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小さな八百屋の挑戦が始まりました!

皆さん!初めまして!
洲崎邦郎と申します。

農業へ

2010年年明け、兼六園に一番近いホテルを辞して、能登半島の真ん中あたり七尾市の能登島という島で農業をすることにしました。
田んぼ、畑が手に入り、親方もスタッフも見つかり、オリーブの畑も持つことができました。

2014年秋、東京で友人の主催する「太陽のマルシェ」に出店したのを機に、農家さんとのネットワークの必要性を痛感。農作物を売りたいのは自分だけではない。直接、消費者と繋がりたい農家はたくさんいて、各々自身のやり方で消費者との繋がりを求めている。石川県内の農家さんをネットワークして消費者に繋げる活動をすることがこれからの自分の農業にとって大切ではないかと考えました。

生産者と消費者を
つなぐ活動の始まり

そして、2016年夏、NPO法人アグリファイブ設立。
マルシェに参加したり、主催したり、農家探訪ツアーを実施したりと様々な方法で農家さんを応援。2017年春、金沢市内の中心商店街にて毎週水曜にマルシェを開催することとなる。このマルシェは今も続いています。
毎週水曜、農家さんとの並んで野菜の販売をしているうちに、日常的に野菜を売る店を作ろうと決心。

石川県産の野菜だけを
販売する店を開業!

2018年夏、同商店街の空き店舗をリノベして、八百屋を開業。香土カグツチと名付ける。土の香りのする場所。

店をやっているうちに、来店する子育て世代のママさんたちが、野菜を指さして、無農薬ですか?どうやって作ってますか?などいろいろと聞いてくることを目の当たりにして、ママさんたちとちゃんと向き合いたいと考えるようになりました。

ママさんたちの近くに行こう!

2021年夏、金沢市中心商店街から郊外に位置する野々市市中林に移転しました!そこは農家さんの使わなくなった納屋でみんなでリノベして再スタート。
移転してからは、野菜定期便という野菜配達も件数が増え、配達先はほぼほぼ子育て世代のママさんたち。
配達に行くと、チビちゃんたちが玄関先に出てきて、「やちゃい、やちゃい」と言います。この瞬間が癒されますね。ホント‼️

香土カグツチは地物野菜だけ

気がつけば、石川県内の農家さんを応援して、彼らの野菜だけを販売しているわけで、うちにくれば、石川県の旬がわかるということなんですよね。
直接消費者と繋がりたい農家さんを中心に8割は無農薬野菜です。当たり前のように新鮮で、香りがして、味がいい。

2022年年明けの出来事

昨年年明け、農協から電話があり、田んぼの減反の依頼でした。私たちが耕作している能登島の田んぼは耕地整理をして田んぼがしやすく作業効率も向上した状態になって2作目。これからしっかり稲作を!と思っていた矢先に減反とは!農協の担当に、「何を言っているのか?」食ってかかりました。その後、地区内で他の農家さんが減反することで調整がつき、私たちは田んぼの準備に入りました。そして、2月末、ロシアがウクライナに攻め入り、小麦が動かなくなりました。理不尽な事態です。
5月のはじめ、私たちはいつも通りに田植えを始め、私はいつものように手元をやってましたが、スタッフが田植え機に乗っている姿を見ているうちに先にあった出来事が頭に甦り、だんだん自分で整理のつかない苛立たしい状況になりました。米は余り、小麦が足りない????
田んぼを守り、子供たちが将来農業に就ける環境を整えることが私の仕事で、生産者と消費者を繋ぎ、農業が持続可能な産業として消費者の食を守る。
そのために農作業もし、野菜も売り、野菜のおいしさを伝える活動もしと。

私の活動があまりにも小さくて皆さんに届いていない。と思うようになりました。

能登半島に生産拠点を作ろう!

その夏、いろいろ悩んで、今までのノウハウを元にもっと多くの人に伝わることをしようと心に決め、構想を発表。
2023年年明け、何人もの仲間を手に入れて、この一大プロジェクトが動き始めました。

このプロジェクト

【能登半島に地球が喜ぶ農業の一大生産拠点を作る!】
の原点は…

私が日々営む野々市市中林の小さな八百屋でお客さまと向き合い続けた中にあります。

今日も能登半島最先端の珠洲市で私のスタッフが農作業をしています。

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