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【爆速翻訳】Chrome拡張機能Glarity+基本無料LLMでブラウザが過去最強レベルで使いやすくなった件【爆益要約】

この記事ではweb情報収集を超効率化できるChrome拡張機能Glarityの紹介(主に翻訳)と、全員無料で使えるgoogle gemini proやsoftbank/ymobileユーザなら無料で使えるLLMであるperplexityとの組み合わせについても触れます。

どうもーこんにちは、爆乳ピンク髪生意気わからせお姉さんを目当てで始めたソシャゲなのに推しがケモホモ(狼x熊)になりつつあるカガミカミ水鏡です。今日は俺がfurry以外で最近ハマっているChrome拡張機能、Glarityについて紹介します。


Glarityって何? AIパワーでブラウジングそのものが変わる!

Glarityは、ウェブ閲覧を便利にしてくれるchrome拡張機能

例えば:

  • Google検索結果やgithubなどをインページで要約

  • YouTube動画をインページで要約

  • ページ内画像を元にAIと会話(画像内容を説明したり、画像生成AI用プロンプトに起こしたり)

  • インページで文章ごとに翻訳

動画や画像にも対応してるのすごくない!? これ字幕データを読み取って要約したりしてるそう。

また、ひたすら「インページで」を連呼してますが、現在のwebサイトに比較的違和感なく溶け込んだUIが用意されており、最小限のボタンクリックで利用ができるようなUI設計です。この手の拡張機能ってかなり増えたんですが、そこが一番使いやすい点ですね。

ざっくり紹介すると、お使いのchrome系ブラウザにこちらをインストール

するとブラウザ内右横にポッチができます。

で、ページ内容を要約してくれたりします。

youtubeで英語動画見る時なんかも便利ですね。ちなみにbilibiliにも対応してるそうな。

実はLLM(以下より、文章生成系AIのことをこう呼びます)とページを連携させるchrome拡張は、複数のデベロッパーよりリリースされていて、俺も何個か使いました。その中でこのGlarityが、機能性と安心感、どちらも飛び抜けて優秀でしたので、紹介に至ってます。

安心・安全なオープンソース

この手の拡張機能といえば、かなり高い頻度で、かつ外部APIを叩く機能なので、セキュリティ面が気になります。過去に何度かchromeウェブストア経由の拡張機能にバックドアなどが仕込まれるという事件もあり、拡張機能以外でもcomfyワークフロー内にあったりなどありました。

ですが、セキュリティが気になる人も安心してください! Glarityはオープンソースで、GitHubで公開されてます。コードが誰でも見られるってことだから、安全性が高いのね。

日本の会社が開発しているので、日本のウェブサイトにも強い!

さらに安心感があるのは、Glarityは日本の会社が開発している、というところ。だから、日本のウェブサイトにも強い!Yahoo!ニュースやニッケイ、NewsPicksあたりはインサイトで要約ウィンドウが出てきます。

あ、この拡張機能はフリーミアムモデルで、普通に使うと必要最小限の機能ですが、込み入ったことをする場合は同じ会社がリリースしているfelo.aiという月額1,500円以上のプランで使うのがオススメです。複数のLLMサービスを使うことができますよ!

という訳で仕事でもプライベートでも両方使い倒してます。ここまで読むと案件記事っぽいのですがそんなことはなく、ただスゲえぞコレって乗りで書いてます。まあでもね、デベロッパーは日本の会社様ですし、俺もある程度AI界隈チョットワカルみたいな感じですし? もう案件とか頂けるようでしたらぜひ先ほど紹介した有料プランなど紹介させて頂ければと思うんですね?

特にオススメ:翻訳機能がスゴい!

そもそも、俺がGlarityを使い始めた最大の理由は、約8年前からpixivに度々上がっていた繁体中国語のR-18小説(悪堕ち・催眠・触手)を翻訳するためでした(この辺書いてる辺りから案件とかの話は全てかなぐり捨ててる)。実際8年前に俺の小説でひとつだけ、アクセスが中国ドメインから多く来てるのがあって、変に思ったら繁体語翻訳されてたという経験があったんですよね……。

で、どういうところが凄いのかというと……

速さと自然な文脈が両立!

例えばgoogle翻訳はchromeにビルトイン搭載されており、そこから手軽に使えたには使えたのですが、ちょっとこう、変な翻訳になるケースが多かったんですよね。なんですが、Glarityは俺が試したAI翻訳拡張の中でも屈指で高速。しかもかなり自然な仕上がりになっていて、読みやすいです。で、(後述する)LLMと組み合わせるとこんなかんじ。


インライン翻訳で語学勉強にも便利!

また、Glarityは複数の翻訳インターフェースを備えてます。これがどれも非常に使いやすく、カスタマイズも豊富。

俺が主に使っている翻訳は主に2つで、ページ内の翻訳したい箇所をドラッグ選択→ポップアップで出たアイコンから翻訳する方法。さっき紹介した方法ですね。

で、もう一つは、ページ全体の並列表示翻訳。 Chromeビルトインは原文を消して日本語訳だけを表示してしまう為、翻訳がアホだと原文にいちいち切り替えて理解をしていくという、非常にだるい仕様があります。 だけどこちらは原文を維持して、ページ内コンテンツに割り込む形で翻訳文を差し込んでくれるので、非常にわかりやすいです!

特に衝撃を受けたのがゲーム系の翻訳ですね。原神というゲームで、最も攻略情報が分厚いのがkeqingmain.comという英語圏サイトが上記なのですが、原神自体が漢詩的な文言を武器や装備などの固有名詞付オブジェクトに使うことが多く、それを平文で翻訳するとようわからんことになるんですね。なんですが、その辺もかなり近い語彙にて適用してくれるため相当読みやすくなりました。いやまさか「波乱月白経津(はらんげっぱくふつ)」読めるってのは記事書いてる今でも驚いてて、まさしく最近のネット環境を総なめで学習したLLMの実力ですわな……。

もちろん語学習得にもアドですね。快適に使えるからこそ外国語文章を読む機会も増えモチベにも繋がります。……あ、語学習得用に、翻訳した文をボカしてカンニングペーパー的に使うという機能もありましたね。

また俺はこれを使い始めてから、日本語の紹介記事を差し置いて原文ページから概要生成→翻訳読みという癖がつきました。つまり、翻訳者フィルターを外せるというやつですね。

また、生成速度もかなり優秀です(モデルにもよりますが、geminiだとほとんど苦にならない)。元々この会社は別サービスでAI翻訳サービスも展開しており、そのノウハウがUIやプロンプトに凝縮されている印象を受けます。なお翻訳プロンプトはデフォルトのモノからカスタマイズ可能……えっとそのノウハウ知っちゃってええやつなん!?

LLMが選べる! 専用AIモデルの他、ChatGPT/Gemini/OpenAI APIなど選択可能!

前述した通りこのGlarityという拡張機能は謂わゆるフリーミアムサービスであり、デフォルトのAIサービスGlarity(内部でGPT-4o/Claude/Geminiに変更可能)に接続して利用する形です。無料版だと回数制限に引っかかるので月額1,500円のサービス契約がオススメという感じですね。なお価格としては標準的です。

ですがこの拡張機能、なんと自社AIサービス以外にも、自前でChatGPTやGoogle Geminiに登録しているのであれば、設定画面からAPIを指定して変更できます! 更にはOpenAI API対応、つまりOpenAI API互換サービスであれば全て利用可能!

これがめちゃくちゃ便利ってか商売上がったりじゃないの!? (これができる理由については、競合のGoogle拡張機能にも大抵自前モデル変更が可能であることが挙げられます)

という訳で、オススメモデルを3つほど紹介しときます!


Glarity連携先オススメ① : 無料で超絶高機能! Google Gemini Pro

利点:
ほぼ無料
コンテキスト長は無料環境最強の2,000,000
リクエスト回数は60回/分(2025年初頭まで)
回答激速
設定が超簡単
俺の乗用

欠点:
ちょっと登録がめんどい
(もしかしたら2025年以降から)1分制限がGlarity翻訳と相性悪くなる
NSFW系の回答をはぐらかされたりエラー出力される場合がある(だけど比較的ゆるめ)

設定方法

1️⃣Google AI Studioに登録(以下ページがめっちゃ解りやすいです!)

2️⃣Google AI Studioの"Get API Key"ボタンからkey取得

3️⃣Glarity設定に貼り付ける(gemini APIが表示されていない場合は、"+もっと表示"というリンクから)


Glarity連携先オススメ② : SB/Ymobile無料! Perplexity

利点:
ソフトバンク/Ymobileユーザ1年間無料(正確に言うとAPI利用料5ドル/月が無料→最上位モデルで500万トークンまでが無料)
コンテキスト長131,072のllama-3.1-sonar-small-128k-chatが熱い
リクエスト20/分
回答速度まあ実用的

欠点:
孫正義の恩恵に預かれない場合は有料
NSFW系の回答をはぐらかされたりエラー出力される場合がある
llama3.1は日本語回答率が若干下がる

設定方法

1️⃣Perplexityに登録(ソフトバンク/ymobileユーザは専用窓口より

2️⃣Perplexity管理画面からAPI Key取得

3️⃣Glarity設定画面のOpenAI APIに設定情報を入れる


物好き向け : 自前でGPUがあるなら! ローカルLLM on LM Studio

利点:
検閲が存在しないので色々できる(ニチャァ
RTX3060Tiくらいから実用的な翻訳スピードが可能 ※4GBくらいのLLMモデル

欠点:
パソコンとGPU(梅クラス4万円から)が必要
ローカルLLMモデルにおける知識や情報収集能力がある程度必要
速度と頭の良さはLLMモデルとGPUに依存
サポート皆無

設定方法 ※以下でわかる方向け。後は頑張れ

1️⃣GPU利用環境をなんとしてでも確保

2️⃣LM StudioのServerタブから色々設定を拾う(できる人はkoboldcppでも大丈夫)

3️⃣Glarity設定画面のOpenAI APIに設定情報を入れる

とやっておくと、こんな感じで有用に使うことができます!

その他オススメ設定紹介

最後に、雑に俺のおすすめ設定を紹介しときます。

まず一般タブ。トークン節約のために”トリガー”は手動が良いかと思います。

次に”Glarityの有効化無効化”タブ。この辺で適宜調整しておくのもオススメ。インページの要約コマが邪魔に感じたりするんですよね……最近はyoutube切ってたりします

翻訳タブでは、翻訳する”目標言語”は自動ではなく、明示的に日本語とした方が良いです。”翻訳サービス”はLLM-AIエンジンを選択。以下のウェブサイトを翻訳、も色々サイト追加しとくと便利ですね

続けて翻訳設定。”右クリック”は有効が便利(一文だけ翻訳されてない、ということが時々あるため)。”翻訳の改行設定”は常に、が良いです。また”翻訳表示スタイル”は「スマートハイライト」がサイト構成を考えて色使いを整えてくれるため、一番見やすくてオススメです


……という感じで駆け足で紹介しましたが、実際かなり便利に使えるので試してみてください。ここまで書いておいてなんですが、せっかく紹介したよしみというのもあり、Glarityに課金して使ってみようと思います。GPT-4o-miniやclaudeも使えるしね!


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