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フランクフルトのクリスマスツリー2022🎄マンニと鶏肉のトマト煮込み

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。シルン美術館でシャガール展を観たあとは隣のレーマー広場に出て毎年恒例の旧市庁舎前に飾られるクリスマスツリーを見てきました。今年のツリーにはManni マンニという愛称がつけられています。

今年のツリーはマンニ🎄くんという名前がついています

ManniはManfredマンフレッドという男性の名前の愛称です。アレマン語でman (Mann、人) fridu (Friede, Sicherheit 平和、安全)なので、 „Mann des Friedens“.で平和の男です。今年選ばれた名前の意味は言わずもがなですね…。
平和を祈念いたします🙏特にウクライナ🇺🇦に。

さてフランクフルトでは毎年この場所にクリスマスツリーが飾られるのですが、枝ぶりから何から何までフランクフルト市民があーだこーだ文句を…もとい様々な観点からのご意見を賜わることが風物詩になっております。こちらの動画を見る限りマンニくんは概ね好評のようです。

不評はどんなときに起こるかというと、木の枝ぶりが悪い(見た目が悪い)、枯れて茶色く変色した部分がある、設置時に先端が折れた(2015) 照明の電飾がエネルギーの無駄、LEDはいいが地味すぎる、そもそも論で木を無駄に切るなどです。

しかし今年のマンニくん(70)は如才なく、まず昨年の「グレーテル」33メートルより小ぶり24メートル4.6トンですが、枝ぶりはクリスマスツリーらしくどっしり安定感があるので威厳を保っています。また近年の傾向にならい木は出来るだけ近郊の森から選定、切り出されます。(輸送路短縮と輸送費の削減) 小さい分ライトは少なめ。また照明時間も短縮されて、最大70%エネルギーコスト削減。(今光熱費は倍加ですので) さらにお勤めを終えたら薪になり、人々の足元を暖めます。平和を愛し、平和に愛された男マンフレッドは優等生であります。

この木を切り出した団体はフランクフルト市から得られる収益の一部を寄付すると書かれており、不治の病にかかる人々の心からの願いを叶えるという活動に対して行われるとあり、市民からの寄付も募っていました。

熟慮に熟慮を重ねたマンニくんでした。お披露目セレモニーは今上級市長が諸般の事情(リコール)でいないので数名のコミッショナーが共同で出席したようです。

さて🎄マンニくんも愛でましたのでクリスマスマーケットを散策しながら帰宅しました。もう今週末は第一アドベントです。




警察官の皆さまがパトロールしてくださるおかげで平和な雰囲気が保たれています。


帰宅後、夜は鶏肉のトマト煮込みにしました。豆は戻す時間なく缶詰を利用。


オーブンで1時間ほど煮込み完成です!オレンジとフェンネルを使ったのでいつものパプリカ煮込みとはまた違った味わいです。

ライ麦のしっかりしたパンと一緒に美味しくいただきました。


それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊

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