新疆ウイグルのウルムチの火災に対する中国共産党の残虐な対応に対する猛抗議が中国全土に波及

2022年11月24日の夜に新疆ウイグル自治区のウルムチ市にある団地で火災が起きた。
その際に、中国共産党はゼロコロナ政策によるロックダウンにより団地の扉が完全に封鎖されていて中の人間が外に逃げられない状況になっていた。
火災となった団地の中にいた人たちは、団地の扉が完全に閉じられていたために、そのまま燃え盛る炎の中、悲鳴や叫び声を上げながら多数の者が死んでいった。
その動画は瞬く間に全世界に拡散されるとともに中国国内でも拡散され、多くの中国人が知ることとなった。
今も動画が残っていると思われるが、非常に悲惨な内容であるため、閲覧するときには注意をされたい。

中国共産党は、火災が起きた同団地で死者が出たのは、「住人の努力不足だ」という謎の説明をし、政府が扉を封鎖していたことは一切認めなかった。
そして、犠牲者などについて発信した者たちは次々と逮捕され、当局によって動画が削除された。

中国共産党による人命を一切無視した政策に対して、中国全土で抗議デモが発生した。
抗議は上海の住民と学生が11月26日の夜に上海のウルムチ大通りに集まり、「中国共産党は退陣しろ!習近平は退陣しろ!」と抗議し、警察と対峙した。
その抗議の声は大学生を中心に中国全土に広がる勢いで波及した。
学生らはウルムチでの犠牲者を悼むとともに、長引く習近平のゼロコロナ政策による不満を爆発させた。

この様子を見て、筆者は真っ先に1989年6月4日の天安門での大虐殺を思い出した。
大虐殺の前日、中国の民主化を求め、中国北京の天安門広場に十万人を超える学生が集まり、平和的な抗議デモをしていた。
そして大虐殺の日の前の夜、学生らが広場で夜を過ごす中、逃げ場をなくすように学生らを柵で囲い、睡眠ガスにより眠らせ、機関銃で皆殺しにした後、戦車やブルドーザーで学生らを文字通り、ミンチ状態にし、それを明け方までに土の下に埋めて大量の死体を隠した。
6月4日の朝には天安門には十万人を超える学生が一斉に姿を消し、天安門広場には人気のない、血だらけの広場の光景が広がっていた。

これが中国共産党による本気の言論弾圧の手段だ。
一切、主義主張の変わらない中国共産党が今回のような全国に広がった学生に対して何をするかについては、予想など簡単なことだ。
アメリカやカナダ、フランス、オーストラリアがやっているのと同じように、抗議デモをする者たちを「国内テロリストである」と断言して軍隊を差し向けて皆殺しにすれば良いだけである。
そして、仮にどこかの国が中国を批判したとしても、中国共産党は言うだろう、「内政干渉である!内政干渉は許されない!」と。

中国共産党にしてみれば、自らの私利私欲のためならば、一夜にして十万人の人間を殺すことなど何ともないことなのだ。
このような極悪非道な集団とうまくやっていこうと思う日本の自民党や公明党の皆様は本当に心が腐っていると言わざるを得ない。

だが、例えば最近のカナダのトルドー首相のやり方を見ていると、本音では「中国共産党のやり方を真似たい!トルドー政権にたてつくカナダのトラック野郎どもをハチの巣にしたいぜ!」と思っているのではないだろうか。
世界中の指導者があからさまな共産主義独裁政治を行い、自国民を平気で人権弾圧している。
人権弾圧レベルが生命に至るか至らないかが中国共産党との違いであるが、現在はそれくらいの違いしかないというのが現実というわけだ。

世界中が民主主義の為に戦っている。
「国民を公然と大量虐殺することさえ躊躇しない」中国共産党が、国中で抗議の声をあげている国民に対してどのような行動を起こし、それを世界中でどのように評価されるのか、今後も目が離せない。

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