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【始まり編】誰かの役に立つかも分からない私のS4肺腺ガン闘病(22年37歳〜)記録

「肺腺ガンですね。」
「ステージ4とみています」


は??


と、なったのが2022年12月8日。37歳。


え?
待って待って。
がん。
で、ステージ4。て、それもうすぐ死ぬやつじゃないの??

え??
確かに咳痰がしんどかったけど、、じっとしてる分にはわりと普通なんだけど、、

え???
ガンって、、まだ周りにも同世代では1人いるかくらいだし、もちろんガンの情報なんて知っておく必要もなかったからよく知らないし。肺腺ってどこか分からんし。

え????
まじでもう終わるんすか、私の人生。

ってなってそっから脳内がもうずっと「ワケワカンナイ」モードになった。

もともと長く生きたいという気持ちが薄い方だったけど(色々ありすぎた人生だったから。ここでは割愛)、いざ、ステージ4のガンです、とはっきり言われると、なんか私の人生ってほんと良いことより辛いことの方が多すぎてあまりに割に合ってなくて、我ながらこんな可哀想なヤツいる??と思ってしまった。

「先生、私どれくらい生きれるんですか??」
と力なく聞いてみた。

「個人差があるから、、。最近は副作用の少ない抗がん剤の種類も沢山あるし、すぐに治療を始めよう。」

と。よくドラマとか小説に出てくる「寿命宣告」は無かった。
最近のガン界隈での主流は、寿命宣告しないものなのか、それとも何の治療もしてないからほんとに「未知数」なのか。どっちもか、、?

そんなわけで、宣告を受けたことにより2022年12月8日に、私は37歳でステージ4肺腺ガン患者となった。


2024年1月時点で、私は今のところ、わりと普通に過ごせている。
咳痰は相変わらず結構出るし、「健康な状態」とは言えないけど、痛みとかないし、好きなことして仕事もそこそこしてるし、何より「幸せだなー」と毎日感じる瞬間がけっこうある。

今の自分は、本当に周りの人たちが、助けてくれて応援してくれて支えてくれてるから、そのお陰だと思うから、もし私がやっぱり早めに今生を終えても、その軌跡を少しでも残しておきたくて、とりあえずnoteに書いてみようかと。

ガン宣告されてから1年間は、本当に何かを発信できる余裕とかなかった。繋がっていた何も悪くない多くの人との縁も一方的に切った。ただひっそりと生活することが一番メンタルを保ち、生き続けられる手段だった。

そんな自分勝手で人間としてどうよ、的な自分でも、自分の体験記を書くことで、救えるというか生き延びる命が1つあるなら、書いてみようかと思っている。そう思わせてくれたのも、周りの人たちのお陰。

書くことが負担になったらやめるかもだけど(笑)、とりあえず始めてみようと思う。

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