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猫がたくさんいる島「田代島」の、私の楽しみ方

猫がたくさんの離島、田代島のことは、ご存じですよね。きっと。
田代島に関するいろんな記事がnoteにはありますから。
というわけで、田代島についての基本的な紹介はこの際バッサリ省いて、私の田代島の楽しみ方を紹介したいと思います。

私のいつもの旅程

※運航ダイヤは時期によって異なりますので、時刻についてはご参考までにお願いします。現時点の運航ダイヤは、網地島ライン様のホームページをご確認くださいね。

8:50
 車で網地島ライン・門脇発着場に到着。仁斗田港への往復乗船券を購入
 ※途中、コンビニでおにぎりを買います(昼食用です)
9:10
 門脇発着場からシーキャットで田代島へ出発
9:44
 仁斗田港にて下船、田代島に上陸。徒歩でマンガアイランドへ向かう
10:30
 マンガアイランドで休憩
 自転車をレンタルし、猫とふれあいつつ、島のえきへ自転車で移動
11:00
 猫神社を参拝
11:30
 島のえき到着(しばらく滞在・昼食もここでとる)
13:00
 島のえきを出発し、マンガアイランドへ再び自転車で移動
13:15
 マンガアイランドで自転車を返却
 徒歩で仁斗田港へ移動
13:55
 仁戸田港からシーキャットに乗船
14:33
 門脇発着場で下船

なお、オフシーズンの場合、マンガアイランドが営業していないので、
仁斗田港下船(9:44)→島のえき→猫神社→大泊港乗船(14:02)
という感じになります。マンガアイランドで自転車をレンタルできないため、すべて徒歩での移動です。
また、大泊港は船が接岸できない日もあります(潮位や波の高さによる)。その場合は、徒歩で仁斗田港へ戻ることになります。

ちなみに、私は、雨の日は訪れないようにしています。
船が結構揺れることが多いこと、猫があまり出てこないこと、自転車での移動ができないこと、そして傘を持っていくのが面倒なことが、その理由です。

船の旅を楽しむ

網地島ラインには、シーキャットとマーメイドⅡという2隻の船が就航しています。

マーメイドⅡはカーフェリー、シーキャットは高速旅客船です。
名前の通り、シーキャットの方が早いです。船酔いしそうな方は、往路・復路共にシーキャットに乗れるように予定を組んだ方が、若干は楽かもしれません。

カモメに餌をあげる子がいたりすると、かなり心が癒やされます。
私があげてもいいのですが、誰かがあげているのを見ている方が楽しいですね。

デッキの上からは、船の作る波のラインを眺めることができます。
船室の中にいるより、爽快感があって、私はデッキの方が好きですね。寒い日や波の高い日は辛いですが。

シーキャットだと門脇から34分で仁斗田港に着きます。
船を楽しんでいると、あっという間です。

島内の移動を楽しむ

仁斗田港に着いたら、島内の道を通って、まずはマンガアイランドへ向かいます。

仁戸田港付近には小さい町の集落があります。
今も島民の方が暮らしていらっしゃるので、あまり悪く思われると申し訳ないのですが、生活感があり且つレトロな町並みに、癒やしを感じてしまいます。

集落を抜けると、林に囲まれた細い道がずっと続くようになります。

歩いていると島猫に遭遇することが結構あります。
暑すぎる日や雨の日以外でなければ、割と見かけます。

島内の猫には島民の方しか餌をあげられないルールがあるので、遭遇した猫に餌をあげることはできないのですが、猫は(餌をもらえるかもと思ってか)近づいてきます。
ちなみに、ビニル袋の音(ガサガサ)を立てると、猫をおびき寄せることができるようですが、結局何もあげられないのがかわいそうなので、私にはできません。

それでも、猫によっては、構ってくれたりします。ありがたいです。
猫じゃらしを持っていくのは有りなようです。

マンガアイランドを楽しむ

マンガアイランドは、石巻市の施設です。

通年で開館しているわけではないので、訪れることができる時期は限られています。2020年の営業は6/1〜10/30とのこと(本来は4月下旬からスタートなのですが、今年はコロナがありましたので5/31まで休業でした)。

私は、たいていここで電動アシスト自転車をレンタルして、島内を移動します。
毎週火曜日は休館日なので、マンガアイランド開館期間中は、火曜日を外して訪問するようにしています。

先日訪れた際には、新しい自転車が入っていました。これは「Go!Go!ラリー in 東北 Classic car meeting 2019」からの寄贈品だそうです。以前からあった電動アシスト自転車も、寄贈品だったと思います。

台数はあまり多くないです。先着順みたいなので、来島者の多い日は、借りに行ったら先に借りられていた、なんてこともあるかもしれませんね。

ちなみに、マンガアイランドにも、何匹か猫がいます。

なお、仁斗田港からマンガアイランドまでは徒歩で移動する必要があります。

サイクリングを楽しむ

電動アシスト自転車があると、島内の移動はグッと楽になります。
島内の道は坂道が多いため、普通の自転車だと辛い箇所が結構あるのです。
その点、電動アシスト自転車だと、坂道も割とすいすいです。

物珍しいのか、カゴの中身が気になるのか、自転車を駐めていると猫の取り調べにあいます。

強風や大雨のあとは、状態があまり良くない道路もあります。太い木の枝が落ちていることがあり、自転車で踏まないよう気をつけています。

島内は海の気持ちいい風が吹いていて、林の中を自転車で風を切りながら走るのはとても気持ちいいですし、楽しいですので、オススメです。
ただし、少なからず車両や猫も道路を利用しているので、接触事故には注意します。また、下り坂+カーブな場所もありますので、自損事故にも注意が必要です。怪我しても、島内に救急病院はありません。

猫神社を詣でる

田代島は漁業の島。そして、田代島では猫の行動で漁の良し悪しを判断していた時代があったのだそうです。いろいろあって(知りたい人はネットで検索すれば簡単に知れると思います)、この神社には猫が祀られています。

私にとっては、次も田代島を無事に訪れることができるようお願いする神社です。
たまに猫がいたりしますが、いないことも多いです。いる時はたいてい、黒猫さんがいます。ここの子なのかな?
場所は、島のえきと大泊港の間にあります。

島のえきを楽しむ

ここには、たくさんの猫がいます。
私の島内の滞在時間の半分以上はここに費やされます。お気に入りの場所。

人慣れしている猫が多く、カメラを近づけてもあまり動じません。

いろいろな毛色の猫がいます。
いろいろな性格の子がいて、観察していると、とても楽しいですよ。

来訪者が私一人だった日があったのですが、そういう日はラッキーです。
人に興味のある子は問答無用で私のところに来てくれる。爪痛い。

さて、私はこの「島のえき」で、かきのうしお汁(500円)をいただき、持ち込みのおにぎりと合わせて昼食としています(食べ物の持ち込みは可ですが、ゴミは持ち帰りましょう)。これがまた美味しいんですよ。大変オススメです。ただし、用意の無い日もあるそうです。

ところで、先日訪問した時は、別室(入室にはスタッフさんの承諾が必要)におチビちゃんたちがいました。今日なら見ても大丈夫です、とのことでしたので、お言葉に甘えて入らせていただきました。ラッキーです。

仔猫、やっぱりかわいいですよね…。破壊力高いですよね…。

服装にはお気を付けください。
猫に爪を立てられて穴が開いても、文句を言わないことです。

再訪を心に誓いつつ、一時の別れを楽しむ

離島ならではの「島時間」が、この田代島にも間違いなく流れていると思います。
信号機もないですし、景色も緑にあふれています。夏休み中や土日を除くと、ほとんど人もいません。だから、特にそう感じるのかも知れません。

「島時間」「猫たくさん」「船」
これらのキーワードに惹かれて、私は何度も田代島に訪れています。

そういったことに思いを馳せつつ、再訪を心に誓って船に乗ると、帰りの船の時間もまた楽しくなります。

門脇に戻ってきても猫がいる

網地島ラインの門脇発着場にも、田代島ではありませんが、猫がいます。思いがけぬ楽しみです。

冬はストーブの上で暖まっていることもあります。かわいいです。

楽しむために、私が気をつけていること

ここまで読んでくださってありがとうございます。
せっかくなので、田代島を楽しむ上で、私はこういうことを気をつけている、という点も紹介したいと思います。

1.猫に食べ物・飲み物をあげない
2.猫の誤飲を防ぐため、持ち物を猫に持っていかれないよう気をつける
3.島民の方に迷惑をなるべくかけない(車両が近づいてきたら道路の端によけるとか、島民の方の敷地に無断で入らないとか、ゴミは持ち帰るとか)
4.体調を崩さないよう心がける(熱中症対策。救急病院は島内に無い)
5.消毒用品を持ち歩く(島猫とふれあっていると、必要になることがある)
6.周りに人がいる時のマスク着用(特に船内)

私が田代島を楽しむことができているのは、島民の皆さんが日々生活なさっていることや、網地島ラインが日々運航できていること、島のインフラを支えてくださっている方がいること、猫が健やかに暮らしていることに依るものです。そこに害をなしてしまっては、本末転倒な結果となるでしょう。自分たちが楽しむためなら何をやってもいい、なんてことはありませんからね。

以上、まだ田代島に行ったことがないようでしたら、私の楽しみ方も参考にしていただければ幸いです。

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