あの頃もいまも。
家の小さな窓からほんの少しの緑。
照り返す輝きでもう夕方になっちゃったんだって気づく。
愛ができる人がいて、
太陽がいつものように登っていた、
本当はそれだけで十分だってなんとなくわかってた。
やっと今わかった。
温かい春の風。
お別れの季節に別れなきゃいけないのは
今までの暮らし。
不安が微風と一緒に押し寄せるから、
息を止めてグッと堪える。
あの頃はよかったなと思う春が
ずっと続きますように。
そうやっていつも春を愛してる。
そしたら死んだ後にも、
いい春だったと思える気がする。
愛しいなと思える時間に、
そっと頭を撫でられて、
そっと抱きしめて、
もうこれだけで充分で、
これだけがずっと続けばいいと願ってしまう。
いつも通りの笑顔じゃない
それがきっと春。
そうでしかいられないし、それでいい。
だから前を向いて、歩いて行こうね。
あの頃はよかったなと思う春が
ずっと続きますように。
そうやっていつも春を愛してる。
そしたら死んだ後でも、
いい春だったと思える気がする。
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