義務教育のたまもの~テロリズムは有効?~
こんにちは、ろくな幼少期を送ってこなかった加賀谷ですが今でもわりと治安のわるい人生を送っております。
今回もタイトルそのまんまですが、このはなし汎用性が高いので聞いて下さい。
またの名を「いじめに対抗するためのゲリラ戦」。
まあいじめという言葉はよろしくない。
軽い。
めっちゃかるがるちっく。
わたしは迫害という言い方を好んで使っています。
好ましくない状態ですが。
小学校低学年のころ、わたしは同級生と性的な噂を立てられておりまして。
要するにカップル扱いされていたわけですね、当人同士にその気が一切ないのに。
細かいところは精神汚染を(今更ですが)防ぐために割愛しますが、
以下わたしが打って出た方法です。
① 担任に相談。
「そっか~加賀谷ちゃんたちも隅に置けないわね~」
えっ率直な感想?
速やかに去ね役立たず!!!!!!
以外の何を覚えろと。
まあこれで担任という駒が使えないということはよく分かりました。
手順を踏めただけで十分と判断したわたしは、
② 言われるたびに抗う
「〇〇と一緒に机くっつけて給食だもんね~」
一言言ったらそれでカウントおしまいです。
殴ります。
何もなければ素手で、あれば椅子でも机でもぶん投げます。
とりあえず暴れまくります。
か弱き小学校低学年が暴れられる限り暴れまくりました。
一対一だろうが一対集団だろうが殴りました。
殴り返されることもありましたがそんなことはどうでもいい。
わたしはわたしの尊厳が害されている状況に耐えられない。
それくらいなら犯人(集団)をぶちのめしてやりましょう。
いい子でいても損するだけです。
そして「何でお友達を殴るの?」と担任に呼び出しを食らったわたくしは、
③ 改めて己が置かれている状況を説明
そうしたらですね、ようやく解決に向けて担任というか学校が動いてくれたわけですね。
幼いわたしは学びました。
あかんことを。
「そっかー! 言っても駄目なら殴ればおはなし聞いてもらえるんだ!」
……滅茶苦茶素直にそう思いました。
発達段階のかなり早い時期にこんな学びを得てしまっていいのか。
いいわけがなかろう。
落ち着いて義務教育。
今でもこんなだったら地獄しか生まない。
事件から十数年後、9.11事件が起こりました。
あれすげーとっちゃぶいて言うなら、
「話を聞いてもらえなかったから殴って耳を傾けさせようとした」
ではなかったでしょうか。
有効なんですよね、テロって。
……と、すとんと腹に落ちるものがありました。
落ちちゃいけないんですけど。
どんな理由があれ暴力はいけないんですけど。
しかしはじめに暴力をふるったのはどちらであったのか。
……さあ?
ここから先は個人における倫理の問題です。
あなたが、自分あるいは大切な人の命が脅かされているときに。
自分あるいは大切な人を守るために。
命を脅かすものを害さないと、断言出来ますか?
暴力はいけないことと認識しているのに。
暴力に暴力で応えることを許す人は結構おられます。
殴られたときに殴り返す、あるいは殴り返さない覚悟。
あなたには、どれほどありますか?
わたし?
死なねえ程度に殴り返す。
死なねえ程度にな。
程度問題って実は滅茶苦茶重要なんですよね……。
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