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第1アドヴェント〜終わりの始まり〜日本維新の物語(XXIV)

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。

今日はマイナス3度まで冷え込む寒い一日。ランニングも耳を覆ってカバーして走りました。今日は第1アドヴェント(待降節)クリスマスまで4回日曜日を数えるカウントダウンが始まりました。🕯️を1本ずつ増やしていきます。

クリスマス直前にはこのようなイメージに。

ところでアドヴェントは第1ですが、おやつはドバイチョコクレッペルを2個食べてしまいました。😂大変満足です。☺️

さて、もぐもぐしながらXを眺めていると日本維新の会の代表選挙結果が流れてきました。世間ではあまり関心がありませんが、私のタイムラインにはアルゴリズムでそればっかり流れてくるんです。(それは自業自得ですけれども。)

大方の予想通り、吉村さんが圧倒的強さで選出されました。

しいての話題は吉村さんが共同代表に前原さんを事実上指名したこと。

代表選の2位が誰であろうと吉村さんは最初から決めていたようです。だから前原さんは選挙中、静かにしていた。(誠) なんだったら松沢さんの推薦人には「知事つながり」の嘉田 由紀子さんが名前を連ねでおられましたが、教育無償化を実現する会つながりで元々前原さんと近い方。今思えば…。色々な思惑や駆け引きがありそう。


足立さんはスジ論として吉村新代表に苦言を呈されています。

現在の党規約では、国会議員団の代表は、あくまでも両院議員総会で決定し、当該国会議員団代表を吉村代表が共同代表に指名できる、となっているため、吉村新代表には国会議員団代表(=共同代表候補)を選ぶ権限がないのです。
つまり、吉村さんが「(党代表と国会議員団代表との)ねじれ」を避けたいというのであれば、(代表選挙中に公約されたように)本日の党大会で党規約を改正してしまうべきだったし、仮に現在の党規約を尊重するのであれば、まずは明日の両院議員総会を見守り、その上で選出された国会議員団代表が共同代表に相応しくないと吉村代表が考えるなら、改めて党大会を招集き、(代表が共同代表を指名できるように)党規約を改正するべきなのです。
そうした党規約が求めている手続きを経ずに、吉村新代表は、示唆だけして、明日の両院議員総会を【無効化】してしまったのです。

足立康史前衆議院議員X投稿より

足立さんは吉村新代表のこの無効化を「ミス」と表現されましたが、私は吉村さんご自身がはらう犠牲の引き換えに示したディールだととらえます

知事であり、大阪維新の代表であり、万博や兵庫維新の不信にともなうあれこれの矢面に立たされて、さらに国政もダメ。追い込また状態で起死回生、馬場さんをおろして選挙に勝つための神輿として担ぎ出されたわけですが、今から遡ること5ヶ月前、国会議員でなく、共同代表だった吉村さんは共同代表権限でできる限界をハッキリと感じたのかなと。

【馬場代表】「ちょっとさっき共同代表が言った中で、こっちが取り間違えてるんやったら言うてほしいんやけど、万博とかIRは別に、自民党のためにやってるんじゃないです。ただ、IRの許可が下りるときもそうであったように、堂々と自民党と真っ向からケンカしても、ただ邪魔されるだけなんで、そこをよく理解しておいていただかんと。何か『大阪から政府に対してモノを言うの当たり前やろ、官邸行けるの当たり前やろ』と、そういう考えを持たれてたら、われわれも立つ瀬ない。そういうことを理解してほしいですね」
【吉村共同代表】「僕はやっぱり方向性としては賛成なんです。賛成なんです。結果としてできないからって何か大きく批判するっていうことではないとは思っているんですけれども。ただやっぱりね、(自民と同じ)船に、政治とカネの問題で乗ってるのは、僕は政策活動費だなというのはちょっと思ってて、ここはもうあの…」【馬場代表】「政策活動費はさっきもう話が終わって、今後の展開どうするか引き取らせてくれって藤田幹事長が言うてるわけね。その話はもう終わり!」【吉村共同代表】「分かりました。ほんならもう…」【馬場代表】「俺が聞いてるのは、俺が聞いてるのは、『万博とかIRは自民党のためにやってる』と共同代表が言うたから、それどういう意味なのかなっていうことを教えてほしい」吉村代表は引き下がろうとするが、馬場代表は追い討ちをかけるようにたたみかける。
【馬場代表】「自民党のためにやってるんと違うやんか。俺が自民党のためにやってると言うたみたいに、捉まえたんかなって思った」
【吉村共同代表】「いや、それはないですよ。自民党のためにやってるわけじゃない。国のためにやってる」
【馬場代表】「じゃあなんで、そんなこと言うの?皆がこっちで協力して、何とかそれがうまいこといくように日々努力してるわけ。大阪のメンバーは大阪のメンバーでみんな努力してくれてる。だから一致団結してやるから、ええ方向にどんどん進んでいってる。自民党とケンカすることと、IRと万博のことと絡めること自体が、ちょっとおかしいと思うよ」
【吉村共同代表】「そうです。だからそれは関係ないということだと思います」
【馬場代表】「それは吉村共同代表が言うた。『自民党のためにやってるんじゃない?』ということ。俺らが自民党のためにやってるかのように誤解されるから、申し上げてるだけ」
【吉村共同代表】「分かりました。それはその通りだと思います。国のためにやってる。なので政策活動費は、是非廃止してもらいたい。廃止すべきだというのが僕の考え方…です」

馬場代表からの「圧」に押されながらも、「政策活動費の廃止論」を最後にもう一度ねじ込んだところで、吉村共同代表の意見表明は終わった。

こういう出来事を経て、もし代表になるならグリップをきかせたいと前原さんに白羽の矢をたてたのではないでしょうか。側近が考えた案かもですが。

だから規約があることは百も承知で、松井一郎代表、馬場伸幸代表がやってきた同じトップダウン手法を行使して、前原さんを実質指名して、馬場・藤田派を牽制したように見えます。そして執行部には若い人をと言い添えて、松沢さんの執行部入りも望まない意向も匂わせる。

だから、代表選2位の松沢さんはまだ戦うとおっしゃっています。戦わなくても冷や飯が待っているのですから当然ですよね。

規約に忠実に特別党員が虚心坦懐に共同代表を選ぶのか、あるいはもの言う神輿にひれ伏すか維新の人事が決まったらわかります。多分後者でしょうけれど。

党外の政治日程に引っ張られながら、日本維新の会も党が今後大きく変わっていくのかなと。


この本を思い出しました。

広大な版図を誇り、平和と安定を享受した五賢帝時代。その掉尾を飾り、「哲人皇帝」としても名高いマルクス・アウレリウスの治世は、配慮と協調を尊んだことで、後世からも高い評価を得てきた。しかし、その彼の時代に、ローマ帝国衰亡への序曲が始まっていたのだとしたら……? 現代にも通じる鋭い洞察に裏打ちされた、一級の指導者論。 ※当電子版は単行本第XI巻(新潮文庫第29、30、31巻)と同じ内容です。

Amazon.jp

維新の物語は続きますが、吉村カードを切り、起死回生なるのか終わりの始まりとなるのか、後日振り返ってこのnoteを読み返したいと思います。

ちなみに、維新や吉村さんがどうも謎という方には石戸諭さんのこちらの記事が参考になります。書籍と合わせて是非。



最後に本日の晩御飯です。スロークッカーを使う「タイ風」ポークフィレの料理ですが、器具はないのでオーブンで作りました。照り焼きソースに、チリ、ライムにピーナッツバターと、フュージョン謎レシピなのですが、味は悪くなさそうに思えたのでトライ。
照り焼きソースはしょうゆ、みりん、日本酒、砂糖で、ピーナッツバターピーナッツにピーナッツオイル少々で作りました。

ピーナッツの殻はよしおさん全面協力でむいてもらいました。


電動でピューレすると段々液状に
思った以上に滑らかなピーナッツバターができて嬉しい

色々して完成です。美味しくいただきました♪



それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊

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