「Au オードリー・タン」著・アイリス・チョウ

「Au オードリー・タン」天才IT相 7つの顔 著作・アイリス・チョウ 鄭仲嵐(共著) 出版社・文芸春秋 出版年・2020年11月  複数のオードリー・タンに関する著書を読んだが、この本が一番の衝撃だった。小さいころから「天才」と言われることが、どれだけ人生に無用な壁を作るのか、天才として生育することが、どれだけ困難なのかを示され、「生きること」の多様さをつくづく感じる。楽な人生はない。しかし、タンの生き方とともに、この本は国家、国民の在り方も示している。かの有名な「ひまわり学生運動」のなかで、インターネットの活動(タンも参加)が、どれほど重要だったか、運動が成功裏に終わるために支援していたかを、初めて知った。この本、タンを知ることもだが、台湾の政治状況を知り、日本の政治と比較することもでき、めちゃめちゃ覚醒させられた。韓国に日本が抜かれたとさわがれている現在だが、日本の民度はアジア圏では、最低のような気がする。現内閣、現政治家、これだけ問題多発でも、目覚めない・無力な国民多数。
それでも、地道に自分ができることをしている人々がいるのだけど、マイノリティーだよね~(哀しい)

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