見出し画像

独断 CoCo壱番屋創業者 宗次流商いの基本 感想

CoCo壱番屋創業者の本。

この本を選んだ理由はこれだけです。だってCoCo壱は日本人全員が好きですよね(^^)全国にチェーン展開しているから、どこにでもあるし何より美味い!
プラス私の地元である愛知が創業の地。

もうね、CoCo壱ファンになるのは必然でしたよ。
CoCo壱のカレーは美味いから、日本一のカレーチェーンになったのは分かる。だけど、それだけじゃないはずだと思い、本書を読ませていただきました。

本書は創業者の宗次徳ニさんが、CoCo壱を創業からどのように日本一のカレーチェーンまでにしたのか、経営の方法と信念を語っている内容です。

本書の中で私が特に勉強になった部分について紹介します。

・立地の悪さはサービスで挽回する
・万人向けの味こそが何度でも食べたくなる
・ブルームシステム

・立地の悪さはサービスで挽回する

立地で選べばいい物件はなかなか見つからないし、そもそも信用も実績も資金もないのだから、そんな物件が借りられるわけもない。大事なのは、お客様がわざわざ足を運んでくださるような心のこもったサービスを提供することだと考えた。
(中略)

立地が悪くても、自分たちの努力を積み上げてお客様に認めていただき、3年後に地域1番になればいいと考えた。最初から一流地に出店してうまくいっていたら商売を甘く見ていたに違いない。

二流地、三流地でも努力工夫をしてお客様を増やしていく。そういう商売の方が断然面白いと思うのである。             
本書より抜粋

この部分は「確かにそうだよな」と思いました。立地よりもサービスの良さで、お客様にまた来たいと思っていただく。そういうノウハウがあってこそ、一流地に出店した時に爆発するんでしょうね。

・万人向けの味こそが何度でも食べたくなる

大切なのは、飽きない味のカレーだということ。
(中略)

「お母さんの味」と言われることもあるが、家庭的な味であることが飽きない最大の理由だと自負している。

他のカレーチェーン店はプロの味にこだわり、様々なスパイスを効かせたカレーを作ろうとする。しかし、個性が強すぎるカレーは多くの人には何度も食べたくなるものではないし、コストがかかるから価格も高くなる。

ココイチで提供するカレーは自己満足のこだわりの強いカレーではなく、「食べておいしい」というシンプルな発想で作られた。飽きない味だから何度でも足を運びたくなり、身近な人に教えたくなる店なのだ。
本書より抜粋

まさしくこれですよね!!昔から家庭で作られてきたようなシンプル味。だけど、これが好きで何度でも食べたくなってしまう。さらに、トッピングの組み合わせは無限。辛さもご飯の量も選びたい放題。
CoCo壱...最強ですね。

・ブルームシステム

カレーハウスCoCo壱番屋のオーナーとして出店するには社員ののれん分け独立制度、名付けてブルームシステム(BS)による方法がある。ブルームは「開花する」と言う意味で、私が独立制度を考えたときに名付けた。

BSで独立するには社員として店舗で働いて経験を積み、独立できるだけの実力と心構えを身に付ける必要がある。今では平均5年程度で独立していくが、それ以上に時間がかかる場合もあるようだ。
(中略)

出店スピードを早めようと思えば修行期間を短縮すれば良いのだが、いくら繁盛店を作るノウハウがあっても、店を運営する人間が成長しなければ結果は出ない。だから妥協せず、店の営業のあらゆる知識を身に付け、実際に店長として店を切り盛りして様々な経験を積ませる。
本書より抜粋

これは知らなかったです。てっきりフランチャイズで加盟店を増やしていると思っていたから意外でした。「素人にノウハウだけ提供しても結果は出ない」だからこそ、しっかり教育してから店を任せる。ここがCoCo壱の強みなんでしょうね。

以上、本書からCoCo壱の強さの秘密をについて、本書のほんの一部を紹介させていただきました。ほんとはもっといいところがあって、伝えたい気持ちはあるんですがここまでにしておきます。

もっと知りたいと思った方は、是非、本書を読んでみてください。CoCo壱がもっと好きになると思いますよ(^^)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?