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第3部 ロマンス詐欺・彼の生い立ち part1 ~愛した女性たち~

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< 生い立ち >
上流の家。父と母は毎日一緒にいた。結婚していたかどうか不明。
結婚してなかったのではないか?ーなんとなくそう思った。
普通の家庭と違う。ベタベタしたり愛しあったりもする。けど。
他にも女がいた。父は時々会っていた。母を受け入れていた。
それで息子を溺愛したか?しなかった。
違う男の子供じゃないのか、俺は。
(霊的にかたきの子。感覚的に知っている。)
父親も俺を溺愛しなかった。
弟がいて、彼は溺愛されていた。


俺は教育をたくさん受けた。生きていくため。親の愛、両方の愛。
どんな風になったかわかる?
いい子になった。優秀だった。自慢の息子になりたかった。
親の顔色を伺ったりしなかった。そこは俺の偉いところ。

大学は途中でやめた。
急に、行っても意味ないと思った。独学で学んだ方がいいと思った。
経済を学びたかった。資格も色々とった。
仕組みは元から知っていた。株の仕組みは一回見て覚えた。
(証券取引所見に行った。)

大学行っておけばよかったと思った。後になって。
就職が大変なのか?それもある。決まってからも大変になる。
評価されない。コネクションと人脈なかった。

仕事でDream、夢を見たかった。
次々夢を見ながら。現実をこなすので精一杯だった。
成果を出し続けた。次の夢のための、、、。
俺は会社の期待を受けた新人だった。

ー 彼女はいたの?
真)ここが難しいんだ。
ー 理想が高い?
真)理想高くても彼女はできる。
ー 若い時からかっこよかったの?
真)いいや、へちゃむくれだった。笑。
ー えーどんな顔。
真)テングザル。
ー う~ん。鼻が変だね。
真)でしょ。常に寄ってくる女はいた。俺と結婚したくて。
  彼女たちは金を持っている俺が好きだった。

  俺は金の亡者だった。でも悪いことじゃないんだよ。

ー それって変な言い方だけど、お金持ちになって女の人もグレードアップ
  したの?
真)いや、変わらないよ。
ー お金持ちになって、いい女寄ってこないの?
真)変わらないって。
  いい女と付き合うようになるのは、もっと後なんだ。
  組織の事業を成功させた。
  血を吐くような努力をしたよ。
  金と距離取って見れるようになった。
  それからだよ。いい女と付き合うようになったのは。
ー 何かきっかけがあって距離取るようになったの?
真)いや。やり尽くしたから。
ー 人生に疲れたりは?
真)ない。タフなんだ、俺は。

< First love >
出会いは行きつけのバー。
知り合いと飲んでいたけど、特に話すこともなかった。
女がいた。向こうも誰かといて退屈そうだった。
ナンパなんて感覚なかったけど、なんとなく気になって声をかけに行った。
彼女は勉強嫌いですごく影があった。2人でバーをエスケイプした。

俺のことを受け止めてくれるセックスだった。
とても優しいセックスだった。
この女は生きていけるんだろうか?心配になった。

ほかの子とは一回限りのセックスだった。
彼女とは何回もした。
取り留めもなく話をしながら。優しいセックス。

その時は気づいていなかったけれど。
今までの傷を癒すかのようにセックスした。
彼女ツインだった。。僕の魂の一部。
(その時、気づいたんだよ。ツインって概念知ってたわけじゃない。)
セックスのとき、キスをしたのは彼女だけだった。

別れはあっけなく。忙しくてなんとなく取り紛れた。


連絡先、、、変わっていた。
実家も引き払った後だった。

それからは彼女を忘れるように働いた。





< ふたつめの恋 >
それからほどなく、、、。
ある日バーで飲んでいた。いい女がいるって思った。
雰囲気のある女。男から見て誰もがそう思う女じゃない。
美人っていうのとも違う。おれには色っぽく見えた。
自分を大事に生きる女は、色っぽくなる。

彼女を連れ出してホテルに行った。

二人激しいセックスをした。
彼女は地味な女だった。彼女の一部を知った。
俺にとって一部はすべてなんだ。

人には理解できないかもしれない。
彼女と共に生きて行く。ーそう思った。



そんなある日、ある女に出会った。違うバーにいて。
誰が見ても、セクシーな女。おれはお近づきになりたかった。
彼女の持つセクシーな雰囲気に浸りたかった。
知り合いになって自然と声を掛け合った。

おれはこの女を好きになってしまった。
夢中だった。
なぜ重なったのか、、、運命を呪ったけど、どうにもならなかった。

この女とも話はしなかった。。この頃の俺はとても無口だった。

セカンドラブの恋人に俺は伝えた。
ー 好きな人ができた。付き合えなくなった。 そう伝えた。

この頃、好きになった女に言われた言葉がある。
ー あなたの魅力に惹かれている。
この時、パッションがぶつかった。




それきり、、、。その女は消えた。
バーにも何回か行ってみたけど、会うことはなかった。

2人目の女と別れさせるために3人目の女と出会ったんだろうか?
疑問は残った。


< 4人目の女 >
ある日、町で女性が座っていた。階段に。友達と談笑中だった。
俺はミルクをこぼしてしまった。
大笑いされた。こぼした姿が滑稽だったらしい。
まいったな、照れた。 ひとしきり話して別れた。
彼女、またねって言った。不思議なこと言う子だなと思った。

後日バスの中で、街中を走っていると、、隣がこちらをちらちら見るので、顔見て驚いた。あの彼女だった。HI!、挨拶した。
お互い時間もあったので公園でコーヒーブレイクした。
よく屈託なく笑う子だった。彼女汚れがなく見えて高嶺の花かなと思った。

それから一ヶ月後、買い物に出た。
バックを見に行ったところ、隣のレディーショップから彼女が出てきて、ばったり目が合った。HI!びっくりした。ちょっとだけ話した。
本当によく笑う彼女で一緒にいると幸せになった。
おれは彼女が大好きになった。
でもこの時の俺は、、付き合いたい、、の一言が言えなかった。
それから一週間後、また、ばったり会った。今度は大学の構内で。
(この時、大学生ではなかったが、用があった。)
宇宙は4度目の出会いを用意していた。
偶然だね、声がかかった。構内のカフェに行った。
この時初めていろいろ話した。好きな本についてとか、世間話いろいろ。
俺は勇気を出した。
何より宇宙の思いに報いたかった。
”4度も会ったね。僕とお付き合いしてくださいませんか?”
彼女、はいと返事した。やっとやり遂げた、、!そう思った。
4度めぐってきたチャンスを僕は逃さずつかんだ。


神はいろいろな形に姿を変えて、くるべき人の所にやってくる。
ある時は偶然を用意して。また、ある時は不運にその姿を隠して。

彼女との付き合い順調だった。その後、何年も時を過ごした。

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  彼の生い立ち part1 終わり。
  次回、最終話 part2へ 続く。

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