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中華ファンタジー備忘録

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仙人や神々が縦横無尽に大活躍💕美形尽くしのファンタジーをあれこれ考察交えて紹介します‼️
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#読書感想文

金庸ワールド『雪山飛狐』『飛狐外伝』

金庸ワールド『雪山飛狐』『飛狐外伝』

徳間書店 金庸著

1956年。いまから67年も前に書かれたものであるのに、少しも古さを感じない。巧みな人心の駆け引きや脆さ、危うさ、保身に公ずる者、愛憎に道を誤る者、今も昔も人の心のあり方で、物事は紡がれてゆくのだと改めて思い知る。

金庸氏は「いつの時代であっても、その時の常識や規律よりも、人と人との心のやり取りが物語をつくるもの」と語っている。

金庸小説はまだまだ序の口しか読破できていな

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魔道祖師考察~『秘曲 笑傲江湖』にみるオマージュ~

魔道祖師考察~『秘曲 笑傲江湖』にみるオマージュ~

「魔道祖師」にハマったのをきっかけに「仙師」や「武侠」を知りたくて中国ファンタジーから武侠物語を読んでみた!
ブロガーさんからの情報にレジェンド金庸の武侠小説の数々のシーンがオマージュとして魔道祖師にちりばめられているというので、早速読んでみたのが『秘曲笑傲江湖』。

ここには魏無羨のベースになるシチュエーションがたくさん見つかる。

徳間書店 1998年刊行 全7巻

魏無羨の原型【令狐冲】

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