あなたは科学技術をどれほど信頼しているか?

このところ、筆者がとても気になっていることが一つある。
あのビル・ゲイツが、「コロナはもう終わる。次は天然痘だ」と言っているのだ。
天然痘と言えば、人類の歴史上、もしかしたら唯一撲滅できた(かもしれない)感染病の一つだ。
それが、「もうすぐ世界的に天然痘が蔓延する」と彼は言うのだ。

そして、前から騒がれている、彼が関わっている遺伝子操作された蚊の研究がある。
下記の記事に最近のニュースがあるので簡単に要約した内容を紹介しよう。
Biotech company to release millions of genetically modified mosquitoes in California – NaturalNews.com

「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(ビル・ゲイツ夫婦の財団)が深くかかわっている遺伝子組み換えの昆虫の開発を専門とするバイオテクノロジー企業のOxitecという企業が最近、蚊のDNAを組み換えることで自然と蚊の数を激減させることに成功したという。

Oxitecはブラジルでは蚊を95%削減することに成功しており、遺伝子組換えされた蚊は人体に影響がないことも確認できたと主張している。
そして現在、この蚊をアメリカのカリフォルニアで大量に放流することをカリフォルニア州農薬規制局(DPR)に申請中だという。

DPRの科学者は公衆衛生や環境に悪影響を及ぼさないかは不明であるとしており、現在調査中とのことである。」

この記事について、どう思われただろうか?
遺伝子というのは複雑で、人間が簡単にコントロールできるものではない。
しかもそれをコントロールしようとして、遺伝子操作した蚊を大量放出しようというのである。
様々な科学技術が環境にどのような影響を与えるかは、何十年も経ってみないとわからないものなのだ。

しかも、そのように遺伝子操作された蚊が予想に反して毒性を持ち、劇的に自然繁殖し始めたらどうするのか。
そのような蚊が大量に繁殖した場合、どのようにして駆除するのか。
もし万が一、悪意の遺伝子組み換え操作がなされていた場合にはどうするのか。

読者にはよく覚えておいてほしいことがある。
それは、人類を最も殺してきたのは、「蚊」なのだ。
現在、蚊によって人が大量に死ぬというような状況にはない。
にもかかわらず、遺伝子操作した蚊を大量に放流するというのは、どういうことが起きるのだろうか。

ビル・ゲイツは「次に蔓延するのは天然痘だ」と言っていることと、この遺伝子操作した蚊を大量に放流することがつながっているようにしか思えない。

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