戦争抑止には因果律の理解が必須

真に戦争を抑止するためには、因果律の理解が必須です。


他国を攻撃できる軍事力を保有することが、戦争抑止につながると思われているようです。
果たして本当でしょうか。


軍事力保有の是非を巡り、互いに相手を否定するかのような議論が交わされることも少なくありません。
争いを無くすための議論で争いが起こっています。
これで平和が実現できるとは到底思えません。


相手を攻撃すると、やがて自分が攻撃される立場になります。
これは因果律です。
因果律の存在は、日常生活の中で誰もが実感することができます。


他国を軍事力で威圧すると、因果律的に他国から軍事力で威圧されることになります。
このような現象は、安全保障のジレンマとして知られています。
軍事力は、保有しているだけで他国の軍備増強を促進します。
国家間の対立を煽り、戦争の原因となるのは明らかです。

これを回避する唯一の方法は、軍事力の放棄です。
他国を軍事攻撃できる制度(安全保障関連法等)を廃止する必要があります。
軍事費も削減すべきです。

現時点では、純粋な防衛力まで廃止する必要はありません。
軍事力は自国内でのみ使用可能とすれば良いのです。

尚、「軍事力の放棄が他国の侵略を誘発する」という考えは誤りです。
侵略を受ける場合、その原因は軍事力の放棄ではありません。
侵略される個人の過去の行動が原因です。

過去に平和を損ねる働きを行った結果として、因果律的に他国等から攻撃されているのです。
平和を損ねた記録が無い個人のみで構成される集団であれば、攻撃される理由がないため、軍事力を放棄しても侵略されることはありません。


結局、一人一人の日頃の行いを正すことが、平和実現のために必要不可欠ということになります。
このことを理解することが極めて重要と思われます。


輝の会では、軍事力全廃を実現するために必要なルールを指摘しています。
そのルールは以下の通りです。

1.他国攻撃禁止。  
2.軍事力は自国内でのみ使用可能。
(純粋な防衛力)


核兵器は自国での使用が想定されていないため、上記ルールを制定する前に廃止する必要があります。

核兵器を廃止し、全ての国がこのルールに従うと、侵略等を想定する必要が無くなるため、自国内の軍事力も廃止されます。
このようにして軍事力全廃が実現します。


軍事力の存在しない平和な世界の実現を、心から願っています。


(本記事は輝の会教義を元に作成しました。
輝の会教義の著作者は滝沢輝氏(輝の会会長)です。
この場を借りて深く感謝申し上げます。)


【出典】マイナスの武器削減運を回避する方法

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