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アドラー心理学入門 岸見一郎


● 「私の心理学は[専門家だけのものではなくて]すべての人のものだ」とアドラーはいいました。
 
 →精神科の治療の為に医師だけに教え、他の人には教えないと言った時の言葉

・アドラーの生涯がわかる1冊
 →医師から社会医学、精神医学、個人心理学へ
 →フロイトとユングとの関係

・アドラーが実際にカウンセリングをした人の事例も紹介されている

・アドラーは、学者というより市民に近い存在、人と話すのが好きだったのかもしれない
 →専門家ではなく、一般人と話すことが多いから、専門用語を用いらなかった


● 人は原因によって後ろから押されて生きているのではなく、目標を設定しそれを追求する、と考えるのです。言い換えると、「どこから」ではなく「どこへ」を問うているのです。

・原因=過去 行動=未来
 →原因(過去)は変えることができない
 →行動(未来)は変えることができる


● 罰の効果は一時的であり、罰する人がいなければ不適切な行動をするでしょう。不適切な行動はしないまでも、積極的に適切な行動をしなくなることもあります。


● 他の人からどう思われているかを気にすると非常に不自由な生き方を強いられることになります。絶えず人に合わせていかなければならないからです。


● 敵がいないということは絶えず人に合わせているということですから、不自由な生き方をしているといわなければなりません。

→昔の自分は、八方美人になりたくて、こういった状況だった。自分の人生なのに人の人生を歩んでいる感じ。周りの目が気になってしょうがない状態。
確かに不自由な生き方だった

●よく思わない人がいるということは、自由に生きていること、自分の生き方を貫いているということ。(そう思う人がいるということは、自由に生きるために支払わなければならない代償と考える)


● わからないと思って付き合うほうが、人はわかり合えるものだと思って付き合うよりはるかに安全でしょう

 わかり合うことはできないのですが、それを前提としてなお「他の人の目で見て、他の人の耳で聞き、他の人の心で感じる」(『個人心理学講義』一八九頁)という意味での「共感」の重要性を説くところがアドラーの真骨頂です。


● 悲観主義でも楽天主義でもなく、ここで私たちが選べる選択肢は、何とかなるかどうかわからないけど、何ともならないと考えることはない、とにかくできることをやろうと思ってできることをする……これが楽観主義です。とりあえず、できることをしてみれば事態は変わるときは変わります。

→とりあえず行動すること!これが大事!どの本にも必ずしも書いてあるな


●深刻であるということと、真剣であるということはまったく別のことです。

→深刻と真剣を一緒に考えていたかもしれない。


 この本を読んで思ったのは

 「考え方を寛容にしよう!」

 「正解も不正解もない、人は人、自分は自分」

 そもそも相手を理解するのは不可能であるとアドラーは考えていた

 まさにその通りだ

 気持ちや思いを察することができても100%理解することはできないと思う

 家族であっても、恋人であっても、子どもであっても

 相手のことを理解できないと割り切って付き合う方が、案外うまくいくのかもしれない


 アドラー心理学は、ホント面白い!!

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