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十干の方位〜甲乙、丙丁、そのほか十干はどの方位を指す?

十干にも方位があるって?それなら甲はどこを指すのか?

こんばんは!カゴです。

前回は十二支の方位について解説しました。

十二支が方位にあてがわれているのは比較的知られていると思います。
占いをやってる人なら一般常識とも言えます。

それでは十二支だけなのかというと、
実は、十干にも方位があるんです。

十干の方位はそれほど重要ではないかもしれません。
ただ、前回が方位の話だったので、
今回も方位の話を、ということで
十干の方位をみていきたいと思います。

なお、十干の意味などはこちらの記事を参考にしてみてください。

なお、こちらでは基本理論【陰陽論】の関係で、北を下にした方位盤を使用しています。

十干の方位を解説!

方位の基本は十二支です。
そこに十干が入り込んでくる、
と考えると分かりやすいかもしれません。

始まりは甲、東方位からスタート

十干は【甲】が始まりです。
そして、甲がゆかりのある方位は『東』方位となります。

十二支でいうと東は【卯】です。
卯は東の30°を陣取ります。

この30°を3つに分けます。
そのうちの真ん中を卯が司り、
左側を甲、右側を乙がそれぞれ司ります。

そのため、卯は真東となり、
甲は真東よりも北寄り、
乙は真東よりも南寄りということになるんです。

丙・丁の方位は南側

続いて丙・丁です。

これらは南側を司ります。
十二支でいうと、南は午でした。

同じように、真南10°は午が司り、
その東寄りは丙、
西寄りは丁が10°ずつ司ります。

庚・辛の方位は西側

十干で真ん中に位置する戊、己はいったん飛ばします。

その次は庚と辛ですね。
これらは西側を司ります。

十二支でいうと、西は酉です。
真西10°を酉が司り、同様に
南側を庚が、北側に辛が配置されます。

壬・癸の方位は北側

十干で最後となる壬と癸。位置するのは北側です。

十二支でいうと子です。
真北10°を子が司り、
西寄りを壬、
東寄りを癸が陣取ります。

戊・己の方位はどこかというと…

さて、十干で真ん中に位置する戊、己ですが、
方位ではどこを司るのでしょうか?

実は、十干の位置と同じく、中央を司ります。

戊と己は【五行の『土』】で少し存在が特別なのです。
※五行についてはまた後日書きますね

ただし、中央というのは方位と呼べません。

そこで、戊を方位として呼ぶ際には
丙にその場所を借りるのです。

※己は方位として表すことはなさそうです。その場合は中央のみ表すことになります。

これは『火土同根』などの理論からこのようになっています。

十干の方位をまとめるとこんな図です

今回の話を図にまとめるとこんな感じ。

話の中で「甲の方位が~」とか、
「辛の方位で~」ということは基本的に出てこないでしょう。

節分のときに「恵方巻きを恵方へ向いて食べる」
という風習がありますが、この恵方を決めるのが今回の方位です。

2022年は『壬寅』という年だったので、
壬が司る西寄りの北が恵方でした。

では2023年の『癸卯』は癸なのかというと…
実はちょっと違います。

この話はまた後日。

カゴ

PS.「北、東、南、西は分かったけど、斜めの方位はどうなってるの?なにもないの?」と思っていませんか?もちろん、斜めの方位にもあります。こちらは十干ではない別の漢字がついたりします。次回は斜めの方位についてです

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