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よき指導者に出会うには

皆さまご機嫌いかがでしょうか。ヨガインストラクターで日本茶アドバイザーの まるやま ゆみ です。
私の文章に目に止めていただきありがとうございます。

今日は、先生って大事。ということについて、思うことを書いていこうと思います。

突如現れた”カリスマインストラクター”

私がヨガインストラクターの養成講座に通っていた時の話。

途中から、なんか得体のしれない先生がやって来ました。
圧倒的な知識量、特にヨガ哲学への知識が豊富で、アジャストの方法も個性的。話術で人心を掌握し、あっという間にその養成講座は、その先生の魅力に憑りつかれた生徒でいっぱいになりました。

私もその一人。

最終的に私は、その先生のヨガスタジオでインストラクターとして働くことになりました。

メッキが剥がれるのは早い

私がヨガインストラクターとして正式に所属することになる半年ほど前。
その先生のアシスタント兼受付として、無償で働くことになりました。(今思えばこれも非常におかしな話なのですが。)

当時私が非常に憧れて、目標にしていた先生。
レッスン中、私が他の先生から習ったことと真逆な話をし始めました。

私が「養成講座の△△先生は、それについて逆の話をしていたのですが、実際はどうなのでしょうか?」と尋ねると、先生は無言を貫き通しました。

本物の先生ならきちんと説明できるはず。でも、その先生は、しれっと次のレッスンで私が指摘した通り(要するに△△先生の言った通り)に説明を修正したのです。

あれ?

先生のメッキが剥がれた瞬間でした。

でも、私もそこは、なんでもなかったことにして、その先生を尊敬し続けたのです。

また別の話。

私が、先生の素晴らしい点を知人に話したことがあります。

知人の感想は「独善的な人だね。」

[形動]他人のことはかまわず、自分だけが正しいと考えるさま。ひとりよがりであるさま。「—な態度」

デジタル大辞泉(小学館)

え?

人間、自分が好意を持っている人(モノ)を否定されると、強い嫌悪感を抱きます。私は激しく混乱し、それを否定しました。

つまりどういうことなのか

この先生は、はったりは一流でしたが、中身が三流以下だったのです。

生徒としてのヨガ経験もほとんど無いまま、養成講座に2か所通ったということを金看板として掲げていただけの人でした。

本物の先生との出会い

その後、私はちゃんとした先生に出会い師事することができました。
本当に正真正銘ちゃんとした、まともな先生です。

本物は基礎を大事にするなぁというのが私の感想です。

何よりもターダアサナ(山のポーズ)とダウンドック(アドー・ムカ・シュヴァーナアサナ/下向きの犬のポーズ)の重要性を繰り返し話してくださいます。

ターダアサナなんて”気を付け”、ただ立っているだけです。
しかし、この時の足裏の使い方をしっかり理解できたお陰で、どのアサナもやりやすくなり、自分なりに理解が深まった感覚があります。

基礎は、本当に地味だし、簡単すぎて魅力に欠けます。けれども、基礎がしっかりしていないと全て上手くはいかないんです。

家を建てる時だって、基礎工事は面白くないと思うんです(偏見を含む)。意匠を凝らした外壁を作っている時の方が面白いのではないかと思います。

だけど、基礎を手抜きすれば、一度地震が起きれば倒壊するでしょう。

あなたの周りにも難しい話ばかりする人っていませんか。
始めて聞くような横文字を使ったり、難しい計算をしていたり。

そういう人に出会ったら一度冷静になる必要があります。
本当にできる人というのは、小学生にも分かるように話ができる人です。
テレビ活動を休止する前の、あの人のような。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
また、読みに来ていただけたら嬉しいです。
それでは。

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