ヨーガ牛

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アンモナイト秘話

きっかけ 標高約3800メートルのヒマラヤ聖地には、人知れず巨大なアンモナイトの化石が存在する。 そんなロマンチックな話を知ったきっかけは、佐々木幹郎さんの著書『カトマンズ デイ ドリーム』という紀行本だった。その中で、佐々木さんは知人から巨大なアンモナイトの写真を見せられて、自らそれと同じ風景を探しに行く、という話が綴られていた。その舞台がムクティナートという標高3798mに位置するヒマラヤの聖地であった。 アンモナイトは太古の海の生物だ。その化石が海から遠く離れたヒ

    • ヒマラヤ洞窟で瞑想

      ヒマラヤの洞窟で瞑想をしたら、とっても気持ちが良さそう! そんな突然の思いつきが、きっかけといえばきっかけだった。23年ぶりのネパール旅行を計画している時に、そんなイメージが私の中でひらめいた。 本格的なヨガでなくても、フィットネスクラブのヨガでも体験された方なら、最後にほんの僅かな時間でも内観の時間があるでしょう。その時間です。それを5分、10分、60分と続けるのが瞑想なのです。 ヒマラヤに洞窟がある事は、私がヨガを習う前にネパールやチベットを旅した時に、各地で見てい

      • 旅立つ友へ

        ① インドの薄汚れたベッドで廃人のようだった君は まもなく友となり 長く世界を一緒に這いまわることとなった 灼熱のインドで渇き ヒマラヤの氷河で迷い チベットのヒッチハイクで砂まみれ 孤高であること 誠実に接すること 無駄口をたたかないこと いつしか旅人としての矜持は 君の背中から教わっていた ② 一人旅の身勝手さと 相棒のいる安心 君とならどちらもが共有できた それは奇跡的な出会い 二人の旅は一人旅の延長 唯一無二の距離感覚 絶妙なバランスだった それでもオ

      アンモナイト秘話