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ギターを弾かないギター教室〜メロディーが浮かんだ瞬間

”ギターを弾かないギター教室”で宿題が出された。私が提案した「黄金の月、ふうの曲」を作る、使うコードはCGFを基本として。一つもメロディが浮かばないまま2週間が過ぎ、焦り始めた。
 そんなある日の朝、カーラジオから流れて来た桑田佳祐の「SMILE」に、ハッとした。突然、メロディのアイデアが浮かんだ瞬間だった。仕事場の控え室でMac Book Airを膝の上に置いて、五線譜にメロディを打ち込んだ。
 Aメロを打ち込みながら、同時に歌詞も付けていった。キラキラしてる単語を探しながら。A’も作ってBメロ。とりあえず歌詞も付けた。無理にでも歌詞とメロディを同時に発想すると、すごく作曲しやすい。B'、Cメロ、C'と打ち込みながら、1コーラス分のメロディが出来た。
 次に、CGFのコードを考慮しながら、微妙なところにドミナント・コードを加えて、全ての小節にコードがついた。
 しかし、A'からBメロに移る最後の一音が、気にかかる。先生からは、
「4小節ごとの最後の音が、どうして、その音なのか理由を覚えておいて下さい」
 と、言われている。
 今までは無意識に打ち込んでいた音に、意味を持たせる。こんな作業は、今までしたことがなかった。改めて意識してみると、見過ごして来たものがいくつもあることに気付いた。
 ギターを弾かないギター教室の、先生の凄さが見えて来た。         ヤバイぞ、こいつ! 

PS.次の講義は、基本3和音だった。うまくノセられたかな。         

 

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