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12歳で側弯症と診断されて〜手術しか方法がないと言われた私がやったこと〜

初めまして!かほです!

12歳で見つかった私の側弯症のこと、側弯症と付き合ってきた12年を書いていきたいと思います。

私がこの記事を書こうと思ったのは、インスタでいただいたメッセージがきっかけです。その方は側弯症の娘さんがいらっしゃて、私のインスタを見てメッセージを送ってくださいました。

私は今無職で、何か資格があるとか人に負けないことがあるわけではありません。ですが、私と同じように側弯症で悩む方やそのご家族に、私の経験や行動が助けになったり、希望になったらという思いで、発信をしていこうと決めました。今自分にできることを考えて、まず側弯症についての経験を書くことにしました。


この文章を読んでくださる方の、参考になれば嬉しいです。


側弯症が見つかったきっかけ


小学校6年生の時に、学校の廊下を歩いていて、先生から
「左肩が下がってるよ」と言われました。その時はあまり深く考えず、放置していました。
その後、体育で腕を痛めてしまい、整形外科へ行くことに。
ついでに背骨も見てもらうことにしました。

そこで側弯症と診断されました。

その時に初めて側弯症という病名を知りました。
学校の定期健診でも指摘されたことはなく、自覚症状すらありませんでした。レントゲンの写真を見て、初めて自分の背骨が曲がっていることに気づいたのです。病名がわからずとも、レントゲンを見て大変なことになったことだけはわかりました。

大学病院で言われたこと「手術しかありません」

その後紹介状を書いてもらい、大学病院に行くことになりました。

大学病院の先生に言われたことは

「中度の側弯症ですね」
「少しでも進んだら手術です」
「手術する前にコルセットで経過観察しましょう」

この時の度数は約38度でした。
コルセットは治すためではなく、あくまで手術までのつなぎという説明を受けました。

母は先生に、
「運動で改善することはありますか?」
と聞きましたが
「運動では治りません」
と言われました。

大学病院からの帰り道、私と母は、手術はしたくない(させたくない)、そして、手術を待つためだけにコルセットをするのも嫌だと話し合いました。

実は側弯症と診断がついてから、母はネットや本で側弯症のことを調べてくれていました。そこで、側弯症に特化した整体院を見つけ、本を読み始めていました。そこはコルセットと運動療法で改善を目指す方針の整体院でした。

大学病院で手術するならば、整体院で治ることにかけたいという思いで、その整体院に行くことにしました。

整体院での治療


その整体院の主軸は2つあり、
1つ目は、コルセットをつけること。
2つ目は、運動することでした。

コルセットは、お風呂と運動する時以外ほぼ24時間つけていました。寝る時もつけねばならず、慣れるまでは途中で起きてしまうことも多々ありました。
私の場合コルセットは1.5kgほどありました。中度の側弯症だったこともありパッドがかなり分厚く、洋服を着ていても見た目に影響がありました。しかしそれよりも体力がない私にとって、重いコルセットをつけて毎日の通学、日常生活を送ることもしんどかったです。

運動療法は、その整体院の先生が考案したもので、毎日するように指導がありました。

小学6年生の冬辺りから治療を初めて、当初はコルセットも運動も毎日していましたが、中学校進学してから、運動をしなくなりました。

今になれば、言い訳かもしれませんが、人間関係の変化に加え、通学時間も増え、勉強の量も増え、その時の私には手一杯の状態でした。
言葉は難しいのですが、側弯症とか自分の体を考えるどころではなくなっていました。
あの頃は完璧主義で、それでいて優先順位がうまくつけられていませんでした。「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」「どうしよう」と負のループにハマっていたのかもしれません。

側弯症治療を放棄する

高校1年生まではコルセットだけは何とかつけていましたが、高校2年生からコルセットを勝手に外し、整形外科に通うことも辞めてしまいました。この時の度数は約43度でした。

そこからは、腰が痛いとか不快な症状も特にはなく、側弯症のことを深く考えず過ごしていました。

現在の状態

ここ数ヶ月様々なことがあり、自分の人生を考えるようになりました。その中で、側弯症や自分の体に向き合うことを決めました。

現在の背骨の状態を確認するために、先日久しぶりに整形外科へ。
レントゲンを撮った結果、度数は約45度と7年前からほとんど変化していませんでした。
先生からは、
「手術は必要ないよ」
「好きな運動探してやってみたら?」
と言われました。

側湾症を本気で直すために、ここ最近運動をしたりベクトレをはじめました。歪みはまだまだ手強いですが、地道にコツコツ楽しみながらやっています!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。思い返せば、中学生の時同じクラスに私を含め、側弯症の子が3人いました。今の時代、側弯症が増えているのかなと感じます。

私はまだ、側弯症を治している途中ですが、私の経験が側弯症で悩んでいる方、そのご家族の一助になれば幸いです。

かほ







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