災害で被災した地域が発生した時こそ、いつも通り経済を回しながら被災者を全力で応援しよう

日本は自然災害が多い。
近年は不自然なまでに自然災害が多いが、災害によってさまざまな被害にあわれる方々がいる。

災害が発生すると必ず、スポーツ祭を中止しようかとか、様々なイベントの中止をすべきではないかという声が上がる。
災害が起こったことはとても悲しいことだが、様々なイベントを中止して自粛モードに入ると、単純に経済がそれだけ止まってしまい、経済が止まれば止まるほど、いろんなところに対する金回りが悪くなる。

悲惨な災害や事件が発生した時にお金の話をするのは不謹慎だという人が必ずいるが、そういう時こそお金があれば救えるものもあるのである。
悲しい事件が起きた時こそ、自粛などしたりせず、一刻も早い復興を願い、復興のための協力をしながら、普段以上に経済を回すことを強く提案したい。


今回の能登半島地震で皆さんの身近な被災者はどんな方たちがいるだろうか。
それは身近な家族や親族の方かもしれないし、友人かもしれない。
家族・親族・友人・知人に被災者がいない人でも、仕事の取引先に被災した人がいるだろし、自分が普段お世話になっているものを製造している人がいるだろう。

このようなときに必要なのは、損得関係なしに被災して困っている人を支援しようとする人の心だ。
それはお金を支援することであったり、何かの活動を通して支援することもあるだろうし、そういったことも何もできなかったとしても、当たり前に経済活動をすることで支援できることもある。
世界の支配者たちが一番嫌うのは、このような人々の心のつながりであり、金には変えれない価値だ。

世界の支配者たちはとにかく人々の心のつながりを潰すために、核家族を推進したり、SNSを進化させることでリアルでの人々のつながりを減らそうとする。
災害が発生して被災者が出た時こそ、われわれは金では買えない価値観の大切さを思い出し、人と人とのつながりを強くする絶好のチャンスだ。

筆者の身近なところでいえば、能登の酒蔵が被災してしまったことだ。
能登には11の酒蔵があり、そのうち9の酒蔵が全壊してしまったという。

日本酒は日本の豊かできれいな水がなければできず、それに加えて日本人の繊細で実直真面目な仕事人による熟練の技術がなければ作ることは出来ないものであり、世界で唯一、日本人にしかほぼ不可能なものであろう。
日本酒は単なる酒の種類ではなく、全人類にとっての財産というべきであり、日本という自然の恩恵と日本人の真面目で正確な性格の両方が可能にした芸術品である。

筆者は能登にも大好きな酒蔵がたくさんある。
これらの酒蔵には是非とも復活してもらって、再び美味しい日本酒を飲ませていただきたいと、心から強く願うばかりである。



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