見出し画像

ヒット曲の秘訣は、質か量か?

 短編小説を書き上げて、懸賞小説に応募した。その時、ある女性に、
「日常のことを書き綴った、あたなのエッセイも、きっと面白いと思う」
と、一言言われた。そこで、つい〝図に乗って〟しまって、「note」を復活させた。
 しかし、もう一つの理由が、実はあったのです。それは、このマガジンのテーマである、音楽に関連していたのです。
 実はバンドの後半、喧嘩別れした女性ボーカルからのメールを、私は開けられなくなってしまっていたのです。彼女にとっては、ただのアドバイスだったのかもしれないのですが、それは、私にとっては「言葉の暴力」以外の何者でもなかったのです。共同作業を始めて2、3ヶ月経った頃から、その兆しが見えていたのですが。
「多分、キッチン・ドランカーかなんかで、ちょっと酔ったから、言葉がキツくなったのだろう」
 と、バンド仲間に話していたのですが。
 それが、日を追うごとにひどくなって、ついに私はP T S D状態に。完全に彼女からのメールを開けられなくなっていました。結局、最後はキッパリと私の方から共同作業を、断りました。その時の彼女の言葉は、
「あなたの場合は、音楽性の問題じゃなくて、人間性の問題。あなたと一緒に作業をすることは、私にとっては時間の無駄!」
 とまで、言われてしまったのです。
 おかげで、音楽から一度離れるために、小説に没頭するようになったのです。ある意味、感謝しております。
 元々、文章で食べていたので、書くことは苦にならないので、どんどん、新たなテーマにハマってしまって、楽しい日々に。
 このテーマについては、ここまでが限界でしょう。この先を書くのは、自重したいと思います。
 そうは言っても音楽は、やはり楽しい。作曲も中学以来で、ウン10年ぶり。作り始めたら、止まらなくなってしまって。次から次へと、構想が湧いて来て。周りは、
「パクってんじゃないよ。でなきゃ、そんなに次から次へと作れるわけがない」
 とまで、疑われる始末。しかし、方法論があって、次から次へと作曲ができるようになったのです。最初の頃は、コードもつけられなかったのですが、作り始めて1年ほどで、コードも付けられるようになりました。でも、作詞は、やはり難しい。作詞は別物です。小説は書けても、作詞は簡単に書けない。
 また、私自身、ボーカルもトレーナーについて、教わりました。
「当初の自分の声を見つけるという目標は、クリアしました。あとは、ご自分で、歌い込むだけです」
 と、卒業宣言をされてしまいました。でも、自信を持って歌うことが、相変わらず、難しい状態。
 文書については、日常を綴ったエッセイのような文書は「半永久的に書ける」、という自信があります。作品の良し悪しは、別として。それは、第三者が決めるもの。私自身は、申し訳ないけれども、私自身が楽しいことが一番大事なのです。
 日常的に浮かんでくるメロディーを譜面にしたりするのは、ここ3年余りで苦もなくできるようになりました。でも、「若い人に受け入れられるような曲」と言うのは、どうなのでしょうか。それは言い換えれば、「今の時代が求めている曲、つまりヒットする曲」と言うことですよね。それができるなら、スクールに通わないって。
 もし、今の私に考えつく方法論があるとしたら、それは「沢山作ること」。それ以外に、私には、打つ手がありません。
 ボーカルの女性と対立した理由が、今、わかったような気がします。つまり、彼女は、
「時間をかけても、いいものを作る」
 と言う意見。それに対して、私は、
「良い曲というのは、どういうものかわからない。だから、沢山作って、何度も世に問う」
 という、真っ向から対立する意見。
 正解は、ヒット曲を世に送り出した人にしかわからない。誰か、ヒットを出した人、この文章を見ていたら教えてください。どっち、ですか?


この記事が参加している募集

#振り返りnote

85,138件

創作活動が円滑になるように、取材費をサポートしていただければ、幸いです。