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[無知って怖い]咳喘息と言われたからそうかと思ってたら肺腺ガンだった。

私は37歳でステージ4の肺腺ガンになった。
https://note.com/kagenoko/n/nc539eb4278d1

今回は、そもそもなぜ私が肺腺ガンに、それもステージ4になるまで気づかなかったのか。て事について書こうと思う。

まず最初に、今回のnoteで伝えたい事を言っておきたい。

・健康診断、受けれる環境なら1〜2年に1回は受けておきなね。
・評判の良い町医者だろうと、診断が正しいとは限らない。3-4週間経っても治りが遅かったら、「最初よりも大きい」別の病院に行って検査をする事をとてもオススメするよ。

この2つ。


「なんか空咳がちょこちょこでるな。」

最初はそんな感じだった。2022年1月くらい。

仕事柄、1日のなかで話す時間が多かったから、最初は「喉の調子悪いなー」くらいで、ほんと全くもって危機感がゼロだった。

1週間。
2週間。
1ヶ月。
3ヶ月。

なんか空咳が治らない。どころか頻度が増えてる気がする。
だから、


「まさか、、」

「アレルギー性の喘息になっちゃったか、、?」

と思った。花粉症みたいな治りにくいやつ。
それがガンの初期症状だったかもとは、つゆ知らず。

その頃の自分は、その事は残念だったけど、仕事が何より第一優先だったから、変わらず仕事をしていた。病院もいかなかった。

そして咳が少しずつ増えていく。

流石になんかおかしいから病院に行けと家族に言われ、ようやく家から徒歩5分のいわゆる町医者に行ったのは、2022年5月だった。

近所では評判の良い病院だし、仕事の合間にちょっと行けるから。迷わずそこにした。迷ってたら未来は違ってたかも。

町医者なので、聴診器での診察と問診があって、

「たぶん咳喘息だね」

と言われた。
せきぜんそく・・・??
知らない病名だったけど、先生から咳喘息とは、と教えてもらい、その後自分でもググったら、アレルギー性喘息とは違うけど、結局は治りにくいやつで、「ちぇー、、、」と思いながら、その日から私は咳喘息患者となった。

私は基本、人の言うことをすぐ信じる傾向がある。
無知な分野の場合、なおさら「そんなもんか」と思ってしまう。そして、私は思い込みが強い。その日、私が脳に入れたのは、

私は咳喘息患者。咳喘息はなかなか治らない。薬などでコントロールしながら生活するしかない。

という考えだった。
そこから私の人生はどんどんおかしくなっていく。


今でもふと思うことがある。

一気にガタッと症状が悪くなっていたら、町医者じゃなくて、ちゃんとレントゲン取ってくれる規模の病院を選んでいたかな。

もっと自分のことを大事にしていたら、もっと早い段階で別のより大きい病院に行っていたかな。

でも結局は、自分が無知だったから疑うという選択ができなかったし、当時の私は身体の不具合を我慢するということにあまりに慣れすぎていて、症状が辛くてもそれにただ耐える、という選択をし続けたのだと思う。

後にガンだと診断した別病院の医師いわく、おそらく私は咳喘息じゃないと言っている。だからきっと2022年5月には、もうガンが広がり始めた故の症状だった。


人は、良くも悪くも環境に適応する。だから、少しずつ悪くなると、その悪い状態に適応し、「そんなもんか」と思うようになっていく。そして気づくととんでもない状態になっている。

だから、とりわけ健康面に関しては、たまに客観的判断をしてもらうことで、自分の偏った思い込みを修正する機会となる。

だから、私と同世代の人で、もし偶然この記事を見た人がいるなら、「自分は健康診断受けたっけ?」とチェックしてみるといいよ。

ついでにもう一つ。どんなレビューが良い医者でも診断間違うことあるし、思想の偏りとか派閥とかもあるからさ。一つの病院の意見だけを鵜呑みにしない方が良いよ。

私のようなケースが増えないことを祈りながら、今回はここまでにする。読んでくれてありがとうございます!

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