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「幸せの3ケ条」

 「恵まれているものに心を寄せる」に関連して、タンザニアの小さな村で経験されたSHOGENさんが書いた、「今日、誰のために生きる?」に、「幸せの3箇条」があります。 

 その3箇条とは、

・「ご飯が食べられることに、幸せを感じるか」
・「ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいるか」
・「抱きしめられた、温かいと感じられる心があるか」

 です。

 SHOGENさんは、ある魅力的な絵を見て、一念発起して、この村を訪れますが、最初は、「時間」に対する感じ方、「コミュニケーション」における価値観の差に大きく戸惑います。

 そして、様々な葛藤、諍いの後、SHOGENさんの「心の豊かさ」は、どんどん大きくなっていきます。

 その中で見出された、冒頭の「幸せの3箇条」

1. ご飯が食べられることに幸せを感じることができるか  
   今まで、日常の中で当たり前と感じていたことに対する感謝の気持ち。毎日の食事が幸せであると感じることが、心の豊かさを育む基礎となります。

2. 「ただいま」と言ったら「おかえり」と言ってくれる人がいるか
   家族や友人、周囲の人々とのつながりこそ、孤独感を癒し、安心感をもたらしてくれます。誰かが自分を待っているという感覚は、心の大きな支えになります。

3. 抱きしめられたら温かいと感じられる心があるか  
   人との触れ合いや温かさを感じることができる心。これは、人との物理的な接触だけでなく、心のつながりをも意味します。他者との優しさを共有することが幸せに繋がっていきます。

 物質的な豊かさを追求しがちな現代だからこそ、人とのつながりや心の温かさを大切にすることで、真の幸せな感覚を感じられるというメッセージが込められています。

 たまに、この本を開いて、日常の当たり前のことに、感謝できる心を取り戻しています。


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