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ココア

25歳を超えた今でも好きな飲み物、ココア
母がピュアココアからココアをつくってくれたことを思い出す。
黄色の小ぶりなミルクパンにピュアココアと同量の砂糖。
森永とバンホーテンでは味が違ってどっちもおいしい。

ココアを美味しく作るコツは、ココアの粉に少量のお湯を入れてよく練ること、スプーンについたものはペロッと舐めてほしい。
歯に残ることもあるから、まぬけ面したくない人は気を付けよう。

電子レンジの加減がうまくいかず、あふれていたこともしばしば。
最近の電子レンジは(当時もたぶんあった)「牛乳」を選べば突沸しない、大丈夫だ。たまに気分を変えてお湯だけにしてみたり、豆乳にしてみたりする。砂糖の日もあればはちみつにすることもあって、毎回同じで違う味。

冬はショウガで牛乳を煮詰めてみたり、シナモンをいれてもおいしい。
あったかいココアを飲むと、肩に入った力がぬけていく。

ふぅー、とため息が出るときもあるけれど
最後にはほっとして
お疲れさん、となる。

ココアが飲める場所が少ないのはなぜだろう。
大雨の日に、偶然雨宿りした先で出てきたら
私はたちまち虜だ。


この間、祖母の家から賞味期限が10年前のバンホーテンの缶が出てきた。
恐る恐る開けると中身はまったく別のもの。
緊張がゆるんだ私、いたずらな笑顔の祖母。
ははーん、知っていたな。



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