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3/28までの独ロックダウン延長と出口に向けた5つのステップ

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。

今日はヴァイスコール(キャベツ)の残りをトマトソースでいただきました。やった…ついに完食。

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インターネットで見つけた一番効率よく消費できるレシピを探したらこうなりました。(笑) 

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美味しゅうございました。


さて今日は今後のコロナ対策をどうするか連邦政府と州政府が協議をする日でした。結果はロックダウンを3/28(確定ではなく予定)まで延長するとのこと。そうか、やはり延長ですか…。

というのもドイツと周辺諸国では変異株が広がっており、チェコのドイツ国境は英国型、フランスのドイツ国境付近では南アフリカ型が広がっています。変異種が拡大中とドイツが認識しており、かつ国境を接している国や地域はチェコ、スロバキア、オーストリア(チロル州)、フランス(モーゼル県)。

さらにドイツ国内では新規感染者のうち英国変異型が46%を占めるまでに上昇しており国境管理を継続しなければならないという判断です。

何をどう制限するのかドイツで重要視される指標は過去 7 日間の人口 10 万人あたりの新規感染者数 これを全独平均、州平均、あるいは200程度に分割された各市郡(Landkreis)で35まで下がれば日常が戻ってくるはずなのですが、60台をウロウロして下げ止まり傾向が続いています。

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Tagesschau https://youtu.be/g4S0lESy4sw

そして高い感染率の地域は300を超えたままです。フランクフルトも77.4でした。


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RKI Covid19 ダッシュボードhttps://experience.arcgis.com/experience/478220a4c454480e823b17327b2bf1d4

これではなかなかロックダウンもやめられないのですが、とにかく経済を止めるなというプレッシャーが強く今回打ち出されたのは過去 7 日間の人口 10 万人あたりの新規感染者数を基準に5ステップに分けて、間に緊急ブレーキのシステムを組み入れながら、段階的緩和をしていきましょうということになりました。

第1ステップはすでに実施されている小学校、幼稚園、理容業の再開

第2ステップ: 本屋、花屋、園芸店の営業

第3ステップ:
住民10万人あたりの新規感染者数が35人以下で安定している場合に小売店、博物館、美術館、動物園、植物園、博物館、屋外での最大10人までの非接触スポーツ、屋外のスポーツ施設でスポーツ可能

あるいは安定的に100程度の指標であれば、営業時間を制限し、買い物の日にちを固定するなどの処置をとれば営業可能

ただし、3日連続で100を超えたときは緊急ブレーキをかけて再びロックダウンになる可能性

第4ステップ: 
第3ステップから14日間、7日間の発生率が悪化していなければ、第4ステップへ。再び感染の発生率に応じて 屋外のレストランや劇場、映画館の再開、非接触の屋内スポーツや接触型の屋外スポーツも再開。7日の発生率が安定的に100を下回っており、コロナ迅速検査の体制が整えば、陰性であれば劇場や映画館に行くことができる。ただし発生率が再び100を超えて上昇する場合には緊急ブレーキがかかりロックダウンルールが適用。

第5ステップ:
7日間の発生率が悪化せず、35以下で2週間安定していれば、最大50名までの屋外でのレクリエーションイベントや、屋内でのコンタクトスポーツなどが再開可能。100人までの安定的な発生率を持つ地域では入店人数の制限しながら予約なしの営業が可能。ショッピングを超えた出店が可能となる。緊急ブレーキのルールは同じ。

以上が5ステップの概要です。前回2月の協議では10万人あたり35を目標にあげましたが、今回は目標はそのままにしつつ100以下で高止まりながら安定している場合に出来ることなど、100という数値を出してやや譲歩した印象、また5段階の営業緩和に具体的な業種が盛り込まれたのが新しい部分。しかしながら、レストランや宿泊施設については触れられておらず、営業再開はまだ遠い状況です。この業界はかなり厳しそう。

さらに注目は学校や劇場、スポーツなどが運営できるようにコロナ迅速検査を国民に週1で無料提供するための準備が進んでいることです。しかしまだまだ課題が多く時間がかかりそうです。州政府が連邦政府の保健相シュパーン大臣に対して具体的計画を早く出せと手厳しく詰め寄っています。ワクチン配布と同じ構図でどちらも問題解決の途上です。

企業には4月末まで、「可能な限りの在宅勤務の推奨」を求めています。

まだまだ厳しい道のりですが、本屋さんが開いたり、花屋さんが開いたりするのをまずは楽しみに待ちたいと思います。(現在小売店でも予約や商品渡しなどで限定ながらお店は開けられるので、街は少しずつ活気を取り戻しているところです)

100越え3日間の緊急ブレーキがかからないよう祈っています。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊




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