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四国旅行記・ひとり旅
1日目・12月17日(金)
有給休暇を取得して、本日から週末3連休を利用しての四国旅行。氷河期世代のひとり旅。
いつも通り朝の6時のアラームで目覚めると、すぐに荷物の準備に取りかかりました。と言っても男のひとり旅、スマホの充電器と2日分くらいの着替えと多少の現金、それくらいの準備なのでリュックサック1つに収まりました。やっぱひとり旅って気楽でいいですよね。愛車はBMW320i。8速AT/MTの走る系のセダン。
朝8時には家を出発して、阪神高速湾岸線で大阪から神戸市内へ。雨がぽつぽつと降っていてなんか嫌だなぁ、って思っていました。神戸市内に入ると湾岸線を降りて神戸線に乗り換えないといけないだけど、出口を間違えなんか変な感じになっていったんポートアイランドまで行ってしまって、さらに通勤ラッシュの時間帯にも重なり渋滞に巻き込まれました。
明石大橋から淡路島に入るともう周りには車がほとんどなく、快適なドライブ。
うずしおクルーズ
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最初の目的地は、うずしおクルーズ。乗り場は淡路島の福良港。もう1週間くらい前から朝10時50分の船便で予約してたんですよね。それで神戸市内での渋滞でちょっと焦って、間に合うかな·····なんて思ってたんですが、淡路島に入ってから道が空いてたんでだいぶ巻き返しました。結局30分くらい余裕もって到着。
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世界最大級とも言われる渦潮が見られる鳴門海峡。すっかり天気も晴れてきました。本日は「大うずの日」との事で迫力のある渦潮が見れました。ただ、風が強い日だったのでだいぶ波は荒れてましたね。遠足でしょうか、小学生の乗客が多かったです。
乗ったのは咸臨丸という船で1856年オランダで建通され、1860年勝海舟によって日本人ではじめて太平洋横断しアメリカへ渡った蒸気帆船を復元したものだそうです。
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祖谷渓・大歩危・小歩危(いやけい・おおぼけ・こぼけ)
いよいよ四国に上陸。鳴門海峡大橋を渡り徳島県へ。そのまま高速道路を経由して秘境・祖谷が最初の目的地です。一度サービスエリアで徳島ラーメンを食べました。徳島ラーメンって和歌山ラーメンに似てますね。和歌山ラーメンみたいな濃厚しょう油とんこつの上に生卵が乗っている·····そんな感じ。
さっきまで晴れていたんですけど、山道に入ると天気が悪くなってきて雨が降ってくるし、ちょっと霧がかかっていて視界が悪かったですね。しまいには雹か霰がフロントガラスを叩いていました。
秘境とは聞いていましたが意外と道はアスファルトで舗装されていて、片道1車線ではありましたが走りやすかったですね。周りを見渡す限りの険しい山々、結構な断崖絶壁の上に家屋が建てられていて「すげぇ所に住んでるな」と思いました。
15時過ぎにホテルにチェックイン。1泊目は祖谷渓温泉・ホテル秘境の湯。きちんとベッドが1つのシングルルームもありひとり旅に最適。夕食までの間に付近を散策しようと思ってたんですが、いかんせん天気が荒れていて。少し雪も降っていました。ただ、近くにかずら橋があったのでどんなものなのか様子を見に行きました。
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残念ながら営業時間外で渡る事は出来ませんでした。橋に営業時間があるなんて思いもよりませんでした。通行料550円もかかります。この辺りは山奥で街灯もないので日が落ちるとすぐに真っ暗になります。しぶしぶホテルに帰って夕食をいただきますか。
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食事会場は夫婦やご年配の方が多く平日という事もあってかファミリー客はいませんでした。その方が静かでいいんですけどね。逆に僕のようなひとり客もいなかったですが。
料理は雨子(あまご)という川魚メインの和食懐石。雨子はヤマメと姿形が似ている川魚で西日本に多く分布しているそうです。全然臭みもなく、刺身や炊き込みご飯など堪能出来ました。鍋は味噌を絡めた金時豚の焼き物。
最後に名物の祖谷そばとフルーツまで付いてました。祖谷そばなんですが、十割そばだそうなんですが麺が太くあまり喉越しが良くはなかったです。あ、写真は撮り忘れました。
それから大浴場にも行きました。非常に良い泉質で、オイルのようなとろみが付いた湯でお肌に良さそうな気がしました。
露天風呂もあったのですが扉を開けたら雪が降っておりまして、あまりの寒さに風呂までたどり着けずに引き返しましたよ。
2日目・12月18日(土)
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朝9時にホテルをチェックアウトしました。ここのホテルの良さはなんといってもスタッフさんの温かい心遣いですね。受付も若い女性スタッフさんに丁寧にご案内して頂きましたし、食事中も1つ1つ丁寧に料理の説明をしてくれました。食事やお部屋にあったメッセージカードみたいなのも嬉しかったですね。
あとは料理も温泉も良かった。周りの旅館と比べてもそれほど高くなく駐車場も広かったし、屋根付きの駐車場もありましたので雪に埋もれる心配はありませんでした。
山奥でしたがWiFi完備でした。料金も朝夕食付きで14000円くらいだったと思います。カップルで行けばさらに安いかも。非常にリーズナブルなホテルでした。
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かずら橋
朝一番に向かったのは昨日渡れなかったかずら橋。かずら橋は一方通行で通行料550円を払って渡ります。渡った先に何があるかというと元来た道があるだけです。
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こんな感じで横からの写真も撮れちゃうんです。どういう事かと言うと、かずら橋に並行してコンクリート製の橋が架かっているんですよ。まぁ、そのコンクリート製の橋を渡ってかずら橋の入り口まで行って、渡ったあとにもう1回コンクリート製の橋を渡って何度も繰り返して渡る事が出来ますが、まぁ1回で充分でしょう。
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かずら橋の由来は、祖谷に巡行された弘法大師が困っている村人の為に作ったという説や、追っ手から逃れる平家の落人が楽に切り落とせるようシラクチカズラで作ったという説等諸説が残っているそうです。長さ45m・幅2m・水面上14m。 昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設で3年毎に架替えが行われるみたい。
僕は高所恐怖症という事もあり、手すりを持ちながらよちよち歩いて渡りましたね。後ろから他の客に煽られるのであんまり景色を眺めてる余裕もなかったです。
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祖谷の観光名所を廻りました。いずれも車で数分でたどり着けます。ただ、小便小僧への道がかなりの悪路と言いますか、道に落石や落木が多く車体が泥まみれになりましたね。
大股で歩いても危険で小股で歩いても危険な事から「大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)」と呼ばれています。
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遊覧船は1200円で乗れます。乗客は60代くらいのおじさんと僕の2名だけでした。60代くらいのおじさんもひとり旅なんでしょうね。彼が一体何をしていたかというと、時折景色をパシャパシャ撮影するという、まぁ僕と同じような行動ですよ。
船からおりる時におじさんに「いい景色でしたねぇ」って声をかけたんですが「えぇ·····」の後、会話が続かない感じでしたね。そんなおじさん情報·····要らないっすね。
高知県高知市内
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祖谷から高知県へ向かいました。まず高知駅前で銅像を撮影してからホテルに向かいました。快晴でした。高知市内ってヤシの木の街路樹が並んでいて、南国のような雰囲気で心なしか温かい気もしました。
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2021年にオープンしたばかりのホテルベストプライス高知にチェックイン。駐車場が1日350円ですが、先着順だそうで15時半くらいに到着したのですが、駐車場の枠が2つしか余っていない感じでギリギリでしたね。1度駐車スペースをキープすればホテルのフロントに番号を告げて三角コーンを置いて出かける事も出来ます。
桂浜
坂本龍馬が愛したという海岸、桂浜に向かいました。
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ひろめ市場
夕食は名所の「ひろめ市場」に行きました。こちらは漁港の魚市場とフードコートを足したような雰囲気でした。ただ、1人で行くと座席のキープが難しかったです。それで、カウンター席のあるお店に入りました。店の名前は覚えてません。
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カツオのたたき丼はさすがに美味しかったです。ウツボのお味は「鶏肉に似てる」なんて言われる事もありますが、淡白な白身で皮のゼラチン質も相まって河豚のような味わいでした。美味い!
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やっぱり新しいホテルっていいですよね。ビジネスホテルのようですが大浴場もありました。ファミリー客が多かったように思います。
3日目・12月19日(日)
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朝食バイキング付きで1泊5000円台でした。新しく清潔なホテルでした。ひとり旅や高知市内観光におすすめ。
3日目は美味しそうなチーズケーキが食べれそうな四国カルストを目指して愛媛県に向かいました。
途中、四万十川の源流近くを通りました。
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四国カルストってなだらかな高原みたいなんですが、標高1000メートル以上もあるんですね。四国って雪のイメージなかったのですが、大雪でした。
僕も大阪に長く暮らしてるので、雪の経験がなくスノータイヤとかチェーンもなかったので、途中何度もスリップしました。で、上のような雪道に阻まれて完全に前に進めなくなってしまいました。
仕方ないので四国カルストは諦め元来た道を下って松山市内に向かいました。チーズケーキのくちになってたんですけどね·····。
愛媛県松山市・道後温泉
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松山市と言えば夏目漱石「坊ちゃん」の舞台ですね。「世界の中心で愛を叫ぶ」これも愛媛県が舞台だったと思います。
道後温泉本館はリニューアル工事中で変な感じのシートが被さっていました。420円で入湯も出来るみたいだったのですが湯冷めするかな·····と思い断念、松山城を目指しました。
松山城
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ロープウェイで5分ほど登って松山城に行きました。津山城、姫路城と共に松山城は三大平山城のひとつ。要は山の上にある山城はいくつかあるけれど、平地の上にぽつんと小高い山があり、その上に建てられた城だそうです。
松山市内を一望出来ました。神々しい夕陽、綺麗でした。
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愛媛の名物はみかん以外では鯛めしが有名らしいので松山城の近くで食べました。宇和島の鯛めしは、生の鯛の刺身を温かいご飯に薬味とタレを混ぜて食べるスタイルです。
天然の鯛と養殖の鯛を選べるみたいなので迷わず「天然の鯛で·····」とお願いしたんですが、本日は天然の鯛がございませんでして·····との事で養殖の鯛になりました。まぁ、違いがわかる舌でもないんですけどね。
鯛めしを食べてお腹いっぱいになったところで帰路につく事にしました。帰りはしまなみ海道を渡って大阪に帰りました。
途中、サービスエリアで尾道ラーメンも食べましたが、写真は撮ってませんね。
以上で3日間の四国旅行は完結。香川県·····行ってませんよね。また四国には行きたいです。
ちなみに·····
ちなみに·····僕は5年ほど前まで家族がいたんです。バツイチなんですよね。15年ほど結婚生活をして熟年離婚になります。ただの料理好きな女子力高いおじさんではなく、実際に2人の子供たちのために料理を作ってました。
年に1回ほど家族旅行もしました。
で、秘蔵写真1枚。
ちなみにこの長男(ちっちゃい子)は芦田愛菜ちゃんと同い年なので·····次は高校3年生になります。意外とデカくてビックリですよね(笑)
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ありがとうございました。
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