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【文房具】あなたの知らないトレーシングペーパーの世界

三角スケール、芯ホルダー、製図ペンと
一般的にはあまり使われない文房具のお話しを続けてきましたが
今日は懲りずに第4弾、トレーシングペーパーについて
書いていきます。

トレーシングペーパーは写し紙とも言われていて
主に絵だと思うんですが、ものを写し取るための紙です。

A3とかA4とか決まった大きさに裁断されているものもあれば、
上記の写真のように巻物みたいになっているものもあります。
厚みも写真のようなペラッペラなものもあれば、
少し厚みがあってしっかりしているものもあったりします。

色は基本白色ですが、
写真のように黄色いものもあります。
他の色のものは見かけたことがありません。

ちなみにこのトレーシングペーパーですが、
自分はこのような使い方をしていました。

ラフプランの構想
プレゼン用図面の下書き

ラフプランの構想というのは
敷地図の上にトレーシングシートを敷いて、
敷地を意識しながら平面プランを考えることです。

1案描いたらその上にトレーシングシートを敷いて、
1案目の上に2案目を描く。
2案目ができたらその上に3案目を描くなんていう
使い方もしていました。
前の案のこの部分だけを真似して他を変えてみる
みたいな感じのことができるんです。

あと、1階のプランがまとまったら、
2階のプランは1階のプランの上に
トレーシングシートを敷いて、
そこに描くといったこともできます。

プレゼン用図面の下書きというのは
芯ホルダーの記事にも書いた
課題提出用のプレゼンシートを作るときに
図面の下書き用としてトレーシングシートを
使っていました。

下書きというか、
ケント紙に転写するための準備と言った方が
正しいかもしれません。

トレーシングシートに図面を描いて、
裏に芯ホルダーの削りカスをこすりつけ、
それをケント紙の上に置いて、
図面をなぞってケント紙上に図面を転写するといった感じ。

こんな感じで結構な頻度で使うので、
決められた大きさで切ってあるものではなく、
ロール状になっているものを使用していました。

このトレーシングペーパーは
設計課題の添削にも使われていました。
自分のプランの上に赤鉛筆や青鉛筆の太めの線で、
こうした方が良いとか、ああした方が良いとか、
いろんな書き込みをされるんです。

添削後の太めの線で
ラフにスケッチされたトレーシングペーパーが
なんか妙にかっこよく見えるんですよ。

先生たちは決まって黄色のトレーシングペーパーを
使うので、かっこよく見えるのは
黄色のトレーシングペーパーだからだと思って、
自分も黄色のものを使い始めましたが、
色のせいではないことは使ってすぐにわかりました。

以上、トレーシングペーパーのお話しでした。

学生はまだ使っている人もいると思いますが、
実務でもまだ使われているんだろうか。

おわり。

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