議論で批判や攻撃/口撃を受けたときの対処法(言論人特別強化講座)

言論の世界は原則、様々な意見を戦わせることでより良い結論を導き出すために存在する。
しかし、世の中で行われている言論は単に、「自分が優れていることを主張したい」だけの為に言論を行っているだけで、他人の意見には聞く耳を持たず、とにかく他人を攻撃しているだけの人もいる。

一見、あなたに意見したり批判をする人がまともな反論をしているように見えても、実は単にあなたを潰したいだけの時もある。
それを見抜けない場合は、ただただ悪意者に人格否定をされただけのようなものであるにも関わらず、受け取った本人は延々と悩み気づ尽き、最悪の場合は言論の口を閉ざしたりしてしまう。

筆者は当時、政治的言論が強烈に左の人たちもたくさんいる大学に通っていた。
北朝鮮による拉致被害者が社会問題になっていたにも関わらず、金王朝による共産主義の素晴らしさを声高に訴える者さえいたほどだ。
そういった人たちと政治的な議論をし、筆者はコテンパンにつぶされてきた過去があり、何度も政治的な言論の世界から足を洗おうと思った。

また筆者は金融業界でいわゆる金融経済研究所と呼ばれるような大手の金融機関のリサーチ部門に長く在籍したことがある。
そこでは様々な金融経済に関する議論が飛び交っていたが、殆どの場合は自分の優位性を示すために他人を潰す発言しかしないような人もたくさんいた。
若くて未熟だった筆者は彼らの格好の餌食にされ、ありとあらゆる主張を潰され、受けたことのない種類の人格否定はないくらい、コテンパンにつぶされてきた。

それでも筆者はつぶれず、逆に、より強くなることができた。

言論には意図がある。
言論には背景がある。
対等な土壌に立っての戦いもあれば、反則的な一方的な攻撃もある。
それらの違いをいかにして見極め、それに対する対処法について今回は解説したい。
興味がある方は是非この続きもご覧いただければ幸いである。

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