も多く、心身ともに幸せだったか、と言われるとちょっと無理しすぎました。
年末はもうマラソンを走り切る直前の息切れのように、集中力がかなり落ちてしまったり体調を崩したり、どうしようもなくなってました。
みんなの活躍を見ているとアウトプット出さなきゃ〜と思って焦って無理してしまうんですが、その結果が生活に響くのは良くないとしみじみと感じた1年でした。
2022年は余白を大切にして、すぐのアウトプットではなく、数年かけてでも取り組めるようなものをじっくり探していきたいと思います。
なので、最近静かだな、と感じたとしても、もくもくと何かのテーマに取り組んでいると思ってもらえればありがたいです。
2022年もやっていき〜!!💪🔥
読んでいただきありがとうございます。Twitterは @tajima_kaho でやってます。