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なんでマラウイに行くの?🇲🇼

7月からアフリカのマラウイへ渡航することを決めて
現在絶賛準備中なのですが、改めてそもそもなんでマラウイに行くの?という話です。
結論から言うと、マラウイの今の現場を最小単位で正しく知りたいからです。
#長いですが大切だと思ったのでここは語らせてください

私がマラウイを知ったのは6歳の時、英会話の先生がマラウイ人の方だったことがきっかけでした。
先生の名前はヘンリーで、ヘンリーは私に英会話以前に彼の国の素晴らしいところや豊かなところをすごくたくさん教えてくれました。
ヘンリーと私は英会話スクールを私が辞めても、ヘンリーが国に帰ってもずーーーっとメールやwhatsappで連絡を取りあっていました。

ヘンリーから聞くアフリカが私にとっては魅力的すぎて、マラウイのことやアフリカのことは誰よりも本や映像を見ていました。
#ディズニー映画もライオンキングがダントツ大好きでした笑
大人になればなるほどヘンリーから聞いているアフリカと本や資料で見るアフリカ。メディアで切り取られるアフリカに大きな乖離があることが違和感でした。
「本当にこんなに貧しい暮らしをヘンリーもしてたの?」
「マラウイで暮らすヘンリーは恵まれない国の人なの?」

そんな違和感が拭えなくて、アフリカや途上国と呼ばれる国の勉強をしましたが「現場を見ないと分からない」という気持ちが強く、大学2年生の春にマラウイへ実際に渡航しました。
現地ではヘンリーやヘンリーの地元の村の人が迎えてくれたり、村では子どもたちが流行っている遊びを教えてくれたりしました。
その時私が見たマラウイは、すごく豊かな国で「ヘンリーの言ってた通りだ」と思いました。
その時はそこで満足していました。
私の見たいマラウイが見れたことで良かったと思っていました。

でも、渡航から10年経った今もう一度マラウイの現場を正しく知りたいと思ったんです。
行きたい理由は「現場を正しく知りたいから」です。
これは、社会に出て「現場」の大切さを痛感したからです。

私はジーユーというアパレルの会社で店長、SV、経営改革と、現場も本部も経験しました。
本部にはほとんど物事の答えがなくて
実行するのは現場。問題が出るのも現場。とにかく現場に全てがありました。

これは転職してからも同じでした。現場にしか分からないことは必ずあるし、現場の人は現場を理解しようとする人にしか心を開かないと思ったんです。

そう思った時に私の中で引っ掛かっていたのはマラウイの存在でした。
大学時代の私はたった1ヶ月、ただ現場に行って生活を知っただけだったのではないか。
マラウイを本質的に知るにはもっと生活を共にして、友人を作り、その中から出てくる本音や本心を語り合えるから理解できることがあるんじゃないかと思ったんです。
私が見たいのは、国や現象や社会のような大きな意味でのマラウイではなくて、ヘンリーやパトリシアやヴィンセントのような個人単位から見るマラウイで、社会は人から成っているからこそもっと草の根的な意味での現場を見たいと思ったんです。
そのための入国の理由は青年海外協力隊や、日本企業として行くのではなくて「マラウイが好きで、とにかく仲良くなりたくて、あなたと生活を共にしたい」という姿勢だと思いました。

ヘンリーが6歳の時に教えてくれた私にとって大切な国だからこそ、ちゃんと最小単位での現場を知りたい。
その上で、今の私ならなんとかしてくれる人を繋げられると思う。
子どもたちと本音で語って、分かち合うからこそ現地の子どもたちのやりたいことを叶えることに本気になれると思う。
だからマラウイで現地の生活を共にしたいんです。
これが、私がマラウイに今行きたい理由です。
私の人生はマラウイと共にあるからこそ
これからも大切な国として一緒に成長していきたいです。

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