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発達障害の診断を受け直したら、ADHDでした

寒さにはめっぽう強いぶた野郎です。
前回から続けて発達障害の検査を集中して受けてきましたが、この度診断が下りました。



診断結果

タイトルとも被りますが、以下の通りです。

・ADHDの確定診断
・ASDの傾向がある
・二次障害として抑うつ状態だが、うつ病や双極性障害ではない

これらについて検査の経験も含めて詳しく書いていきます。

ADHDの確定診断

ADHDはワーキングメモリー(短期での記憶)に問題があることが知られています。前回WAIS-Ⅳを受けた際も、ワーキングメモリー指標が低かったです。

今回記憶力にさらに着目した「ウエクスラー記憶力検査(WMS-R)」を受けました。結果として他の同年代の人と比べて視覚情報、聴覚情報は大まかに受け取れるが、細かい情報での間違いが目立ったそうです。
具体的には複数のものを記憶をする問題で、前後の情報がごちゃごちゃになって混ざって記憶してしまうこと、自分が記憶をした際の主観的な情報(大変だった、困ったなど)が、記憶に入ってしまうことが挙げられました。

この特性によって私は、仕事の量が増えたときに、細かいところにミスが出てしまったり、微妙な記憶違いによって伝達ミスが出てしまう問題が出るそうです。個人的には納得のいくものでした。この結果だけではないですが、総合的に見てADHDの診断が出ました。

ASDの傾向がある

ASD、自閉症スペクトラムの傾向もあるとのことでしたが、確定診断は下りませんでした。いわゆるグレーゾーンです。

コミュニケーションを測る心理検査で、「自責的な傾向、自分のせいだということを感じやすい傾向はあるが、言葉で表現をする上でその気持ちが相手に伝わりにくい」コミュニケーションをすることが判明しました。
このコミュニケーションによって相手に誤解が生じてしまい、それも生きづらさの原因になっているそうです。

これはデイケアだったりカウンセリングでなんとかなるそうです。しかしながら傾向があるのみで、確定診断には至りませんでした。
最初中学生のときに発達障害を指摘された際に「アスペルガー症候群」と言われていたので、その種類であるASDの確定診断が下りなかったことは驚きました。

二次障害として抑うつ状態だが、うつ病や双極性障害ではない

不安が強いなど抑うつ傾向にある自覚はありました。しかしながら光トポグラフィーといった脳波検査(うつ病、双極性障害の診断の補助に使われる)、問診をした結果、うつ病や双極性障害の診断ではなかったです。

抑うつ傾向にあるのは、発達障害の特性から周囲との齟齬が生じ、適応障害を併発してしまう、いわゆる「二次障害」とのことでした。これは自分でも納得するし、新しい発見でした。

これからどうしていくか

まずは仕事の種類を減らしていくことを、お医者さんに勧められました。幸い障害者雇用なので、そこの配慮は伝えやすいかと思います。

そしてADHDの症状緩和のために、今飲んでいるストラテラを増やすか、より不注意に効果のあるコンサータに変更することも勧められました。コンサータへの変薬はしてみて感想も書いてみます。

今回集中的に検査を受けましたが、自分の特性や方向性がわかって、とても良かったです。その上でより生きやすくなるように自分で工夫をしていきたいと思います。

神楽坂養豚場

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