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【二次創作】Alice in N.Y,【ホロライブ】

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明松 麹
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第六話 近道は往々にして恐々

第六話 近道は往々にして恐々

「で、わざわざアメリカまで来たってワケ？」

　宝鐘マリンのやや威圧的な問いかけに、かなたは恐る恐る肯いた。

「波乱万丈、奇々怪々、奇想天外、びっくり仰天、ってね。あ、今の若い子は知らないか」

　マリンは独りごちて、興味深そうにスケッチブックに視線を落とした。
　かなたの話の間に戻ってきていたすいせいも、マリンに手招きをされて、その隣に並ぶ。

「どう思う？」
「わっかんない。すいちゃん、デザ

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安スケッチブックに詰め込んだIdentity

安スケッチブックに詰め込んだIdentity

　天音かなたは、比較的裕福な家庭で、日本のとある地方で育った。幼い頃から人形遊びが好きで、よく両親にねだっていた。

　特に人形を着せ替えるのが好きで、琴線に触れる意匠を目にするにつけ、子供心に心震わせていた。

　その気持ちが明確な形になったのは、小学生の頃だった。この世に服屋という商売があることを知り、将来の夢は服屋さんになることだと言っていた。
　そして中学生にあがり、高校生になったとき、か

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第四話 Marine Marin CO. , Ltd

※本作品は、ホロライブおよびボーカロイド楽曲・動画の二次創作です。
※登場人物に関する解釈違いはご容赦願えると幸いです。

元動画・楽曲様たち

☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆　

　○

「で、拾ってきたワケと」

　宝鐘マリンは、革張りのワークチェアに深々と腰掛けながら、肩を縮こませて震えるかなたをじろりと睥睨したあと、そのまま視線をすいせいへと移した。

「はう、はう、はう……」
「泣いてたから

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第三話 「少年が好きなのであって、ショタコンではない。」

※本作品は、ホロライブおよびボーカロイド楽曲・動画の二次創作です。
※登場人物に関する解釈違いはご容赦願えると幸いです。

https://www.youtube.com/watch?v=Rg5r1k-pZGU&list=RDRg5r1k-pZGU

元動画・楽曲様たち

☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆　

〇

　星街すいせいは、昼下がりのコーヒーショップ、店外に設けられた喫茶スペースで、淹れたての

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第二話 メリトクラシーよりも飯と暮らし

※本作品は、ホロライブおよびボーカロイド楽曲・動画の二次創作です。
※登場人物に関する解釈違いはご容赦願えると幸いです。

元動画・楽曲様たち

☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆　

〇

「あそこのコーンドッグが美味しくってね。それから、あっちの――」

　そらに手を引かれて進んでいくマンハッタンの街並みは、空を突く摩天楼とはうってかわって、平たい屋根の連なる景色であった。

　人通りは多くも、猥雑と

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第一話 白兎を追いかけてニューヨーク摩天楼

※本作品は、ホロライブおよびボーカロイド楽曲・動画の二次創作です。
※登場人物に関する解釈違いはご容赦願えると幸いです。

元動画・楽曲様たち

☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆

　〇

「こ、これがニューヨークマテンロー……っ！」

　天音かなたは、アメリカはニューヨーク、マンハッタンの聳え立つビル群を仰ぎ、ぽっかりと口を開けて驚きの声を漏らした。

「ここが世界のファッショニスタの街かぁ……っとい

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