足立康史による背乗り中国人スパイ隠蔽工作という犯罪行為を追求する裁判の第四&五回口頭弁論期日

2023年11月7日および2024年1月9日に東京地裁において、深田萌絵さんが原告となり、足立康史を被告として、足立康史の不法行為に対する損害賠償請求訴訟の第四回および第五回口頭弁論期日が行われた。
第一回、第二回、第三回に引き続き、第四回および第五回についても筆者が直接、裁判の傍聴したので、その訴訟の中身を解説する。
この裁判はもともと、中国共産党を全面的に支援する維新の会の政治家である足立康史が、日本人の戸籍を乗っ取って藤井一良という日本人に成りすまして日本の重要軍事技術を盗んだ中国人呉思国の犯罪行為を隠蔽工作を行ったことに端を発する。
深田萌絵さんは「藤井一良と名乗る者は日本人ではなく、日本人の戸籍を乗っ取って日本人という立場を利用して、中国への輸出・提供が禁止されている製品・技術を盗んだ中国人で、名を呉思国という」と事実を指摘し、公表した。
この公表に対して、突然、深田萌絵さんは会ったことも話したこともない国会議員である足立康史がインターネット上の動画やSNSで「深田萌絵はデマを垂れ流している」と主張し、「深田萌絵ちゃんを一回、ここに呼んでシバキ倒そう」と発言し、さらに国会の衆議院において「深田萌絵はデマを垂れ流している」という答弁を行った。
だが、中国人呉思国が中国人であり、日本人ではないということは、呉思国自身が別の裁判において自白しており、裁判所はこれを認定している。
これをもって、足立康史が行った上記行為は中国人スパイをスパイではないとの隠蔽工作を行った上で、深田萌絵さんに名誉棄損行為、侮辱行為、脅迫行為などを行ったということになる。
当裁判は、深田萌絵さんと言う一個人が一個人の足立康史を訴えている裁判で、形式的には個人的な争いごとではあるが、実質的には日本の重要な軍事技術を中国人スパイが盗み出し、それを日本の国会議員たる足立康史が国会議員という地位を濫用して中国共産党の軍事行為を支援している事件が背景となっている。
つまり、この裁判は単なる個人的な争いではなく、日本国全体の安全保障を脅かす中国共産党と日本の国会議員による組織的犯罪にかかわる事件であり、全ての日本人にとって重要な事件なのである。

このような経緯の上で、深田萌絵さんは足立康史を名誉棄損および侮辱による謝罪文の交付と慰謝料を求めている。
第一回口頭弁論期日では、被告側は被告本人も被告弁護人も欠席、第二回口頭弁論期日では、被告弁護人は出席したものの、被告本人は相変わらず姿を見せない上に、全ての原告の主張に対して、一部適当な回答をし、殆どの主張に対しては「知らぬ存ぜぬ」とのみ返答し、裁判長から「ちゃんと回答しなさい」という注意を受けるに至った。
第三回口頭弁論では、原告から出された主張に対して、たった二点のみを反論し、しかもその内容は通常の日本人であれば「ちゃんと日本語を理解できていますか?」と疑わざるを得ないような言い訳を述べるのみとなった。


第四回の口頭弁論では原告と被告の弁論がほぼ出そろったことを確認した上で、次回の口頭弁論で原告のみに対する本人尋問をする運びとなった。

被告の足立康史は自身の本人尋問は行われないこととなった。
なお、本人尋問とは、裁判の争う当事者である原告や被告本人に対する証人尋問のことで、民事訴訟法における専門用語として、原告や被告が対象となる証人尋問のことを本人尋問と呼ばれる。
本人尋問を拒否するということは、質問されては困るからだということで、裁判では圧倒的に不利になる。
たとえ裁判上で不利になったとしても、尋問されたくない、逃げたいという足立康史の姿が透けて見える。


そして、第五回の口頭弁論では予定通り、原告たる深田萌絵さんの本人尋問が行われたので、その尋問内容の概要を以下に記す。

***(本人尋問の本人確認および宣誓後に尋問開始)*******
 ※Qは質問者、Aは尋問の回答者の深田萌絵さんとする
 ※わかりやすくするため、原告や被告という言葉を避けることとする

(原告の深田萌絵さんの弁護士からの質問)

Q:あなたは足立康史さんと面識がありましたか?直接の対話以外にも、講演会で面識があるなどがありましたか?
A:全くありません。一度もお会いしたこともありませんし、ご一緒したこともありません。

Q:足立さんが最初、深田さんに接触があったのは何がきっかけでしょうか?
A:維新の会の橋下徹さんが「戸籍を廃止すべきだ」という記事を書かれたことに対して、私が反論したことがきっかけでした。「戸籍を廃止すべきだ」という意見は、中国人が日本人の戸籍を乗っ取って日本人として犯罪を行うことの問題を取り上げていた私にとって、看過できない重要な問題であったために反論しました。すると、足立康史が突然、「深田萌絵はアホだ。馬鹿だ」と罵ってきました。私のツイッターのつぶやきにも「バカ」などと粘着してくるようになりました。

Q:足立さんは2019年6月10日に文化人放送局の番組で「原告をしばき倒す」と発言したわけですが、深田さんはそう言われる心当たりがありましたか?
A:そのように言われる原因について検討も尽きません。私は戸籍乗っ取り問題についてインターネット上で論評しており、戸籍についても論評していただけだったのですが、それに対して足立は突然、私を「しばき倒す」と言ってきたのです。

Q:足立さんに「しばき倒す」と言われて、どう思いましたか?
A:とても驚きましたし、とても怖かったです。

Q:足立康史さんは乱暴な言葉をウリにしている政治家なのではないでしょうか?
A:そうかもしれませんが、それはパワハラにあたります。足立さんが乱暴な言葉を頻繁に使用されるのは、ウリなのか、単に暴力的な内面を表したものなのかは私にはわかりません。

Q:2021年6月4日の国会答弁が足立さんのYouTubeチャンネルで放送されましたが、あなたはどのようにして知りましたか?
A:その当時、私はアメリカに居て即座に知ることはできませんでした。私のYouTube番組などのフォロワーの方々から連絡を受けて、自分の名前が国会で出されて答弁が行われることに、ただただ驚きました。そのような国会答弁が行われることが信じられず、委員会の大臣に電話して問い合わせもしました。私はただの一般人であるにもかかわらず、突然国会で私を名指ししてデマ呼ばわりされるということは、執筆や論評の仕事をしているため、明らかな名誉棄損行為だと感じました。それに加え、国会という国家権力の場で自分の名を名指しで出されてデマ呼ばわりされるということが、純粋に怖いと感じました。
そもそも、国会答弁で足立さんが国会答弁で擁護したのは、日本人の戸籍を乗っ取った背乗りのFさんなのですが、Fさんは橋下徹を自分の弁護士にすると公言していました。

Q:足立さんは橋下徹から頼まれて、足立さん自身と親しい人の名誉回復の為に国会答弁を利用したということでしょうか?
A:そうだと思います。国会には一回の答弁で5億円から6億円の公費が使用されます。2021年6月4日当時の国会答弁では銃刀法に関する答弁が行われる予定となっていました。ところが、銃刀法の答弁は行われず、原告である深田萌絵を誹謗中傷するための答弁が行われました。加えて、私が言っていないことを、あたかも言っていたかのような答弁を足立康史は行いました。これを見た一般の人は私深田萌絵が嘘つきであるように映る内容でした。

Q:足立さんは国会中継放送後、すぐに自身のYouTubeチャンネルで国会での質疑応答内容を解説する動画をアップロードしているが、そのようなことは可能なのでしょうか?
A:当動画は国会中継放送後、たったの2時間でアップロードされています。動画編集チームが形成されていなければ、国会中継終了後、数時間で動画をアップロードすることは技術的に不可能です。動画に画像を差し込むにはかなりの時間がかかり、さらに編集作業を加えるとなると、2時間で出すのはかなり難しい。

Q:足立さんはYouTubeチャンネルを作成するために国会答弁を行ったと思いますか?
A:はい、そのように思います。出なければ、こんなに早く、このような動画が作成されるはずがありません。

Q:今回の被害を受けて、深田さんはどのように思いましたか?
A:怖いと思いました。まさかこんな嫌がらせを受けるとは思いもしませんでした。自分が言ってもいないことを、言ったことにされてしまった上で、自分がいない場で反論も出来ない状況で一方的な裁判を受けているような感じを受けました。

Q:足立さんの政府委員との答弁はどのようなものでしたか?
A:政府委員の回答に対して、似ているけれども違う返答をわざわざ言うことで、印象操作のような回答を足立康史はしていました。死後婚姻は厳格な手続きが必要ですが、足立はあたかも自由にできるかのような印象を与える答弁を行っていました。政府委員は足立による個別事例の質問に対して「はい」や「いいえ」といった回答は一切しておらず、一般的な話として回答していました。しかし足立は日本人の戸籍を乗っ取った背乗りのFさん個人の話として死後婚姻は可能であるという印象操作をする答弁をしていました。

Q:足立さんの国会答弁は個人攻撃を受けたように感じましたか?
A:そのように感じました。印象操作をされたと感じました。正当な国会答弁をしていたとは感じませんでした。

Q:足立さんに対してどう思いますか?
A:怖いし、しつこいし、気持ち悪いし、生理的嫌悪感を感じますし、不誠実だと感じます。他の女性への暴言を吐いたりする方で、モラルが低い人だと感じています。足立康史を知る知人から聞いた話ですが、彼はよく女性を執拗に攻撃する癖があるとのことでした。

Q:深田さんは自分が女性であったために、足立さんから今回のような攻撃を受けたと感じていますか。
A:女性だから、執拗に攻撃されたんだろうなと感じています。

(以上、原告深田萌絵さんの弁護士による質問)

(以下、被告足立康史の弁護士による反対尋問)
 ※名誉棄損回避のため、藤井治氏をA、背乗りFはAの孫と位置付けた上で
  尋問を行うとの説明があったが、理解を容易にするため、藤井治氏は
  藤井治と表記し、背乗りFこと呉思国はFと表記する

Q:2019年6月10日の文化人放送局の報道特注を見た経緯は?
A:同番組を見た私のフォロワーの方々が知らせてくれたので見た。

Q:番組がアップロードされてからどれくらい後に見たのか?
A:はっきりと覚えていない。何日も開けてはいないので、恐らく、アップロードされてから数日も過ぎていないうちに見たと思う。

Q:フォロワーに番組を見たことは伝えたか?
A:いろんな方から教えてもらったので、個別に返事したかどうかなどは覚えていない。

Q:(特定のツイッターのやり取りを示した上で)この人が教えてくれたのか。
A:この人が教えてくれたから見たのかどうかはわからない。ダイレクトメールやフェイスブックなどで、いろんな人が教えてくれたので、この人かどうかはわからない。

Q:2021年6月4日の国会答弁について、自分の名前が出てきたのを知ったのはいつか?
A:足立康史のツイートを見たフォロワーの方々から教えてもらって知った。

Q:2021年6月4日の国会答弁の質疑要旨をフォロワーから教えてもらい、その質疑用意を見たから知ったのか?
A:はい。

Q:(深田さん自身が送ったツイッターのメッセージを見せながら)「足立康史が深田萌絵を名指しで国会答弁をするそうです」とあなたはツイートしている。これは足立さんが国会答弁を行う45分前にツイートしたのではありませんか?なぜこのようなツイートをしたのですか?
A:確かにこれは私がツイートしました。これから国会という場でこのような酷いことをされるんだと思いながらツイートしました。このような酷いことが行われていることを多くの人に知ってほしいと思ってツイートしました。足立康史という国会議員が国家権力を濫用して、このようなことをおこなっているという事実を多くの人に知ってもらいたかったからです

Q:国会中継をリアルで見ましたか?
A:おぼえていない。

Q:名指しで答弁されて怖いと思ったということだが、リアルタイムで見ていないのか?
A:覚えていない。リアルタイムで堂々と見れるほど気が大きくはない。

Q:では、足立康史のYouTubeチャンネルで見たのか?
A:国会中継も足立康史のYouTubeチャンネルの動画も両方とも見たが、どちらを先に見たか覚えていない。

Q:国会答弁の中では「女性YouTuber」と表現されただけだが、何故あなた自身のことだと思ったのか?
A:自分の事だとすぐに分かった。足立康史自身が事前に「深田萌絵」の事を名指ししていたからだ。

Q:デマというのはどういう意味だと受け取りましたか?
A:嘘という意味だ。

Q:「これ」についてどう思ったのか?
A:どの文脈における「これ」の話なのか、わからない。

Q:(資料をゆび指して)この19ページの3行目にある「これは明らかにデマだ」といったときの「これ」だ。
A:「Fは残留邦人の孫ではないというのはデマだ」という意味で理解した。

Q:藤井治について、足立さんのYouTubeチャンネルはいつアップロードされたのか?
A:それは知りません。

Q:深田さんがWiLLのYouTubeチャンネルで、「Huaweiの闇のネットワーク」というテーマで藤井治さんの家族に入り込んだのが背乗りスパイのFだと語っているが、それは名誉棄損にはならないのか?
A:事実を語っているだけなので、名誉棄損にならないと思う。

Q:何故、名誉棄損とならないと思うのか。刑法230条は成立するが、刑法230条の2で違法性が阻却されると主張するのか?
A:弁護士でもない私にそんな質問をされても困る。

Q:あなたはFをスパイだと言うが、それは警察に相談しましたか?警察はそれを立件しましたか?
裁判長:被告弁護人、時間が過ぎていますので、質問をそこでやめてください。
※筆者注:足立側の弁護士は本人尋問当初から質問の趣旨が不明確な質問ばかりを行っていた。さらに質問の後半では、Fこと呉思国の擁護を始めており、最後の質問は本件とは全く関係ない「スパイとして刑事的に立件されなかったからFはスパイではない」と認めさせるための誘導尋問的な尋問を行っており、本件の争点とは直接関係のない遠い話を始めたために、裁判官が制する形で反対尋問が終了されるに至った。

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第五回の口頭弁論における原告本人尋問は以上である。

これをもって、本件訴訟の弁論や証拠の評価はほぼ終了したと告げられ、約三か月後に判決を言い渡すと裁判長より告げられた。

つまり、本件訴訟はここまでの資料を基にして裁判の判決が出されることになる。
第一回から第五回の全ての裁判を通し、足立康史はほぼ全ての深田萌絵さんの主張に対して反論をしておらず、本人尋問もただただ逃げるに至った。
いろんなところで威勢よくビッグマウスで自信過剰な足立康史の姿は裁判の中で一度も見ることはできなかった。

本件訴訟事件は、日本人の戸籍を乗っ取って数々の犯罪を犯し続ける中国人の事を、国家権力を使って擁護している足立康史の責任を問う裁判である。

日本の重要な軍事技術を中国人スパイが盗み出し、それを日本の国会議員たる足立康史が国会議員という地位を利用して中国共産党の軍事行為を支援している事件が背景となっており、その事実を揺るぎない証拠を用いて暴いた深田萌絵さんのことを突然、国会議員たる足立康史が誹謗中傷し、さらには「しばき倒す」と恫喝し、かつ、国会答弁を通じて「深田萌絵は嘘つきのデマである」と攻撃したことがもととなっている。

本件訴訟事件では結局、被告の足立康史は原告の主張に対してほとんど反論を述べなかった。
唯一、足立康史が行った反論は「『しばき倒す』という言葉の意味は『私の意見はあなたの意見とは違います』という意味です」と答えたのみであり、まるで小学生の下手な言い訳レベルである。

第五回の原告本人尋問についても、一体何を質問したいのか、質問の意図が不明な質問ばかりであり、最後は「Fは戸籍を乗っ取っていません」という、本件訴訟とは関係のない話をしでかす始末であった。
本来、意味不明な質問をしたり、論点があいまいな質問をした場合は、弁護士が口を差し挟んで、「被告側は論点を整理して質問してください」と言ったり、「被告側の質問の意図が不明です。質問の意図を明確にして質問してください」というものである。
原告弁護士は静かに黙って聞いていたが、被告弁護士の愚かな質問を裁判官にそのまま見せることが有利になると思ったのか、被告弁護士の愚かな質問に対して何ら口を挟まなかったことが印象的であった。

どう考えても原告勝訴と思われる裁判の流れであったが、日本の裁判も諸外国と同様、大いに政治的圧力に左右される。
これほど勝敗が明らかな裁判についても、国会議員やその背後にいる中国共産党幹部に有利な判決が出るかどうかに注目したい。

日本の裁判がどれほど公平公正かは、個々の事件の裁判を見ることでしか、わからないからである。



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