英トラス首相の支持率7%報道について思うこと

イギリスでリズ・トラスが2022年9月6日に首相となって一か月半が経ち、早くもマスコミが騒いでいる。
先日など、政権支持率が7%となり、議会でも早く辞任するようにとの声が上がっている姿が報道された。

世界中の政府がグローバリストに乗っ取られ、グローバリストが推進する増税に次ぐ増税政策が世界中の政府によって行われている。
そんな中、先日、英トラス首相は減税を発表した。
増税をしなければ政権維持ができないのかと言いたくなるくらい、世界の為政者は「増税教の狂信者」であるにも関わらず、トラス首相は減税を発表した。

正直、筆者はトラス首相がどういう人物なのか、まだ全然わからない。
だが、減税を発表した途端に大手メディアが強烈に批判をし、「支持率わずか7%!不支持率は77%にも上る!」と言うような報道を見て、とても違和感を感じた。
世界中のどの国もコロナ自粛とコロナ不況に続く、エネルギー価格上昇と食料価格上昇を中心としたインフレに苦しんでいる。
イギリスでもその被害は甚大で、国民が今後、凍えて飢えるリスクにさらされているくらいだ。
そんな中、まずは減税することはとても正しい政策だ。
にもかかわらず、これほどまでに低い支持率となるのはとても違和感がある。

「世論はマスコミが作り上げていくんだ」という傲慢が未だにマスコミに渦巻いており、マスコミは報道しない自由と偏向報道の自由を行使している。
そんなマスコミが一斉に「トラス政権の早期解散の危機!」などと報道するのは、よほど「トラス首相をやめさせたい理由があるのか?」と思わざるを得なくなる。

一方でドイツのショルツ政権は英トラス政権に比べてダントツに高い支持率が報道されている。
ドイツでは現在、エネルギー価格が高騰しすぎて、「部屋では暖房をつけずにコートを着て厚着をして過ごしてください」「トイレで水を流すと水道料金がかさむので、小の方であればお風呂でしてシャワーで流してください」と政権与党が言っているくらいだ。
このエネルギー不足および価格高騰という緊急事態で、特に対策も打てずに、このような冗談のようなことを言っている政権が、マスコミによると減税政策を決めた英トラス政権よりも支持されているそうだ。

マスコミは息をするように嘘をつく。
ニュースを見るたびに、マスコミの陰謀が透けて見えるような気がしてならないのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?