東日本大震災時にあった家の中の被害

東日本大震災の際に起きた、家の中の様子を書いていこうと思う。震度6弱を観測した地で、二階部分を生活の場としている家で何が起きたのか。誰かの参考になればと思う。
今回の地震では大きく見ると南北方向に沿うように被害が酷かった。そこも参考になればと思う。

床の状態

割れた皿やガラスが床に飛び散っていて危険な状態だった。
箒で掃いても取りきれないし、電気も止まってるから掃除機も使えない。
土足で家に上がってしまうのが一番安全だと思う。
この時は床に新聞紙を敷いて土足でしばらく生活していた。

玄関

コンクリートで固めてある場所が割れていた。
また、状況によっては玄関の扉が開かなくなるかもしれない。
玄関にはメモを貼れるようにしておくべき。
電話は通じないので、『〇〇に避難しています』
そう書いておくだけでもだいぶ違う。

トイレ

最近のモデルは固定できるのもあるみたいだが、陶器製のしっかりとしたトイレタンクの蓋が落下していた。
トイレの蓋を閉める習慣があったから便座に直撃はしていなかったが、もし直撃していたら破損して大変なことになっていたかもしれない。
上にトイレットペーパーを置いている家庭は要注意。落下して便器の中に入ったら洒落にならない。

風呂場

家の中で一番安全とも言われる風呂場。ここは得に被害はなかった。

洗面所

棚の物が落下した。詳細は不明だが、今回はそこまで被害が酷くなかったらしい。棚は東向き。

リビング

テレビ(当時はブラウン管を使用)は奇跡的に落ちていなかった。落ちないように耐震のマットを使用するべき。破損したら処分費購入費、情報が入らない、いろいろ問題が出る。
オーディオのスピーカーが吹っ飛んでいた。線が引きちぎれていた。

台所

食器類の大量破損。食器棚が少し移動する。食品棚は西向き。
コンロに置いてあった味噌汁がひっくり返って収納引き出しや床にかかる。
引き出しや扉は開いて物が落下。北向き。
食器洗浄機が飛び、扉が折れる。
電子レンジも動く(落ちていたかどうかは不明)。
ガスは本来作動するはずの安全装置が作動していなかった。ガス漏れに注意。
一番被害が酷かった。

廊下

壁に固定していた本棚が倒れる。西向き。
壁に斜めに立てかかるように倒れたため、本棚の物があちこちに散乱。

自分の部屋

押入れ内の本棚の本が落下。半開きのまま蛇腹扉が動かなくなる。(後に隙間から手を突っ込んで本を少しずつ取り出した)
机上の本が部屋の反対側まで飛ぶ。
机がかなり移動していた。北向き。
文字通り足の踏み場がなくなった。
コルクボードから画鋲が落下。探し物の際、手に差さりそうになった。
東側の窓が揺れで開いていた。
ガラス製の物が落下、破損していた。

その他

飾りっぱなしだった雛人形が崩壊。
7段くらいある豪華な物で、女雛以外が全部崩れていた。幸いにも破損は無し。

停電、断水により生活に支障が出る。
(停電は翌日復旧。水道は1ヵ月近くストップ、その間別所の井戸水で対応)

祖父母宅にて、普段使っていない部屋の電気が何らかの原因で付いていた。(昔ながらの吊り下げ式)

以上がざっと思い浮かぶ物だ。誰かの参考になればと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?