「三界唯心所現」
◆「三界は唯心の所現」(仏教)
この言葉は、仏教からです。
「三界」とは
「欲界」(五欲に満ちている人間社会)
「色界」(心のなかで形などを考えられる世界)
「無色界」(純粋な心の世界)
のことで、人間が住む世界全体のこと。
そして、そこで起こる現象は、唯、自分の心が現した所のものであるということです。
すなわち、自分を取り巻いているこの世界の苦楽・哀歓などは、すべて自分の心の現れに過ぎず、この世界を、よきものにすることも、心一つを解決することによって可能であるということです。
「人生で起こること、すべてよきこと」
と思える心を持てば、「三界」の世界は変わっていくのでしょう。
普段考えている思考が、周りの世界を作っていくという考えは、ローマ帝国のマルクス・アウレリウスの言葉とも通じ、古今東西、時代を超えて、考えられてきた思想なのですね。
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