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「学びて思う」

◆「学而不思則罔、思而不学則殆」(論語:為政第二)
 (学びて思わざれば則ち罔(くら)し、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し)

 
 論語の中で、最も好きな言葉です。

 「他からの学び」と「自らの考え」との両立。

 「他からの学び」で、いくら博学になったとしても、自分の頭で考えて、その学びを、自分のものとして咀嚼していくことがなければ、あまり役に立ちません。

 特に、昨今は、インターネットで検索すれば、知識レベルのことなら、大概のことは、一瞬で調べることができますので、それを覚えるだけでは、付加価値は高まりません。

 一方、自分の思い込みだけの「考え」を捏ね回し続けても、夜郎自大になってしまう恐れがあります。

 さまざまな知見や他人の意見などを取り入れながら、体験を重ね、自分自身の中で、「智恵に昇華」させていくことが重要です。

 この「学び」と「思い(考え)」のバランスを、うまくとりながら、経験を積み重ねていきたいものです。


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