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金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン !感想

本書の前書きに出てくるこの言葉「サラリーマンが稼げないのは、使えない社員の給与を使える社員が賄っているからなのです」...
私はこの文を読み、冒頭から何とも言えない気分になりました。

採用面接で嘘八百を並べ立てても一度入社してしまえば安泰。会社としては、たとえその社員がどんなに「使えない社員」だったとしても、簡単にはクビにはできません。使えない社員を雇い続ける金銭的リスクは、従業員の平均的な給与水準を下げることでヘッジしています。

つまり「使えない社員」を雇い続けることによるあおりを食っているのは、あなたのような、「やりがいを持ちながら仕事に励んでいるサラリーマン」ということになります。

本書より抜粋

 分かってはいたけど、言葉にできない、しちゃいけない、そんな気持ちと、うぬぼれちゃいけない、調子にのるな、そんな自制心がぐちゃぐちゃに混ざり合って、日々の苛立ちを心の奥底に押さえつけて仕事をこなしていました。

何十年も働いているのに、技術が新入社員に毛が生えた程度で止まっている人、同じミスを何回も何回も繰り返し、上辺だけの反省でその場をやり過ごそうとする人、新しいことに挑戦しない人・・・はぁ(;一_一))
これ言い出したらキリがないのでこの辺でやめときます。

すみません。いきなり愚痴ばっかり書いてしまって。だけどサラリーマンって一体なんなんだろう?会社員でいることにメリットってあるの?などなど思う所は沢山あります。本書の著者は、大学を卒業後にエンジニアとして就職し、月収は手取りで17万4000円だったそうです。

やりがいはあったが、安すぎる給与に先が見えなくなって、フリーランスエンジニアとして独立。すると、働き方はサラリーマン時代とそう変わらないにも関わらず、収入は3倍になっています。

これが正当な対価だとすれば、サラリーマン時代は、本来得るべき収入の3分の2を搾取されていたことになります。

本書より抜粋

前書きの部分だけでも引用しまくっていますが、それだけ私には刺さった文章でした。当然、著者が努力してスキルを磨き、技術力を高めたからこその報酬だと思いますが、サラリーマンとしてこのまま働き続けていいのか、考えさせられる事になったのは事実です。なんか、前書き9ページ分を読むだけでもこの本を買ってもいいかもしれませんね(笑)

本書は、サラリーマンが如何にしんどい働き方をしているかについてと、逆にフリーランスや副業サラリーマンはリスクが無く、メリットが大きいことを様々な角度から説明されています。全部の章で刺さることだらけで、この本まるまる一冊分をオススメしたいぐらいですが、特に良かった所を紹介したいと思います。

お金を使っても財は無くならない
お金を使ったら、当然お金は無くなります。しかし、その使い道が自己投資に使ったものだったら、それは自分の財産となり、使ったお金以上のお金を生む原動力となります。

3万円を貯金したら、3万円がそのまま銀行口座に眠り続けるだけですが、3万円を自分に投資すれば、知識・スキル・人脈・影響力といった「財」が自分のものとなり、さらにお金を増やすことが可能になるのです。

本書より抜粋

これは、この感想文を読んでいただいている人も、世の中の多くの人も分かっていることですよね。分かっているけど動けない、余裕がない、失敗したらどうしよう、自分には無理だ、いろんな理由から自己投資にお金を使えない人は多いと思います。でも、私の実体験から言っても著者が言っていることは、まぎれもなく事実です。

私の自己投資は、主に本を買う事と、ビジネス系インフルエンサーの動画に課金することですが、それだけでも副業に挑戦し収入を得ることができています。毎月、2,3冊の本を買うだけでも意味は必ずあるので、少額からでも何かやってみると良いと思います。

ここまで本書のほんの一部を紹介しましたが、他にも積立NISAに毎月数万円を無理くり投資に回したとしても、それは「死に金」になるだけという事だったり、サラリーマンにも光る技能がある事を伝えていたりしています。

紹介したいことはまだまだいっぱいありますが、本の感想文は長すぎると飽きられてしまうと思うので、この辺でやめて置きます(これは、私の感覚なので違ったらすいません(;^ω^))。

サラリーマン(会社員)の方には、是非、読んで欲しい一冊です。
必ず新しい発見があると確信しています!!!

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